★リレーコールが続いた。中年男性スタッフが 「原発ヤメロ!「世界にいらない
「原発反対・・・(中略)若い男性スタッフが 「再稼働反対 「安倍晋三は原発
やめろ 「自民党は原発やめろ 「原発止めろ いまこそ、みんなで原発
止めよう、だから、再稼働反対とコールし、「廃炉 「廃炉 「廃炉 「廃炉・・・と、
リフレイン。市民で原発止めるまで頑張ろう!と呼び掛けた。
♦午後5時過ぎの議事堂正門前は、薄日が差し初秋のような体感温度。演台を
取り囲む報道陣はいつになく多い、東京新聞、赤旗、IWJなどの常連に、
テレビ東京など多数のカメラクルーが目にとまった。たんぽぽ舎の黄色い旗、
ビニール傘の女性、福島バッジプロジェクトのM、大きなノボリ、プラカード、
車道をチャリンコ隊がパレード・・・いつもの会場風景に比べ、今日はままた
特別に漂う、強い熱気を感じたのは、筆者だけではあるまい。
★オープニング・イベント、「ジンタらムータ」with WAKAが登壇した。②
♦ここ2年、ここは使えないと・・・、でも、ここにおられる皆さんは、固い意志と、
将来への大きな責任感の持ち主である。嫌がらせをする人たちは、補償を
小さく見積もる、東京五輪を口実に箱物をどんどん作る、大勢が苦しんで
いるのに、一部の人が潤う、誰かが犠牲になるシステムがあると、リーダーで
クラリネット奏者でもある、Wが話した。
(*註、福島出身の高橋哲哉東大(院)教授の 「犠牲のシステム」
福島・沖縄のこと)
♦先人達が奴隷制度をやめ、その懺悔の気持ちを歌った♪AMAZING GRACE♪
を、これから歌いますと・・・クラリネット、その澄んだ響きに合わせて、
東京ロッカーのスーパー・スター、Wさんが伴奏する。
「Wさん、Wさん」 ファン・コールもある。
♦Oは、国連人権委の(ヘイトスピーチ法規制)勧告を、自民党はすり替え
国会デモをやめさせようと、トンデモナイ、関西の笑いでバイブレーション、
2年後ないと良いが・・・(この意味が聞き取れなかった)
♦次に着物姿で、鉦(ショウ=チンドン太鼓)を鳴らし、メンバーの女性が言った。
「私たちの声は地面が聞いてくれている」 「あの議事堂の建物が聞いて
くれている」 「請け負ってくれる」 「必ず助けてくれるものと信じる」と前置き、
ビクトル・ハラの♪平和に生きる権利♪ を歌った。彼は、ピノチェット将軍の
クーデターと闘ったチリの国民的人気歌手である。
静かに暮らし 生きる権利を 平和に暮らし 生きる願いを
フクシマの空から 東京のマチから 取り戻すまで 歌うの~
私が歌う この国会前から あらゆる緑を 守る行いを
とめられないだろう 誰にも ・・・・
♦熱唱が終わって、コール 「地球の上、原発いらない 「日本のどこにも原発
いらない 「世界のどこにも・・・「宇宙のどこにも・・・ 「子どもを守れ
「大人が守ろう 「地球を守ろう
*註、「ジンタらムータ」は、反原発デモに重要な役割を果たしている
10人弱の楽団である。クラリネット奏者のWは、音楽活動と社会運動の
現場を横断しながら、活動をしてきたミュージシャンである。
★司会が言う、
これから、政治家のスピーチもあります。所属政党に関係なく、脱原発を
求める超党派の議員の人たちです、野次は飛ばさないでください。スピーチの
順番は、議員数ではなく、到着順です。
尚、山川健一さん(註、小説家、東北芸術工科大教授)、木内みどりさん(女優)、
菅直人さんは、欠席との連絡が入りました。菅直人さんは、海外に行って
おられ、ゴルフではありません、帰国便が悪天候で飛べないため、帰れない、
出席できないと先ほど連絡がありました。
★「福島原発告訴団」 副団長の佐藤和良さんが力を込めて訴えた。③
