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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

双葉町看板撤去「原子力明るい未来のエネルギー」福島の仲間から感想が・・

福島の仲間から淡々とした短いメールが来ました。
福島では、ますます「原発要らない」という言葉だけでなく、単に「原発」「放射能」という文字に対するアレルギーがあります。そういう言葉を駅などの公の場でなにげなく発することさえはばかれる雰囲気となってます。

双葉町の道路に架かる原子力推進の看板を撤去のニュースがありました。この看板の考案者が看板を残すように申し入れをしました。看板の考案者は臭いものを撤去して何もなかったかのようにしてはいけないと話していました。私もそのまま残すべきだと思います。看板は現在の場所から撤去して別の場所で保存されるようです。
参照:
双葉町「原発看板」撤去へ 「記憶消す」反対も (2015年3月19日配信『東京新聞』-「夕刊」)
 東京電力福島第一原発事故で全町避難が続く福島県双葉町は、町の帰還困難区域内の道路に設置されている原子力推進に関する広報看板2枚の撤去を決めた。看板には「原子力明るい未来のエネルギー」=などと書かれ、第1原発の立地町を象徴していた。
 老朽化が進んでいる上、避難が続き安全点検ができないことが撤去の理由。9日開催の町議会に提出した2015年度予算案に撤去費用約410円が盛り込まれた。可決されれば、8月ごろから撤去の工事が始まる。
  町によると、看板は原発の理解促進のため、町民からの公募で標語が選ばれ、1998年3月に設置。
  町体育館近くの看板には表と裏に「原子力明るい未来のエネルギー」「原子力正しい理解で豊かなくらし」と表記。役場近くのもう1枚は、91年3月に設置され「原子力豊かな社会とまちづくり」「原子力郷土の発展豊かな未来」と書かれている。
 小学6年の時に「原子力明るい未来のエネルギー」の標語が選ばれた自営業****さん(39)=茨城県**市在住=は「撤去には反対。原発を推進してきた町の歴史や、事故の記憶を消すことになる。修繕して、原発を考えるきっかけとして残してほしい」と話した。

26年目の訂正  双葉町の標語考えた少年後悔 「原発はいらない」
(2013年7月18日配信『東京新聞』)


「原子力明るい未来のエネルギー」
 福島県双葉町の、中心街の入り口に掲げられた、看板の標語だ。
 25年前、当時小学6年の****さん(36)が、町のコンクールに応募し、選ばれた。
 大沼さんは、1年4カ月の避難生活で、「脱原発」を確信した思いを伝えたいと、今月15日、一時帰宅した際、自ら標語を「訂正」した。
 大沼さんは、東京電力福島第一原発の事故後、身重の妻せりなさん(37)と地元を離れ、現在は、愛知県安城市で避難生活を送る。
 町が、原子力標語を公募したのは、1987年。
 原発が町の未来をつくる、と信じた言葉が入選。
 第一原発から約4キロの自宅近くに、鉄製の看板が、電源立地交付金で建てられ、誇らしかった。
 大学を出て、就職などし、29歳で帰郷。
 不動産会社に勤める傍ら、看板の横にある土地に、オール電化のアパートを建てて、東電社員にも貸していた。
 ずっと、町の発展が原発とともにある、「安全神話」を疑わなかった。
 しかし事故後、町は警戒区域となり、全町民が避難。
「平穏な暮らしが、町ごと奪われた現実」にさいなまれ、テレビで標語が紹介されるたびに、胸を痛めた。
自らを責め、悔いる日々から、「原発の現実を話す権利はある」と考えた。
脱原発を行動で示し、その姿を、長男勇誠ちゃん(1つ)に将来伝えたい、と思った。
 夫婦が一時帰宅した、今月15日、記者も同行した。
防護服姿の大沼さんはまず、標語にレッドカードを突き付け、「退場」と叫んだ。
その後、看板の手前で、持参した画用紙を高く掲げた。
すると、そこに書かれた「破滅」の二文字が、「明るい」に重なり、新しい標語が読み取れた。

「看板の近くにある自らの心境を書いたパネルの内容」新たな未来へ
双葉の悲しい青空よ
かつて町は原発と共に「明るい」未来を信じた。
少年の頃の僕へ その未来は「明るい」を「破戒」に
ああ、原発事故さえ無ければ
時と共に朽ちていくこの町 時代に捨てられていくようだ
震災前の記憶、 双葉に来ると蘇る 懐かしい
いつか子供と見上げる双葉の青空よ
その空は明るい青空に
震災3年 ****
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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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