福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。
9月23日、代々木公園で開催された「さようなら原発・さようなら戦争」集会に福島の仲間と一緒に参加しました。
その時に遇ったある人との会話を福島の仲間から後日短いメールで送られてきました。よっぽど心の中に苦しさが渦巻いていたのだなと思います。
「きれいな食べ物」と書いてあるのが私は辛いです。
福島に住んでいる人間にとっては、毎日の食べ物が常に葛藤の材料になります。空気を吸うこと、食べることは生きていく為にどうしても避けられません。自然いっぱいで食べ物も豊富、無農薬無肥料で自分達の食べ物を作っていたのが、原発の爆発により断念せざるを得なかった仲間。「人様に安全を確保できない野菜やお米を渡す事は出来ない」と言い続け、田んぼはコスモスの花園になりました。
生きるのに必要な空気と食べ物の両方とも汚染されて、原発をイヤだと言い、それでもそこに住んでいる人々への思いに心を馳せていただきたい。私たちは原発の再稼働で日本中、何処でも誰でも同じ立場に何時なるかもしれないことを想像することが出来ないほどに精神は堕落してしまったのでしょうか?「明日は我が身」です。
私事ですが、私の連れ合いは以前は原発賛成派でいつもそれが喧嘩の原因でした。その彼が原発が爆発した時に、「今まで悪かった。君の言っていたことは本当だった。」と涙を流しました。どちらかというと原発推進の国に生まれ、強い意志を持った(頑固ってこと!)彼、泣くのを見たことがありません。外国人で日本語も不自由であまり情報もない中、瞬時に事の重大さを理解するだけの力、心がありました。今は良き理解者です。
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昨日は由美さんと代々木公園でのさよなら原発の集会に行きました。
二人でチラシ配りをしていると、チラシを受け取った人が「原発反対のチラシなの?」と私に話しかけてきました。
彼は原発賛成だといい、原発による雇用の拡大、経済効果を強調していました。
原発賛成だと言う人はいつもお金の話です。そのお金できれいな食べ物を買うのでしょうか?
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