♦私はいわき市在住、今日は、いわき市から走って、ここに来ました。
福島原発訴訟に、皆様のご支援をいただき、深く感謝いたします。
2012年告訴以来、福島地裁、東京地検、全員不起訴になり、第五検察審査会
が、7月31日議決し東電幹部、三名を起訴相当としました。国民の力、
とりわけ都民*の皆さん、ありがとう。今、何をしているか、地検は捜査を
進めており。三カ月以内に結論を出す、もしそれがダメならもう三カ月延長して
捜査することになります。
*註、審査会は都民がそのメンバー。
8月8日、主任検事にお会いしました。白紙に戻り、調書を読んで判断する
とのことでした。福井地裁(大飯原発運転差し止め)に続く、司法のいい判断
を期待しています。
♦「起訴相当」という議決にあたり、「原発は、事業者に高度の注意義務がある」
と、きちんと指摘しました。津波は小名浜ポイントで15.7㍍の高さと分かって
いて、1000億円掛かるからと、対策しなかった。東電は予見出来ていた、
回避不可能ではなかった。多くの人の被曝を止められたと、事実として詳しく
述べたのです。完膚なきまでに論破したと言えます。
♦検察の名において東電の責任を明らかにしてほしい。もしダメなら強制起訴
に、ただし、この場合、指定弁護士となる。彼らの中には百万円で請け負う人
たちもいるわけで、検察の威信にかけてやるべきものと考えます。来る
9月30日、告訴団としては東京地検に起訴せよと訴え、院内集会のあと、
東電にも行き、ここからも訴えます。
♦安倍首相は、官邸に不在(註、京都でインド首相を迎えるため)だが、五輪の
招致に、UNDER CONTROLと公言し、いま汚染水はダダ漏れ、運用値で、
漏れている汚染水は2000ベクレル/㍑超だが、12個ある地下水バスで、
ブレンドして200ベクレル/㍑と称し、専用溝に流し込んでいる始末です。
サブドレインから汲み上げ専用溝に流す、漁業者には、生活の糧の大痛手、
このように国民、地球、宇宙、生態系を壊していることは言うまでもありません。
♦四号機の燃料棒は約三分の二を取り出し、そのサブドレインは
96,000ベクレル/㍑の流れが計測された。これは沿岸流に乗って、
東京湾へも押し寄せる。皆で、もっと監視し、声を大きくして行かなくてはと
訴えます。
♦原発ADRセンター*は(交渉及び交渉で決着つかぬケースを取り扱う)、
浪江の集団訴訟でも、放射能は無主物と東電は主張し、ADRは賠償を値切る
あり様です。責任と賠償、法治国家の則を超え、スジを通さない。これでは日本
は劣化どころか、立ちいかなくなるでしょう。
*註、原子力損害賠償紛争解決センター、毎月、500件の申し立て、この
三年間で1.2万件を受け付け、8千件の和解が成立。浪江町民は、毎月
一律15万円の賠償請求をしたが、東電は、中間指針に則り、明確に拒否した。
♦自死された渡辺はまこさん、南相馬で自死された男性、(もし、原発さえ
なかったらと、書き残し)、いま一人の自死と・・・司法も大きな、大きな一歩を
踏み出してきました。
♦福島県も立ち上がっている。田中正造の先例に学び、今年の秋には
大同団結、国会包囲をし、強く訴えようと考えています。福一が風化しないよう、
被曝を最小限にとどめるよう、実効のあるものにしたいとの思いです。
♦川内原発の再稼働阻止のため、市長、議会に、私たちは要請の手紙を
送っており、一万人が目標です。みんなの力で再稼働を止めさせましょう!
★「脱原発世界会議」(ピースボート共同代表)吉岡達也さんがスピーチした④
♦国会前を(抗議行動に)使えんように? むかつき、工事は、
ほんまかいな!?
