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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

3月27日金曜日 福島からのメッセージ 

先日、県の公務員宿舎に住んでいる人がなにげなく仰った「3月11日に宿舎から母親と子供達は全員県外に避難した。私は遅れて3月13日に避難した。今この宿舎に子供がいる家族は一組みだけ。殆ど全員単身赴任」。
そうだったのか・・・どこまで本当の話か知らないけれど、県公務員の家族は11日の地震が起こったその日のうちに避難され・・・・まだ戻っていない人が多い・・・。
福島第一原子力発電所から福島市の県庁まで直線距離で62kmです。
*参照
2011年3月11日19時03分:原子力緊急事態宣言の発令を発表、
20時50分:1号機の半径2kmの住民1,864人に避難指示。
21時23分:1号機の半径3km以内の住民に避難命令、
半径3kmから10km圏内の住民に対し「屋内退避」の指示。
3月12日18:25 :20km圏内住民に避難指示
3月25日11:30 :20 - 30km圏内住民に自主避難促進

原発事故当初、福島県民には配られなかった安定ヨウ素剤が、福島医大の医師や関係者にのみ、極秘で配られていたというフライデーの記事を元にした福島在住の方のレポートを昨年2月頃に転載させていただきましたが、「つかれねえ わけ ねえべしさ」「飼い猫が家に戻った時にウエットテイッシュで拭く・・・」・・・・・・福島の人々の心を共有し、他者に思いを馳せる力が私達には無くなりつつあるのかもしれません。
でも、県の職員さん達が懸命に福島県民の為に昼夜問わず頑張ってくれているのには、とても感謝しています。私の若い知り合いもものすごく働いています。周りのどの方に聞いても「頑張ってくれている、ありがとう」の声をたくさん聴いています。なんででしょう、涙が出てきます。
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3月27日の金曜日の官邸前抗議行動で福島二本松市関久雄さんの詩を読ませていただきました。

●詩の投稿「 つかれねえ わけ ねえべしさ 」
先日、仙台市で国際防災会議があり、安部首相が福島原発に一言、触れただけで何のコメントも無かったと聞きました。会議自体は何年も前から決まっていたことなのでしょうが、開催国、日本にとっては東日本大震災から4年が過ぎ、緊急事態から次の復興、自立の段階に入っていると宣言したかったのでしょう。しかし、福島原発事故(事件)で私たちは避難の権利も認められないまま留め置かれ、被ばくさせられたままです。

2年前、福島市で「東日本大震災」のレビュー(振り返り)会議が開かれました。震災から3年が過ぎ、次の段階に移行するための区切りの振り返り会議でした。しかし、原発事故の福島は何も状況は変わらず、悩ましいことに市民運動の中の対立もあり、こんな時だからこそ第3者の視点を持つ中間支援センターがいるのですが、実際は福島から事務所を引き揚げたNGOもありました。詩は、その時の会議の中でのやり取りをもとに書いたものです。

<つかれてねえわけ ねえべしさ>
つかれねえわけ ねえべしさ   
支援センター やってんだべ
なんで そったらごども わからねえのさ

福島のひと ヒヘイしきってんだよ と 言ったら 
どうしてですかって 聞かれたもんだから

おとなりさん せんたくもの 外さ 干してっから
気にしてねえんだなって 放射能の話 しねえようにする
地元の白菜 もらった  
ベクれてねえべかと 食わねえけんど  
食わねば 食わねで 気がねする

うちのネコ 外から 帰るたんび  
ウエットティッシュで ふくんだよ
セシウム 持ち込むからない だども
出さねえ ようには できねべ    
殺す わけにも いかねえべ

食う 食わね 出る 出ねえ
イヤなら アメリカでも どこでも   
出ていけば いいじゃねえかって
ケンカになったり それが フクシマ  
つかれねえ わけ ねえべしさ

おめさん 支援センター やってんだべ
そったらごども わかんねえのかって 思ったのさ
いや もうしわけね    
外から 応援に 来たひとさ こんな もの言いしてな
ゆるして くんなしょ
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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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