福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

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福島県の「桃」の放射性物質について

興味深いので、転載させていただきます。

福島県は、平成25年3月28日。
今年度の4月~6月までの3カ月間の、
「食品放射性物質検査」の
「検査計画」
について発表しました。


参照:
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/saisyukijun.pdf

一読してまず気になったのが、
福島県の主力産品の「桃」が、
「収穫前検査」の対象から外されてしまう、
ということだったので、
今回は「福島県の桃」について、書いてみたいと思います。
福島県では
「桃」
の放射性セシウム検査を、

昨年(平成24年度)は、

218点

(地域:県内全域)
(期間:平成24年5月~9月)

行ない、うち、

52点(全体の24%)

から、

2.45~31.01Bq/kg

の検出の報告がありました。


参照:http://www.new-fukushima.jp/monitoring/


数値の内訳をみると、

0~10Bq/kg 43点(83%)

10~20Bq/kg 7点(13%)

20~40Bq/kg 2点(4%)

となっています。



検出下限値以下の「桃」は、

166点(76%)

で、検出下限値は、

<Ge5.3~16.7Bq/kg以下

でした。

(※うち、96%が<Ge10Bq/kg以下)



地域別のデーターをみると、

中通り地方 192点
会津地方  22点
浜通り地方 4点

の検査が行われており、
会津地方と浜通り地方の桃は、全て検出下限値以下でした。



比較参考までに、市民放射能測定所で、
昨年度行われた「桃」の検査結果を見てみると、

市民放射能測定所では、昨年(平成24年度)、

13点

(中通り地方)

の、「桃」の検査が行なわれ、うち

11点より、

5.67~18.57Bq/kg

の検出の報告がありました。


数値の内訳をみると、

0~10Bq/kg 6点(60%)

10~20Bq/kg 4点(40%)

20~40Bq/kg 0点(0%)

となっています。


福島県の検査結果と、市民放射能測定所の結果を比較してみると、
放射性セシウムの検出頻度は、

福島県 24%

市民放射能測定所 85%

と、市民放射能測定所の検出頻度の方が高くなっています。


また、20Bq/kg以上の検出頻度は、

福島県 4%

市民放射能測定所 0%

と、ほぼ同じ値になっています。

参照:http://www.crms-jpn.com/mrdatafoodcat/food_fruits.html


さて、次に、こうした結果を受けて、
福島県の今年度の「桃」の検査計画がどうなったのかを
見てゆきたいと思います。


昨年度まで「桃」は、、

「収穫前」

の検査と、

「出荷前」

の放射性セシウムの検査が行われていました。



しかし、今年度(平成25年度)は、

「収穫前」検査は行なわれないことになり、

「出荷前」検査のみ行なうこととなりました。



その理由は少し複雑ですが、
食材の放射性物質のモニタリング計画が、
どのような考えのもとに策定されているかがわかりますので、
少し説明させて下さい。

福島県では、昨年度(平成24年度)、

果実の「収穫前」

の検査対象を。

「前年の検査で100Bq/kg超が検出された品目」

としていました。



今年度は、その基準をより厳格化し、

「前年の検査で

50Bq/kg超

が検出された品目」

と、基準を厳しくしました。

その「50Bq/kg超」という基準をもとに、
今年度(平成25年度)の「収穫前」のモニタリング計画を立てたために、
昨年度、全ての検体で50 Bq/kgを下回った「桃」は、
今年度は、「収穫前」の検査対象から外されることとなりました。

ただし、全く「桃」の検査が行われなくなる訳ではなく、

「出荷前」

の検査は、引き続き行なわれます。



今回、「収穫前」の放射性セシウム検査の対象外となったのは、「桃」だけでなく、

本県主力産品の、「ブドウ」が外れたほか、

チンゲンサイ、
カブ、
ハタケワサビ、
ハワサビ、
ラッキョウ、
オヤマボクチ、
ビワ、
イチジク、
ザクロ、
カリン、
ポポー

が「収穫前検査」の対象外となりました。

一方で、基準が50Bq/kg超と厳格化された事で、

昨年度は対象外だった、

ホウレンソウ、
コマツナなどの
13品目が、
新たに「収穫前検査」の対象品目に
加えられることとなりました。


また会津地方の野菜・果実に関しては、
昨年4月~11月の出荷前検査で、

会津産の

野菜1049点(98.7%)

果実は240点(93.8%)が

検出限界値未満

だったことから、
今年度は会津地方の野菜・果実に関しては、
「収穫前検査」は取りやめ、
「出荷前検査」のみとすることとなりました。



こうしたモニタリング計画の変更は、
「野菜・果実」だけでなく、
水産物や山菜など、様々な食材で、行われており、
具体的な測定点数は、(昨年度と比べ)以下のように増減します。



平成25年度の4月~6月の測定計画


(昨年度に比べ)

野菜類は

1090点マイナス

(2900点(昨年度)
→1810点(今年度))



果実類は

25点プラス

(275点(昨年度)
→300点(今年度))



原乳類は

26点マイナス

(130点(昨年度)
→104点(今年度))



肉類は

116点マイナス

(2320点(昨年度)
→2204点(今年度))



鶏卵は

54点マイナス

(90点(昨年度)
→36点(今年度))



はちみつは

48点プラス

(0点(昨年度)
→48点(今年度))



飼料作物は

800点プラス

(600点(昨年度)
→1400点(今年度))



きのこ・山菜類

1740点プラス

(600点(昨年度)
→2340点(今年度))



水産物

900点プラス

(1440点(昨年度)
→2340点(今年度))


となっています。



今回福島県が、「収穫前」の検査対象を、
「前年度100 Bq/kg超」から
「前年度50 Bq/kg超」に基準を引き上げ、
厳格化したことは(一定程度)評価できると思いますが、

福島県の主力産品である「桃」は、
残念なことに「収穫前」の検査対象から外れてしまいました。

一市民として思うのは、
まだ3.11の事故から

770日

しか、経っていないのですから、

50~100Bq/kg以下だったから安全だと、
「桃」の検体数を減らすのではなく、

むしろ検体数を増やし、
市民に「判断する材料」を、与え続ける。


そうした、情報公開の姿勢をとることこそ、
(不安を感じている市民にとって)
何より重要になるのではないかと思います。

もし(「収穫前」の検査対象基準を)
「前年度25 Bq/kg超」に引き上げていれば、

「桃」が「収穫前」の検査対象からはずれることはありませんでした。

福島県には、より、市民の感覚に立った、
基準作りをお願いしたいと思います。

また、一般市民から沢山の要望の声が上がっている、
ストロンチウムやプルトニウムなど、

他の核種の検査も行なってほしいと思います。


※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…
「フクシマンの福島リポート」
http://ameblo.jp/masa219koro/
(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル検索してみて下さい)

(郡山市 池田雅之)
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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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