この文章を掲載しようかどうか迷いました。
実は私の周りに???と思われる人がいて、この数ヶ月話をするつど違和感を覚えています。話をしていると何処かが今までと違うのです。最初は「そうそう・・」となるのに、終わり近くなると「エッ?」という結果に近くなっている・・・。気になりながらも「どうしてそういう話になるのか」と突っ込めないのが県外の弱み。そしてもう少し様子を見よう、会話に気をつけようと次回に期待するのですが、やはり「あれ?」と心の中で思う。お互いに同じ方向で繋がっていたいと思います。でも、少し違う方向であっても・・・・やっぱり繋がっていきたいです。
この気持ちを最近とうとう仲の良い福島の友人と話をしました。控えめな人なので、はっきりと自分の気持ちを言う人ではありませんが、その人もこの1年間そういう感じを持っていたと言います。長い電話でお互いに確認しあった事は、それはそれでも共に歩む事、一つの苦渋の選択であるのだから相手の心を傷つけない事に注意する事でした。
この考え方はどうなのでしょうか?分からないです。自信がありません。
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最近は「転びキリシタン」だとか「転んでいった人」という声が聞かれるようになりました。
私はどうせ関係ないことだろうと思っていたのですが、おおありでした。
現在の福島県内を語る上で非常に大事なことだと認識したところです。
以下は今月の10月5日に横浜で行われたおしどりマコさんの話なのですが、
その中でも(11:00~21:20)は重要です。
https://www.youtube.com/watch?v=HQM8FVbKevU#t=660簡単に書くと以下のような内容です。
1.初めは放射能から子どもを守ろうとしていたのですが、「信用出来る専門家の先生に教えてもらったら、大丈夫だってことが分かったんです」と簡単に騙されてしまう、いわゆる「転んでいった人」が増えている。
2.「子どもを守りたい」というお母さんに専門家の方から近寄っていき、安全論を吹き込む。直接顔を見ながら話すと悪い人ではないという印象だけで信用してしまう。これが「転んでしまう」一つの理由。
3.「転ばせる」専門家とは、いわゆる菊池誠氏や国立保健医療科学院の人などである。
4.彼らから専門的な用語で安全論を語られると、よほどの知識やあらゆる論文を読んでいなければ論破されてしまい、「転んで」しまう。
5.このように専門的な知識の不足しているお母さんたちは「転び」やすいから、気を付けなければならない。
6.その専門家の例を挙げると、(19:30~)「OECDNEAのシンポジウムで取材をしていると日本(国立)の研究者(国立保健医療科学院のヤマグチ研究官)の方が近寄ってきて、あなたたち、どういった記事を書くんですか?って聞くんですね。このシンポジウムの目的は福島原発事故が起きたけど、これから世界では50基くらい作る計画となっている、アフリカやアジアでどんどん作ると、なのでこのシンポジウムは、一旦原発事故が起こった場合、どうやって汚染を受け入れさせるか、どうやって住民に除染をさせていくか、そういうモデルケースをつくるためなので、そこを踏まえて書いてくださいね、って言われたんです。それでそれを一言一句書いてやったの。そうしたら名刺交換したのですぐに
連絡が来て、「なんでそんな事書くんだ」ってきたんです。それで「あれ?書けって言うから書いたんですけど」といったら、「俺はそんなことは言ってない」って来たんで、「分かりました、おっしゃってないかICレコーダーで撮っているんで確認しますよ。でも言ってますよ。」と言ったら、もう文句が来なくなりました。」
実は6.の方は、私も今年の6月以降、メールの交換をしてまして、数十時間の議論に匹敵するメールをやりとしました。
「やり合う」のではなく、相手が「先生」で私が「生徒」役としての議論でした。
相手はコーチングも研究しているので、自分からは「安全だ」とは言わず、こちらが自ら「なんだ安全だったんですね」と言わせるように話しを持っていきます。しかし、私が「転ぶ」はずもなく、最後は数百ページの英語の論文を提示し、「これに書いてあります」とだけ言います。決して「何ページに○○と書いてある」とは言いません。
ここまでやられると、どんな人でも「そうか、私にはわからないけど、頭の良い人は安全だということが理解できるんだな」とくじけてしまいます。
わたしはそこで、子ども世界ネットの英語の分かる人達に解明してもらいました。
そしたら、その論文には安全どころかチェルノブイリ事故後の研究で以下のことを報告していました。
「チェルノブイリの影響を受けたウクライナの子どもたちに
おけるセシウム137被曝と肺活量」 (抄録和訳)
http://trans-aid.jp/index.php/article/detail/id/27503/at/recent ①土壌に含まれるセシウム137の濃度に比例して、赤血球、白血球、血小板の減少、ヘモグロビン濃度の低下が観測された。【被ばくの影響が見られた】
②気道閉塞(Airway obstruction)および拘束性肺機能障害の有意な増加が観測されていて、肺活量減少が有意に起きている。【被ばくの影響が見られた】
これを追求すると、その筆者にアメリカまで会いに行き「より吟味が必要」という合意を取り付けてきたと言います。
(そこまでやるか、と思いました)でも「吟味が必要」ということは「安全とは言えない」ということであり、そのあとは話しが平行線のまま終わりました。
・・・・以下一部省略します。
その後で私が・・・・・に関係していると述べると、ものすごい食い付きようで、まるで恋心を抱かれているかのような素早い返信の連続で怖くなりました。もちろんエートス活動にとって私が「利用価値あり」ということだったのだと思います。
普通の人では必ず「転び」ますので、くれぐれもご用心を。
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<国立保健医療科学院の人についての関連記事>
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/277.html↑の1:05:12~
おしどりマコ
「私この間 先月の頭にOECDNEAの会議に取材しにいってきたんですよ。
OECDNEAは世界経済協力機構の原子力機関なんですよ。
そこで今月にIAEAの会議があるために前座みたいなお話をされてたんですけど、
プレスで行っていたのが読売新聞と私たちだけだったんですよ。
プレスで腕章をしていたので、いろんな方から話しかけて来られて、
コーヒーブレイクの時に国立保健科学医療院の方がおっしゃていたんですけど、
やっぱり世界は、原発事故があっても、まだまだ原発を作ると。
で、これからアフリカに原子力を作っていきたいんだ。
アフリカにも中国にも韓国にも、50以上原発を作る前提があるので、
だからこれから福島の原発事故を早く抑え込んでしまう。で、除染をして、
住民が、もう汚染を受け入れるということを発信しないといけないんだ。
それを踏まえて記事を書いてくださいねって言われたんですよ。」
岩上安身 「誰に?」
マコ 「だからその、コクリツホケンカガクイリョウインの研究官に」
岩上「名前は?」
マコ「名前ですか?名前言っちゃっていいんですか」
岩上「名前言っちゃっていいですよ。名前言わなくちゃ。」
マコ「ヤマグチ研究官って方」
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