註、関西弁は、いつ聞いても、やんわりと、それで単刀直入に本質に迫る、
いい言葉である。
♦国際社会は、国会前の脱原発抗議行動を、日本の良心であると明確な
メッセージを出している。この一時間前に危険なことが始まった。インドの首相
が来日し、原子力協定を結ぼうと交渉に入るのだ。アベノミクスは上手くいかず
ダメ、原発と武器の輸出を成長の柱にしようと躍起の安倍首相。菅直人は、
オーストラリアのスピーチツアーに行っている。問題は、ウラン鉱採掘で先住民、
アボリジニの人たちに放射能の健康被害が出ている。このウラン鉱の送り先に
福島が入っていた。インドはやめていた。核兵器を作る国には禁輸措置を
取ってきた。しかし、安倍首相と原子力協定を結べば、そのあと、豪政府は、
ウラン鉱のインド向け輸出を解禁し、豪首相はインドのモディ首相と会う。
註、安倍首相の(言う)「親友」、アボット首相は4月初旬に来日している。
♦再稼働を狙う、その意図は原発輸出のため、ウラン鉱採掘のためである。
核被害サイクルを拡大するばかりであり、モディ首相は、明日から東京に来る。
2015年は、広島、長崎の原爆から70年、節目の年にあたる。日本の
人類史的責任は、福島原発の過酷事故を繰り返してはならないことに尽きる。
国民の声、国民の努力、それを破壊する行為を、安倍首相は
金儲け第一主義、ここが原点である。日本人の命、インド人の命、
オーストラリア人の命をも奪う、脱原発、皆さん一緒に頑張ろう!
★日本共産党、志位和夫委員長がスピーチした ⑤
♦川内原発再稼働は、断じて認めるわけにはいきません。
三点を訴えます。
①今年の夏、3・11以降、原発ゼロの夏は可能である、原発なしで
やっていける。原発が1966年に運転開始してから、48年振りの快挙です。
安倍首相は、夏にも再稼働を狙っていた。しかし、原発ゼロは可能であると
満天下に示したのです。運動が奏功し大きな成果と考えます。
②痛打と言うべき司法の判断。
5月21日福井地裁の大飯原発運転差し止め判決、続いて8月26日、
福島自死訴訟判決(49百万円支払い)、被害者の心に寄り添った司法判断で
あり、共通項は人類と原発は共存できないということです。安倍首相は、
すべての原発を中止すべきであり、賠償、除染、被災者の暮らしに、最大の
力を入れるべきです。
③川内原発、再稼働の根拠は、世界で最も厳しい安全基準であると、
真っ赤なウソにほかなりません。EUの基準ひとつ取っても、格納容器も二重
である等・・・その上、国民の命を守るという避難計画が安全審査の対象外と
なっている。火山の噴火予知は不可能なものを可能と言う。新たな
安全神話づくりを、なんとしてもやめさせねばなりません。
★笠井亮、日本共産党 衆議院議員が話した ⑥
規制委の田中(俊)委員長は、虚偽答弁をしました。安全基準のクロスチェック
をやっているか、やっていると答弁したが、規制庁はやっていなかったと
事後釈明をした。原発をインドへ、世界へ、絶対許せません。これから、
鹿児島に行きます。明日の川内原発再稼働反対集会に、ここ国会前の
熱気を伝えます。
★吉良よし子、日本共産党 参議院議員が話した ⑦
前回で、115回目の抗議行動、国連委のヘイトスピーチ法規制勧告に、
かこつけて、国会前デモを規制する動きがあります。 民族差別の
ヘイトスピーチ(憎悪表現)と、脱原発の行動を同じように扱おうとするなど、
トンデモナイ。国民の脱原発の声に、向こうもあせっている証拠です。命を
守れ、政府が声を聞こうとしない。 皆さん、怖れず、声を挙げ続けましょう!
