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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

谷岡議員と安倍総理「子ども被災者支援法の討論」 拡散希望

郡山市の池田雅之さんの投稿を転載します。
長いのですが・・・引き込まれます。読んでいただけたら嬉しいです。

平成25年2月19日
参議院予算委員会で、

谷岡郁子議員が、

安倍総理や、

森大臣に

「子ども被災者支援法」について質問をした
動画を見ました。
http://www.youtube.com/watch?v=gRu0d6849ac

福島の子どもたちのために、
こんな風に、粘り強く戦って下さっている、
議員さんがいる・・・
そのことが、
(ふくしま集団疎開裁判を仙台高栽が却下した会見を聞き)
気持ちが凹み、「福島を生きる」悔しさを感じていた自分に、
大きな

「勇気」

と、

「希望」

を与えてくれました、

(一部)書きおこしをしてみたので、
よかったら読んでみて下さい。



21‘00“
谷岡郁子議員

(復興特別会計は)岩手県4933億円に対し、
宮城県は9221億円。
福島県は2242億円。
これ計5回払われているんですが、
常に福島はものすごく少ないんです。

そして今の福島に使われている除染等、
これは東電に求償するお金です。
国の主導によって行なわれた原発の推進、
これによって被害を受けた人々に、
実は国はあまりお金を出していない。

なぜならば本来この修復すべき所が汚れてしまい、
手がつかなくないからなんです。

そして、人々はいつまでたっても立ち上がれないという状況が、ございます。

だから私たちは、子ども被災者支援法というものを作りました。

で、森まさ子さんが参院で趣旨説明をし、
私が衆院でやるという形で、
いわばあの、お父さん、お母さん、どっちかわからないんですけれども、
父と母をやってまいりました。

で、森まさ子大臣どうですか?
この質疑が行われた時に、子ども被災者支援法でですね、

何ミリを目指すべきだということで
おっしゃいましたですか?

この特定地域について。


22‘21“
森まさ子大臣

担当大臣は復興大臣でございますが、
私は発議者、筆頭発議者という立場と、
子供担当大臣でございますので、
ご答弁させていただきたいと思いますけれども、

この法律は谷岡議員が原案をお書きになった、被災者支援法。

それから私が原案を書いた子ども救済法。

その他、阿部知子衆議院議員。
川田龍平議員などの案も含めて、
それを取りまとめた法律でございます。

ですので、それぞれの子どもの部分と、
被災者支援の部分とで、
多少性格の違う部分もあると私は思っております。

谷岡議員がですね、今、
支援地域を何ミリシーベルト以上かと、
目標にしているかというご質問がございました。

この点については、私はですね、
様々な目標があったろうという風に思っております。

谷岡議員が今日配布している資料の中の、
子ども被災者支援法とはという資料があったかと思いますが、
そこに書いてあります通り、

個別の政策ごとに、
きめ細やかな救済策を生じていく、
ということだと思います。

例えば、8条にある、
食品の安全ということであれば、
これは全国に行くわけですから、
何ミリシーベルトということでは切れないということが、
国会の議論の中であったろうと思います。

私はこの何ミリシーベルトという議論で、
基本方針が止まっているとことによって、
法のそもそもの目的である、

子供を救済する、

被災者を支援するという具体的施策が、

遅れることは本末転倒であろうと思っております。

補正予算の中では、私の所管している分野において、
厚生労働担当大臣と相談して、
安心子供基金を積み増しまして、
その中で、屋内遊戯施設等に、使えるようにしております。


24’30“
谷岡郁子議員

私が覚えている限りでは、
当時私が与党で、
今のような抑制的な、
何ミリとは言えないんじゃないかという答弁をしておりまして、

実は森議員は、1ミリにすべきだと、

ハッキリとおっしゃったんですね。

で、私たちは数年かけて1ミリにするようにしようじゃないかと、
言うことを申し上げました。
年次的な計画でもいいんじゃないか?

でこれは史上初めて、
全党会派が、共同提出をした法律で、
そして、全党の支持で、
安倍総理も含めて、
ご賛同頂いて通った法律でございます。

そして、これについてはですね、
本当に両方向について支援をしようということが、
後で法律読んで頂きたいんですけれども、
趣旨なんですね。

戻ることができる様にもしよう。
でも、人間には恐怖からの自由というものもありますから、
本当に不安な方は、出る選択をして頂いても、
ちゃんと支援しようじゃないかと。

双方向でなければならないと。

あのソ連ですら、
あの人権主義的でなかったソ連ですら、
25年前に起こったあのチェルノブイリ事故において、
1ミリ~5ミリの所については、
選択的な移住を認めるということをやって、
それに対して就労や住居などの支援をいたしました。

総理、今本当に困っている人々、
この方々のアパート代や、
逃げた方々のアパート代であるとか、
高速代であるとか、
ほんの小さな事を、
本当に多くの母親たち、子供達は望んでおります。

