8月24日です。フクシマン・マサさんの福島日報ダイジェスト・フクシマの
マスコミが伝えるFUKUSHIMA⑤「絶望を希望に変える力」を掲載します。
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今日紹介する記事は、県知事選を間近に控えた福島県で、地元新聞が
連載したリーダー論についての記事になります。
「絶望を希望に変える力」
本当に大切なことだと感じたので、紹介させてください。
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(福島民友新聞 2014年7月28日 24面)
リーダー論 元鳥取県知事 片山善博氏
絶望を希望に変える力■政府動かす戦略が必要震災時の総務相として当初予想したよりも福島の復興は進んでいない。
それは災害の元である東京電力福島第1原発事故の収束が進んで
いないから。
非常時のリーダー像を問われるが、平時にできないことは非常時に
できない。
平時から自分で解決できることは解決し、解決できないことは国に解決を
迫る是々非々の姿勢を持つことが重要だ。
災害が継続している中での知事が持つべき資質を考えると、県民一人一人
の悩みや悲しみを受け止める感性が必要だ。
そこに自分の力を加えることで絶望を希望に変える。
それが少しでもできたら自分の喜びとする。
その姿勢を建前や選挙戦術ではなくて、使命感として本当に身に付けて
いないと知事は務められない。
これは2000年の鳥取県西部地震に知事として取り組んだ私の実感だ。
復興には世論を巻き込み、実情をきちんと把握してもらう発信力も必要だ。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるが、金のかかることはやりたくない、
悪いことは他人のせい、良いことは自分がやったと言いふらす風潮の中では
理想論で通用しない。
人に理解してもらい、政府を動かすにはどうするか戦術が必要となってくる。
■災害の実態を発信福島県知事として発信すべきことは、やはり原子力災害の実態だと思う。
多くの人が土地を追われ、生活を奪われたことは大変なことだ。
経験していない人は頭で分かっても人ごとになる。
震災時の内閣では東京出身者が多く、避難についても、不動産屋に頼んで
引っ越せば、国や東電が金を出すから問題ないのではという雰囲気があり、
あぜんとしたことがある。
庭の柿の木一本にも思いがあるという気持ちは東京で理解されない。
だからこそ、皆さんの苦悩を訴えるべきだ。
(記事紹介終わり)
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「4年目のホットスポット ~通学路編~」
http://www.youtube.com/watch?v=aP4JkpSyrqY「4年目のホットスポット ~フクシマの公園編~」
https://www.youtube.com/watch?v=EzZTOZAt3vQ「フクシマの桃源郷 花見山 放射能測定」
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(福島県 フクシマン・マサ)
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