全国のニュースから黙殺されたドキュメント、「標的の村」が映画化され全国で
上映されていますが、私の住む房総半島でも、上映されると聞いて、嬉しく
思いました。
房総半島からいつも東京に行くとき、同じ地域から一緒に行く人がいたらなあと
思っていましたが、最近ひょんなところから、知り合いが日比谷公園に出かけた
とか、ばったり国会前で会って「なんで此処にいるの!」と同時に聞くとか、
そういう事もあるようになりました。それだけ多くの人が今の日本の情況に
心痛めているのでしょう。が、考えようによっては私の意思表示が足りなかった
のかもしれません。まずは周りの人と繋がろうと反省を込めてお知らせします。
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6月29日(日) 南房総市三芳農村環境改善センター大会議室
① 午前10時~ ② 午後 2時~の2回上映。
前売り1000円(当日1300円)、但し高校生500円、中学生以下は無料。
以下は、あらすじです。
・・・日本にあるアメリカ軍基地・専用施設の74%が密集する沖縄。5年前、
新型輸送機「オスプレイ」着陸帯建設に反対し座り込んだ東村(ひがしそん)・
高江の住民を国は「通行妨害」で訴えた。
反対運動を委縮させるSLAPP裁判だ。
わがもの顔で飛び回る米軍のヘリ。自分たちは「標的」なのかと憤る住民たちに、
かつてベトナム戦争時に造られたベトナム村の記憶がよみがえる。10万人が
結集した県民大会の直後、日本政府は電話一本で県に「オスプレイ」配備を通達。
そして、ついに沖縄の怒りが爆発した。
2012年9月29日、強硬配備前夜。
台風17号の暴風の中、人々はアメリカ軍普天間基地ゲート前に身を投げ出し、
車を並べ、22時間にわたってこれを完全封鎖したのだ。この前代未聞の出来事
の一部始終を地元テレビ局・琉球朝日放送の報道クルーたちが記録していた。
真っ先に座り込んだのは、あの沖縄戦や米軍統治下の苦しみを知る老人たち
だった。強制排除に乗り出した警察との激しい衝突。闘いの最中に響く、歌。
駆け付けたジャーナリストさえもが排除されていく。そんな日本人同士の争いを
見下ろ
す若い米兵たち……。
本作があぶりだそうとするのは、さらにその向こうにいる何者かだ。
復帰後40年経ってなお切りひろげられる沖縄の傷。沖縄の人々は一体誰と
戦っているのか。抵抗むなしく、絶望する大人たちの傍らで11才の少女が言う。
「お父さんとお母さんが頑張れなくなったら、私が引き継いでいく。私は高江を
あきらめない」。
奪われた土地と海と空と引き換えに、私たち日本人は何を欲しているのか?
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