しかしながら今回そういう予算ははついておりません。

先ほど申しましたように、
復興特別会計には6000億円の予備費がついております。

どうか、こういう方々につけてあげていただけないでしょうか?
お願いでございます。

26‘20“
安倍内閣総理大臣

私も内閣就任後、
福島を訪問いたしまして、
故郷から離れて困難な生活の中で、
いつ帰れるかどうか?不安な中で生活をしている方達。

またあるいは、お子さんを抱えてですね、
お子さんの健康を本当に心配しているご両親とお話をしてですね、

1日も早く、元の生活に戻れるような、
道筋を示さなければならないと、
こう、決意を新たにしたわけでございますが、

今谷岡議員がご指摘をされたような点も含めましてですね、
復興大臣とよく相談しながら、
被災者の立場に立って、
この財源を支出してゆきたいと、このように考えております。


27‘10“
谷岡郁子議員

長いトンネルの中にいるような気がしたんですけれども、
今の総理のお言葉で希望の光が見えたような気がしました。

で、パネルを出して下さい。

今日最後にお見せしたいこの資料というのは、
これ総理の方にも見えるようにして頂きたいんですが、
チェルノブイリでどうなってきたか?ということにおいての、
これは甲状腺ガンという問題なんです。

2年目でぽこんとあがっているのは、
思春期の人達なんです。
で、今回新たにガンが見つかった2人と、
怪しい7人。
この人たちの平均年齢は実は17才になります。

(チェルノブイリでは)小さい子どもたちよりも先に、
2年目に、実は15歳から18歳が出て、
そのあと急激に、子供やそして思春期の子供たちが、なっていった。

で我々は、やはり安心サイドに立つべきではなく、
その事に対する親たちの不安ということを考えれば、
当然、外に出ようとする人たちの支援をすること、

一時的にであってもですよ、
また帰る時にでも支援すればいいわけですから、

その事考えなければいけないと思うのですが、
総理いかがお考えになるでしょうか?


28‘20“
安倍内閣総理大臣

こうした健康管理に関する支援についてはですね、
安倍政権においてもですね、
いわば政府をあげてですね、
支援をしていかなければならないと、
このように考えております。

様々な体制をしっかり組んでおくという、
人的な支援を集中してゆく、
あるいは整えてゆくということも含めて、
こうした不安に対応してゆくという風にしたいと思います。


28‘50“
谷岡郁子議員

恐ろしいのはヨウ素だけではありません。
また甲状腺に限りましても、ガンだけではありません。
様々な機能障害があります。

そしてそれはホルモンですから発達と大いに関係があります。
そしてそれは血液検査をしなければ実は見つかりません。

ところが今は、血液検査がなされておりません。

これに対しても改善して頂けないでしょうか?

総理いかがでしょうか?


29‘20“
田村厚生労働省大臣

ちょっと検討させて下さい。


29‘40“
谷岡郁子議員

はい。是非前向きに検討して頂きたいんです。

今までほとんど福島県に丸投げされていた。

しかし所得税は国民から直接とっております。

そして本当に国民を守るためには、
場合によっては国が直接に支援する必要性があろうかと思います。

総理、最後にその事をお約束いただけないでしょうか?


30‘00“
安倍内閣総理大臣

子どもたちの健康をですね
守っていくのが国の責任であるということは
申し上げておきたいと思います。


30‘10“
谷岡郁子議員

ありがとうございました。終わります。
(多くの議員より拍手)


(書き起こし終わり)


自分は今、福祉現場で働いていますが、
谷岡議員の質問を聞いていたら、
尊敬する先輩の社会福祉士から教えてもらった、
こんな言葉を思い出しました。


「逆説の10カ条」
ケント・M・キース。


1.
人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。

それでもなお、人を愛しなさい。


2.
何か良いことをすれば、
隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。

それでもなお、良いことをしなさい。


3.
成功すれば、うその友達と本物の敵を得ることになる。

それでもなお、成功しなさい。


4.
今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。

それでもなお、良いことをしなさい。


5.
正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。

それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。


6.
最大の考えをもった最も大きな男女は、
最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落とされるかもしれない。

それでもなお、大きな考えを持ちなさい。


7.
人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていない。

それでもなお、弱者のために戦いなさい。


8.
何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。

それでもなお、築きあげなさい。


9.
人が本当に助けを必要としていても、
実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。

それでもなお、人を助けなさい。


10.
世界のために最善を尽くしても、
そんも見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。

それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。


翻訳(大内博)




自分も、
谷岡議員のように

福島を生きる人々に、
勇気や希望を感じてもらえるような取り組みを、してみたいと思いました。


今、自分にできること一つ一つ・・・

それでもなお、

最善を尽くしていきたいと思います。




谷岡議員ふくしま集団疎開裁判の関係者の皆さん、いつも本当にありがとうございます
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