「再稼働反対 「デモ規制反対! 「川内原発、再稼働反対 「安倍首相は、
原発やめろ 「やめられないなら,首相をやめろ 「廃炉 「廃炉 「廃炉 ・・
若いが、眉間にピリッと皺を寄せ、元気溌剌コールをした。
★福島みずほ、衆議院議員 社民党副代表がスピーチした ⑧
あらぁ!猛暑に、原発なくても生きていける。
♦8月末、浪江町、双葉町、大熊町三か所へ行きました。バスの中で10㍉㏜、
バスを降りられず、町の情景は時計が3・11で止まったままです。原発は、
どれだけのものを奪ったのか。どんなことか、複雑な思いと怒りでいっぱい
でした。
♦大飯原発三号機、耐震指針は、規制当局の間違いが6件もあり、全面的に
耐震設計をやり直すことを求めます。
♦川内原発の行政交渉で、学者は火山の噴火予知は出来ないと明言しました。
このまま動かしてはならない。川内原発の避難計画についても、行政交渉を
やりました。5㌔圏内の人たちでしかありません。
♦東海第二原発から、2.4㌔に老人ホームがあり、要支援、要介護の人たちは、
食料を置いておくからと置き去りにされるのです。同原発から、30㌔圏には、
何十万の人が生活しており、さらに広域には百万の人たちの暮らしがある
のです。茨城県はマッチングと称して、コンピューターで計画づくり、しかし
それは画餅でしかありません。
♦検察審査会の起訴相当の議決、津波は分かっていた、東電は回避対策を
やっていなかった。勝俣元会長他を起訴し、しっかりと裁判で責任を明らかに
すべきです。責任を取った人は、これまで一人もいないのです。どんな再稼働
にも反対します。私も、国会の内外で頑張ります、みなさんと、この市民運動
を続けていきましょう!
♦ヘイトスピーチ規制に名を借りて、国会前抗議を弾圧しようとする、
民主主義、表現の自由から、こうした動きは絶対に許せません。「原発廃炉
「命が大事 「お魚食べたい 「子どもを守れ 「再稼働反対 「頑張って
いきましょう・・・司会が、コールのバリエーションが増えましたねぇと、
福島さんにひと言。
★生活者ネットワーク、都議小松久子(杉並区、都議一期)さんがスピーチした ⑨
♦1986年のチェルノブイリ原発事故から、私たち生活者ネットワークは
原発廃止運動を続けています。 沖永良部島の噴火、火砕流はいつあっても、
いつ起こるともわからない。
*註、寺田寅彦は「天災は忘れたころにやって来る」と言ったが、いつでも、
どこでも、必ずやって来る、地球が、気候が、自然が狂い、自然の一部、
一部の人間も狂い出した。
♦九州が存続できるかどうか、非科学的な論拠、再稼働を許すわけには
いきません。生活者ネットワークは、パブコメに、再稼働断固反対の意見を
数多く出しました。これを見える形にしていかなくてはなりません。
ヘイトスピーチと同列に、国会前抗議を規制しようとする、そんな力に屈する
わけにはいきません。再生エネルギーを中心に、持続可能な社会を築く、
地域活性化につながるのです。
★司会が言う、
警察から注意があり、「今日は多くの人が出、歩道で立ち止まっている、
通行者の邪魔にならないように」 と・・・みなさん、これは警察の弾圧では
ありません、花火大会とおなじようなものですよねぇと、司会が演台を
取り巻く警官に語りかけ、参加者に注意喚起した。この時、演台の後ろに
巨大な黒色の風船が登場し、数名が空高く持ち上げ、あたりを練り歩いた。
黒色の爆弾に、赤い星印がついている。広島に投下された原子爆弾、
リトルボーイ(少年)のスケールモデルである。原発と原爆は同類項、
制作者の意図に座布団一枚。
★日本共産党、都議の徳留道信(板橋区、都議一期)さんがスピーチした。 ⑩
♦17名の東京都議団の代表、鹿児島県の出水(イズミ)市の出身です。
実家は、川内原発から30㌔圏にあり、原発事故が起こった場合の避難計画
は、何ひとつつくられていません。川内原発は、安倍政権の再稼働第一号に
と狙われ、昨日も、再稼働反対で、地元では大きな盛り上がりがありました。
♦県民の43%が市部に住み、避難計画も未整備、まともな知事ならともかく、
県民の命よりカネと、知事は再稼働を目論む、狂気の沙汰としか言いようが
ありません。川内駅前で、全九州再稼働反対集会を、9月28日には、全国
の人が集まり、県議会前で反対行動を行います。ご都合にいい方の参加は
大歓迎です。
★「反原連」の女性スタッフが、カンパのお願いとお知らせ。
♦多くの人が毎週金曜日それと年に数回の大集会に参加下され、胸が熱く
なる。チラシ、冊子、フライヤーなどに、ものいり。皆さん、余裕があれば
カンパをお願いしたい。
♦9月23日、代々木公園で、大集会と抗議行動 (三コースに分かれデモ) を
行う。さよなら原発1000万人、NO NUKES DAY の企画であり、フライヤー、
NO NUKES MAGAZINEをご覧ください。セーフティゾーンでは水分補給も可能
です。ぜひ誘いあって、たくさんの方の参加を!
