最初は小学生高学年の女の子でした。
デモの中に入ったり、道を歩いてチラシを配ったりしていたら、道で二人の女の子が
「あの怖い人達はなぁに?」と聞いてきました。「エッ!」とびっくりしたのですが、
よく聞くと、デモの後に警察の車が続き、その後になんと説明すれば良いか分からない
拡声器でヘイトスピーチをする車が経産省前テントに抗議する為に?続いていたのですが、
その車の人達の事だったのです。
小学生の女の子二人は聞こえてくる言葉の意味が分からず、ただ怖かったのだそうです。
私達のデモではない事にホッとしたと同時に、感受性のある子ども達にはウソをつけないと
思いました。
やはり道を歩いていると日本人ではない二人が首を傾げていたので、バッジプロジェクトの
チラシのアルファベットで書いた面に小さく英語を付け加えたので、見せながら渡しました。
直ぐに「あれは何しているんだ?」と聞くので、デモの内容、福島の問題を伝えました。
日本語で言い、日本文字でプラカードだとまるっきり分からないのだと気づきました。
1人は福島の現状について情報も入らず既に解決済みと思っていた事を言いました。
そしてもう1人はチェルノブイリの事故が起きた際にトルコ政府は人々に屋外に出ないように
と何度も注意が出た時の体験話をしてくれました。
この二人からは激励の言葉を戴きました。
公園でデモが解散した後に顔見知りの人と話をしていたら、今度は中学2年という女の子が
オズオズと「原発の事、どう思っているのか考えを聞かせてください」と訊ねてきたのです。
学校の宿題で作文を書かなければいけないのだそうで、どうしようかと思っていた処に
私達がいたからです。
顔見知りの人は原発事故の怖さを伝え、私は福島の今の悲しい現実を伝えました。
そこにやはり顔見知りのオーストラリア人が通ったので、呼び止めました。
その人は原子力発電所から放射能はいつでも出ていて、健康に悪いと伝えてくれました。
きっと私達の思い、考えは伝わったと思います。訊ねてくれた事、嬉しいです。
何処でどんな出会いがあるか分かりません。
今日は子ども達、外国人の方達に気づかせてもらった良い日となりました。
今度からもう少し余裕を持ってデモに参加しようと思います。
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