イヤだイヤだ、とうとうこんなことがどんどん起きてくるのだろうか・・・。
ずうっと昔、60代の方なら覚えていると思うけれど、東京の新宿西口駅の広場での出来事を思い出します。
ベトナム戦争反対の動きが若者たちの間で広がっていた頃、広場と呼ばれていた場所で、フォークソングの集まりが毎週あった・・それが或る日を境に開かれなくなった・・その時の警察官達の言葉を思い出す。
「ここは通路です。広場ではありません。通行人の邪魔になります。立ち止まらないでください。通路です!」。「広場なんて言葉をつけないでよ!」と未だにその場所に行くとイヤな気分になる。60代で同じ体験をするなんてとんでもないと思う。いいえ、あれからももっと、もっと、もっと頑張り続けなければいけなかったのですか。自己嫌悪で自分の頭をぶっ飛ばしたくなります。あの頃の警察官達は今もあの時と同じ考えでいるのだろうか。
渋谷もハチ公前
通路になるのだろうか・・。
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田中龍作ジャーナルから
tanakaryusaku.jp/
「警察として認めない」ハチ公前集会を強行扱い 表現の自由危うし
緊急事態法施行の予行演習なのか? 警察が表現の自由の規制を始めた。
きょう午後1時過ぎ、母親たちが渋谷ハチ公前で「反安倍」「反安保」「反TPP」集会の準備を始めたところ、制服警察官約10人が駆けつけてきた。
「通行のじゃまになったら止めますから」「強行ね」・・・班長とおぼしき警察官が居丈高に告げた。
主催者(ママデモ)は道路使用許可を取ろうとしたが、取れる筋のものではなかった。物騒な集会ではない。集会の名称は「元気女子会」。柔らかさを強調するためである。その名の通り、スピーチするのは女性だけだ。
Facebookなどで呼びかけていたこともあり、参加者が次々と集まってきた。予定から30分遅れで集会は始まった。
制服警察官が絶えず外周を回った。「駅から出てくる人の邪魔で すから内側に詰めて下さい。早くやって(詰めさせて)下さいよ」。スタッフに対してヒステリックに声をあげる警察官もいた。
主任格の警察官がスタッフの男性に警察の方針を説明した ―
「勝手にやれる(集会を開ける)という認識を変えてもらわなければ困る。イベントは一切できない・・・強行してやっているということで警告する」。
集会は開かせない、という内容だ。誰もが当たり前のように開いてきたハチ公前での集会は、もう開けなくなるのだろうか。
制服警察官約20人が6~7m後ろに最初から最後まで貼り付いた。いつでも集会を潰せるという威嚇だ。機動隊のカマボコ(隊員輸送用バス)1両も赤いランプを点滅させながら待機した。
約3時間の集会は、警察に威圧されながらも予定通りに終えることができた。主催者の一人は顔をこわばらせて感想を話した―
「なぜ圧力をかけるのか。普通のママが1番怖いのかな?…ここまで押さえつけられた のは初めて。今回は本当に潰されるのかと思った」。
彼女たちは昨年の反安保運動で幾度も修羅場をくぐってきた。制服警察官に取り囲まれることも慣れっこになっていた。その彼女たちが「きょうは心が折れそうになった」とまで言うのだ。
集会の終盤、警察がスタッフに通告した。「これからも同じ態勢で警備を敷くからね。警察として認めない(許可しない)。黙認もしない」。
警察の方針転換は衝撃的だった。憲法9条を勝手に破棄した安倍政権の下、21条で保証された「表現の自由」もなくなるのだろうか。
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