★コールに代わる、司会が言う、
自民党の「低い位置」、いや、高市早苗政調会長発言、「うるさくて仕事
出来ないと・・・「(あんたが)うるさいから、こういうことをやっているんだ・・・・
註、間違った仕事をやっているから、こういうことをやっているんだと言うべき
ところか。
「原発いらない 「原発やめろ 「川内原発再稼働反対 「安倍晋三は原発
やめろ 「原発もろとも、お前もやめろ!演台の周りを幟が練り歩く。
川内原発よりも、汚染水を解決しろ!つながろう福島、千葉でも原発ゼロ。
大きな旗に 「原発ゼロにしてから死ぬのが、大人の責任だと思う
NO NUKES!」 と書いてあった。
★「切腹ピストルズ」と称する 7人組みが登場し、パーフォマンスを披露した。⑪
♦最初にリーダーの紅夫さんが、鉦(ショウ=チンドン太鼓)を鳴らし、口上を述べた。
「我らここに参上仕り候・・・国会正門前にて、今日は一揆を起さん」 と、一揆
とは暴力行為ではありません。ある思いで、皆が一つになること。「やあ、やあ、
我らこそは、絶滅したと言われた日本の民衆の生き残り。近代は行き止まり、
長州藩、そんなつもりで、江戸時代からやり直せ!これ以上の破壊を、
破壊せよ!」
メンバーは一文字笠を頭に、背中に寿と染め抜いた黒の半纏風、野良着と称し、
下駄や草履を履いた人たち7人の若い集団である。
鉦にあわせ三味線、笛、太鼓を鳴らしながら、特異なパーフォマンス、
♪カンカン、カンカン、カンカン、カンカン、カンカン・・・・
♪ドンドン、ドンドン、ドンドン、ドンドン、ドンドン・・・
♪ドド! ドド! ドド! ドド! ドド!・・・・
♦紅夫さんが語る、大間原発(建設中)の抗議集会に行った時のこと。
着々とフェンスが出来上がり、地元青森の人たちは、バラバラに切り裂かれて
いる。推進側の人が、菓子折りを手に10年来、おじいちゃん、おばあちゃん、
その後、達者ですかと、一軒、一軒を回っている。そのうち、いい人だからと
家に上げる。茶の間で、暮らし向きは、子どもたちの就職先は・・・どんどん、
住民の中に入り込む。就職先の口利き、おカネの工面、両親はもやもやとした
気分、建設反対と今更言えない、カネも、もらった。漁業が困ると反対する漁師
の船は傷つけられていた。誘致段階から、あんな、こんなことをやっていると・・・
♪カンカン、カンカン、カンカン、カンカン、カンカン・・・・
♪ドンドン、ドンドン、ドンドン、ドンドン、ドンドン・・・
♪ドド! ドド! ドド! ドド! ドド!・・・・
♦有識者、それは、それは理路整然と話される。グウの音も出ない、
落ちこぼれた一団の我ら、いまの世の中、金と見栄えで、近代は行き止まり
である。ライブで訴えて来ている。(偉い!いいぞ!会場からエール)
最後に、♪やけ節♪をやりますと・・・紅夫さん。
♦太鼓の大音響と対照的な笛の音、紅夫さんの鉦、チンドン・・・「でかい声で
分からないぞ」と、高齢の男性が文句を言いに演台に来る、耳を塞ぎ、
うるさくてなんとかしてとクレームする高齢の女性もいる・・・我らの持ち時間は
15分、♪やけ節♪を歌う前に、もうやけになった方がおられると紅夫さんは
続けた。
★註、異色の集団、「切腹PISTOLS」 について、検索すると、若者の
知的集団である。明治以降の日本、戦後の日本、3・11以降の日本~近代を
~俯瞰する見事な檄文があった。現代社会を見る目の確かさが頼母しいので、
檄文の要点をここに引用する。
=== === ===
我ら、戦後に育てられ、戦後は我々の「師」と思っていた世代、
省みれば、「師」は、ただ膨張する仕組みであり、その中に生きる者は、
自由な選択どころか、反射の連続で、動かされているだけ
この流れ、何も戦後に始まっただけではない
「時代」という言葉で、状況を片付け始めた、紛れもなく明治から
その延長線上に、3・11以降の今がある (中略)
本を正さずして、末に走るべからず 明治からの大慌ての流れに喧嘩を売れ!
