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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

復興庁への改善要求…ブログ「人生二毛作の田舎暮らし」より転載

福島県二本松に住む方のブログ「人生二毛作の田舎暮らし」を転載します。
復興庁の参事官に「放射線リスクの関する基礎的電情報」冊子について、
電話連絡した後に、メールで抗議された抗議文、その参事官からの回答を
ブログに掲載してくださいました。**さん、ありがとうございます。
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http://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/archive/20140703
人生二毛作の田舎暮らし

安達太良山の中腹で”人生二毛作の田舎暮らし"を開始。『ダーチャ村』を
拠点に地域づくりを推進中。3.11以降は原子力の欺瞞を暴き、
脱原発・卒原発、ふくしまの再生をも目指す。

復興庁が主体となって作成した『放射線リスクの関する基礎的情報』の冊子の
問題点等について復興庁の参事官補佐にTELにて抗議した。
その後メールを送付したところ その回答が復興庁から届いた。(一部を掲載)

『今回、T様(小生)から、大きな政策的な話から本資料の正確な表記方法に
至るまで、 様々なご指摘をいただきましたが、 微力ながらも、関係者にも
共有しつつ、今後改定していく際の参考にさせていただきたいと思います』
復興庁・原子力災害復興班 M参事官補佐

   ー小生から復興庁へ出したメールー
復興庁 原子力災害復興班 M参事官補佐殿

昨日はTELで失礼いたしました。
以下について是非読んでいただき、国の施策に反映させて
いただきたくお願いいたします。
又昨日TELしました『放射線リスクの関する基礎的情報』の冊子についても
福島県民の人格権を踏みにじる表現(間違い)が散見されます。
是非、見直しを行って頂きたくお願いいたします。

今回の原発事故による放射能汚染に関し、福島県民(小生の気持ちでも
ありますが)の大多数は以下のような意見だと考えています。
1~20mSvの地域では帰還するか、避難するかの選択を住民が自由に
選択できる ようにすべきというのが小生の意見です。
(国の費用負担・保障を前提とし、子ども達等には避難の権利を与えるべき)

1.今回の福島の放射能能汚染は健康問題(不透明)で片づける話ではなく
  加害者(国・東電)が放射能(多様な核種あり)で汚染した事に対する
  人道的・倫理的・民事的にも原状回復が基本である事。

2.年間1mSv以下は、日本の法律で決められたいるわけで、法治国家として
  順守するのは当然であること

3.ICRPのLNTモデルは生物学的真実として受け入れられているものではなく
  低線量被ばくにどの程度のリスクを伴うかを実際に知らない為に、不必要な
  被ばくを避ける為の公衆衛生上の慎重な判断によりもの。
  (低線量被ばくの影響が科学的事実として検証できない状況において
  リスクを合理的に低減するための考え方)

4.今回の国の指針(20mSvや100mSv)は防護の基本(以下)を怠って
いること。
  ①意思決定過程の透明化、情報の公開
  ②計画策定にはステークホルダーの関与が重要

5.ICRPの「現存被ばく(復旧時)1~20mSvのできるだけ低い線量にすべき』
  に対し、未だに最も高い20mSvにしている事に対する人格権無視である
こと。 (人格権を無視した加害者が被害者に被ばくを押し付ける構図に
なっている)

6.健康問題はまだまだ未知の分野であり、ふくしま県民を”モルモット”に し
  (確率的、統計学的手法で)現時点で安全だという事には違和感を感ずる
こと。

7.放射線に対する感受性や不安は年齢、性別、家族構成、情報等で大きく
異なるもので、リスクをどもまで許容できるかは、それぞれの個人の人生観
によること。従い、それを強要する事はできない。今の日本政府(加害者)は
被害者に強要。

  帰還するか、避難するかの選択を住民が自由に選択できるようにすべき
と いうのが小生の意見です。(当然国が費用を補償する事が前提です)

8.ICRPの内部被ばくのBq→mSvへの換算係数は体内に均一に蓄積した
という 前提で計算されています。しかしながら、セシウムは体内の臓器や
筋肉に一様に蓄積されるわけではありません。
臓器によっても異なります。心臓の筋肉に集まるとも言われていますが未だ
に、解明されていません。(ICRPでは・・・)ストロンチウムは主に骨に蓄積
します。WBCの検査結果は体全体で××Bqと測定されますが、セシウム
が体内のどの部分に  蓄積されているかはわかりません。
 しかしながら、ICRPの換算係数をあてはめ、実効預託線量は××mSvで
健康に影響はないレベルとされてしまっています。
 (その再検証をICRPの委員であるK教授にお願いし、その結果を論文に
まとめてもらう事にしています。)

汚染された環境は3.11以前の原状回復が基本です。
それが加害者(国)の被害者に対する責務です。
年間1mSvで良いとする民事的・倫理的な根拠はまったくありません。
これは加害者の論理です。
自宅の庭に毒物をまいたら、加害者は原状回復するのが常識です。
それができない場合には被害者に対し”償い”をする事です。
そのいずれもしないという事(国)は、民事・倫理上はあり得ない事です。
是非、自らの自宅が放射能で汚染させられた場合、自分の身に降りかかった
場合を想定した心ある対応をとっていただきたくお願いいたします。
経済は人格権よりも劣位!これが福井地裁の判決です。

以下はある役人に投げかけた小生の言葉。
『20mSvまで安全だというなら、役人が家族を連れて、そこに住んで実証
して欲しい。そうすれば、そこの住民は安心が担保されと思うはず。
しかし霞が関で全て決めて福島の住民に押し付けるのは如何なものか・・
スリーマイル事故の時は政府高官がそこに住んで安全宣言したはずだ!
日本政府も見習うべきだ!』 

20mSvの欺瞞に関する小生のブログです。
http://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2014-04-01
ご検討と改善をお願いするものです。

福島県二本松市 ×× ×
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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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