某MLから届いたメールを転載させていただきます。
1月13日に行われる20ミリ撤回訴訟の第2回口頭弁論が東京地裁で開かれます。その前に経産省前での抗議活動も行われるお知らせです。
南相馬の人々に、福島に、そして日本中の人々に希望と力を与えていただきたく思います。
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年20ミリSv撤回訴訟から御礼とお願いです。
皆さまへ
大変お世話になっております。
1月13日(水)に20ミリ撤回訴訟の第2回口頭弁論について、年末年始のお忙しいところ、また、短い期間にも関わらずメールをお読みいただいた皆さま、ご署名くださった皆さまに、Hsinkと南相馬・避難勧奨地域の会から心より感謝を申し上げます。
ありがとうございました。
署名は、たったの数日で1103名もの方がご意見を添えて提出してくださいました。
本日、弁護団、原告団の署名や意見陳述とともに裁判所に提出します。
今まで、個人の補償を求める集団訴訟で、被告(東電や国)から意見陳述をやめる
との話はありました。
その都度、裁判支援の会が署名や裁判当日のアピール行動で、撤回を認めさせていることはご存じのことと思います。
が、今回は、裁判所から弁護士にその話が出ました。
南相馬のこの地区は、解除から1年経過しましたが、帰還した住民は、ほぼいない状況です。
原告たちの住所は、南相馬の中でも山ひとつ超えれば福一や警戒区域です。
国は川の除染はせず、森林の除染はあきらめたと言っています。
プルトニウムも検出されています。
どうしてそんなところに住めると言えるのでしょうか…。
どうしてそんなところで作物を作れるのでしょうか…。
そもそもがμSvという空間線量率では、汚染はわからないのです。
同じ地域なのに、避難勧奨を受けなかった世帯も多くあります。
原告たちは、この環境下でどう生活が壊されたか、被害の実態を語るつもりでおりました。
本当の福島を一人でも多くの方に伝えるためです。
この訴訟には、原告は500名以上います。高齢者ばかりです。それでも、自分たちの賠償ではなく、20ミリは高すぎる!との行政裁判に挑んでいます。
これを日本や世界の実績とさせてはいけないとの考えで、孫や子どもたちを守らねばならないと勇気を出して原告になってくださいました。
前回の第1回の口頭弁論では、30名以上も、5時間以上の時間をかけて上京して裁判所に入ってくれました。
それでも、バスに乗れなかったと言う人もいたそうです。
往復10時間。観光などする時間も全くないのに、です。
でも、普通に生活をしていたら、裁判なんて経験することはほぼありません。
ましてや、のどかな田舎でのんびりと暮らしてきた高齢者ですから、裁判所から黙っ
ていなさいと言われれば心細い想いになります。
Sさんは、まるで自分のじっちゃん、ばっちゃんの様に気持ちをよく理解していて、 裁判の間、たったひとりでも、外で応援コールをする、応援する人がいることを示して、気持ちを支えるつもりです。
第1回の口頭弁論では、傍聴希望者が150名も来てくださったので、傍聴抽選に漏れたひとりくらいは一緒に声を出してくれる人がいるはずだと、その意思を曲げません。(傍聴席は100名程度で、抽選モレの方は傍聴ができません)
もし、もし、この日に可能でしたら、皆さまも裁判に来ていただけますととてもありが たく思います。
せめてこの日だけでも、傍聴希望者が多ければ裁判官は世間の関心を気にします。
当日は、裁判所の中で応援してくださっても構いません。
都会に来て不安に思っている原告たちを勇気づけていただけたらと思います。
どうかお力を貸してくださいますと、本当にありがたく思います。
どなたかお誘いくださったら、とてもとてもありがたいです。
年始早々に面倒なお願いのこんなメールをすみません。
裁判は下記の通りに進行します。
日時: 2016 年 1月 13 日(水)
・経産省前抗議 12:30~12:50 経済産業省本館前
・東京地裁前応援 13:00~13:30 東京地方裁判所前
・第二回口頭弁論 14:00~ 東京地方裁判所 103号法廷
・報告集会 15:30~ 参議院員会館 (予定)
※傍聴券が必要となりますので、配布締め切13:30までにお越しください。なお、希望者多数の場合、抽選となることがあります。
ご出席をご予定いただけますと幸いです。
原告の皆さんは、この裁判を通じて、原発の避難のあり方と放射能からの避難の権利を訴えています。
南相馬市、福島県のみの問題と捉えておりません。
また、第1回口頭弁論には、原告が30名以上が上京して裁判に出席しました。
13日も早朝に南相馬を出発し、経産省前アピールから参加する予定です。
ご検討をどうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m
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