鉦を、三味線、笛、太鼓を鳴らしながら、野良着を着ながら、逆襲するのだ
いま一度、江戸から眺めよ! もちろん、闘う相手は、近代だ。
=== === ===
★「さよなら原発1000万人アクション」 ルポライター、鎌田慧さんが
スピーチした。⑫
♦福島原発の過酷事故と被曝被害、誰も責任を取らない。国策の原発、公益
事業の東電、貧乏人は冤罪で訴追されるが、富める人は一切不関与、
国家犯罪、国の犯罪と、そのまま認めるわけにはいかない。勝俣元会長、
副会長、トップは心に手を当て、何十万人の故郷を、子どもの未来を奪った
か、家庭を崩壊させた、生業も壊した、その罪は途轍もなく深い。
♦そんな中で、政府も電力も、ノウノウと、原発再稼働などありうるのか。
安全義務を果たさなかった。その罪にうち震えている。ライオンを飼って、
人を殺し、予防措置を取らなった。明治の足尾銅山鉱毒、近くはチッソ、
イタイイタイ病・・・政府と電力事業者は、いっしょになって、どれだけ多くの
税金を原発に使ったか、引き続き使おうとするのか。政商が君臨する。
これを認めるわけにはいかない。
♦世の中を牛耳る原発事業、完全独占、政界へのカネ配りに狂奔する。
社会に対し、共謀罪である。鹿児島県知事は、再稼働しようと、安全より
カネを採った。避難は、自家用車とバスで逃げるという。再稼働で儲けている
人たちの身勝手な言い分である。
♦自治体の首長選挙、滋賀県、福島県、沖縄…細々とであっても、鼻っ柱を
ひん曲げる。原発の再稼働、もんじゅ、六ヶ所村、大間原発の建設、核作り、
こうしたことが、特定秘密保護法が施行されると、秘密地帯になり、原発の
中で何が行われているか、国民には秘密になり、情報開示されない。
♦9月23日、「さようなら原発1000万人アクション」は、代々木公園で
大集会を行う。大江健三郎、内橋克人、落合恵子、澤地久枝さんらが
出席する。ぜひ、皆さん、参加して下さい。
★「原発をなくす全国連絡会」 の小田川和義さんが話した。⑬
原発をなくす決意をひとつに、先のパブコメは、1.7万件のコメントが
寄せられた由です。福島は、何ら収束せず、福井地裁の判決に、政府も電力
も応えていない。粘り強く、私たちは、声を挙げ続けましょう。
★「再稼働阻止全国ネットワーク」 の柳田真さんがスピーチした。⑭
私は、たんぽぽ舎共同代表でもあります。原発立地を回った実践から、
三点報告します。
♦ひとつは、規制委員会への抗議行動。全国13か所にある規制委に、
全国一斉に抗議行動を行い、放射能汚染水が、規制委の対象外であるとは
不合理である、三日前に、私たちは、こうした問題点を規制委に鋭く指摘
しました。規制ではなく再稼働する委員会は不要です。現地の人たち85%が
再稼働に反対なのです。
♦いまひとつ、原発が止まって困った人は、ほんの僅かだということです。
皆さんのカンパで、立地自治体へ、10数回全国を回りました。原発が
止まって、みんな良かったと言っている。(津波、地震、原発事故に多少とも)
安心できる。いいことだらけなのです。東京の原発ゼロは三年半、全国は
二年半になります。
♦もうひとつ、原発反対の人数、姿が見えないと。
伊方原発(愛媛県)は、1~2千人の集会が、昨年は8千人の規模になり、
また、川内原発(鹿児島県)は、集会参加者は二倍、五倍、六倍と増え続け、
6月は6千人を記録しました。全国規模で盛り上がりを感じました。デモに
行くと沿道の人が、歓迎の手を振る。20万人の大規模集会を思うと、
大飯原発も1万人いたら、あの時の再稼働は止められた。みなさん、原発、
現地を盛り上げることを、続けて進めましょう!
★シンガーソング・ライター、ソラ(SoRA)さんが弾き語りをした。⑮
美しい声で、静かなギターの弾き語り、♪WAKE UP♪ 尊厳ひとつ残して・・・
耳に残った台詞、しかし歌詞を充分聞き取れなかったが・・・3・11以降、
この人は好きでない、そういう人にも愛をあげてくださいと彼女は言い、そして
♪こうなったら、いいな♪を歌った。
★時刻は7時を回り、仲間たちと国会前を離れて筆者も交流会に席を移した。
プログラムによれば、このあとも、阪上武(原子力規制を監視する市民の会)、
満田夏花(FoE Japan)、三上治(経産省前テントひろば)などのスピーチが
あるのだが、空腹と疲れを最優先した。 以上。
*** *** ***
★交流会は…省略・・・・・・以下、割愛。
★★★あとがきにかえて★★★
★原発輸出について、GREEN PEACE のプレス・リリースを読んで驚いた。
あれよ、あれよと、安倍政権は、政官財一体となって輸出への布石をしている
のである。
♦トルコ、原子力協定合意、MHIが受注を目指す
♦UAE、原子力協定サイン
♦サウディ、協定交渉開始
♦インド、交渉再開し、加速化
♦フィンランド、東芝年内受注を、日立入札、MHI一部受注
♦ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、安倍首相セールスへ、東芝
年内二基受注を目指す ♦英国、協定あり、日立4~6基建設計画
♦リトアニア、日立内定
♦ベトナム、協定あり、日本の受注内定、メーカー未定
♦ブラジル、茂木経産相と担当相会談、日立、東芝、MHI同席
(以上は2013年5月29日現在のもの)
福一は、増え続ける放射能汚染水問題で綱渡りが続き、多くの被災者が生活
再建の目処が立てられずにいる一方で、「世界で最も安全な原発を提供できる」
と、安倍首相は売り込みを続けている。この大ウソは、犯罪ではないか。
★インドは、モディ首相の来日で、今回協定合意はならず、交渉を加速化
となったが・・・、ネット情報を検索すると、インドは 「汚染者負担原則」
1984年のボバール化学工場有毒ガス漏出事故の経験から
原子炉メーカーにも責任が問える法律が存在する。日本では
原子炉メーカーは、PRODUCT LIABILITY責任が免責とされ、政府負担
(国民の税金と電気代)となっている。
★勝俣元会長他幹部の起訴相当議決について、神奈川県寒川町の
中川町議(39)が東京新聞へ投稿した記事を読んだ。地方自治体に、若くて、
良識を備えた、できる議員がいると嬉しく思った。裁判で、元最高幹部の
刑事責任が決まっても、個人の刑事責任で、東電はいわゆる
「トカゲの尻尾切り」、 一件落着となるだろう。東電はゾンビのごとく
生き残る。個人の刑事責任はもとより、法人の刑事責任を問うべきだが、
日本の刑法では法人の刑事責任は問えない。法体系改革を、社会全体で
進めていかなくては、抜本的な解決にならないと書いている。
★毎日新聞の余録(8月27日)には、目からウロコの記述があった。
社会心理学で 「確証バイアス」 と呼ぶ心の働きのことである。自分の主張に
反する現実に目をつぶり、不都合な情報に耳を塞いでいるかのよう、自分の
願望や信念を裏付ける情報ばかりを選ぶ。それに反する不都合な情報は
軽視したり、排除したりする。称して 「確証バイアス」。安倍首相と取り巻き
は、まさにこれであり、権力とカネを握るから、さらに始末におえない。
「原発やめろ、やめられないならお前がやめろ!」
素晴らしい、シュプレヒコールであると思う。
2014年9月2日作成(4日修正)
文責 T・K
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