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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

君死にたまふことなかれ・・・・今、声を大にして言いたいです

5月9日2回目の投稿です。私の夫は日本人ではありません。人生の後半になって
日本に来たのであまり日本語が分かりません。それで、興味を引くようなテレビの
番組は同時通訳する事になります。NHKの朝ドラは日本の歴史や文化を理解する事、
内容・楽しみを共有出来るので、私達にとって楽しみに見ています。
今朝のNHKの朝ドラの中で与謝野晶子の詩「君死にたまふなかれ」を読む場面が
あり、それを通訳しながら、自分で感激していました。
夫は「この詩の背景はなんだ?」と私の説明に興味宇深けでした。
そのすぐ後に福島の仲間から個人的にお願いした件について電話がありました。
数日前、私は福島へノーベル平和賞(*注1)の署名用紙と新潟県の泉田知事への
激励ハガキ(*注2)を是非福島の方に書いていただきたいと思い、バッジ活動
ではないけれど、仲間に送りました。
その報告がありましたので、嬉しくなりましたので、お伝えします。
ノーベル賞の署名用紙は、カトリック系の学校などにお願いしたそうです。すでに
尼さん達は署名を終えていたので、これからは学生達に紹介したいとの事、
また、プロテスタントの方達にも紹介しますというお返事だったそうです。
ハガキは数少ないのですが、既に激励文を書きたいとおっしゃる方達がいらして
渡しましたとの事でした。福島からのノーベル賞や泉田知事への積極的な姿勢を
教えていただけて、嬉しく思います。
「君死にたまふことなかれ」と2014年現在、心から大きな声で言いたい事態
になるとは思いもしませんでした。
*注1:
「世界各国に平和憲法を広めるために、日本国憲法、特に第九条、を保持している
日本国民にノーベル平和賞を授与してください。」という署名用紙です。
戦争の放棄を定めた憲法9条をノーベル平和賞に推した「憲法9条にノーベル
平和賞を」実行委員会に、ノルウェー・オスロのノーベル委員会から推薦を
受理したとの連絡があり、正式に候補になったのが今年の4月9日でした。
それ以後細々と紙での署名をされている方が少ないかと思い、機会をみつけては
署名お願いをしています。
是非皆様、ネットでの署名か、紙での署名のどちらかをお願いします。
*注2;
泉田新潟県知事激励のハガキはタンポポ舎で準備しています。逆向の中で
頑張っていらっしゃる泉田知事に「福島の方からの激励ならきっと元気が出る
かもしれない」と思いました。私個人でたくさんのハガキは準備出来なかったの
ですが、少しだけでもと応援したく思い、仲間にお願いしました。

「君死にたまふことなかれ」の詩を下に書かせていただきます。
君死にたまふことなかれ   
     旅順口包圍軍の中に在る弟を歎きて
          
   與 謝 野 晶 子
あゝをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生れし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや。

堺(さかひ)の街のあきびとの
舊家(きうか)をほこるあるじにて
親の名を繼ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ、
旅順の城はほろぶとも、
ほろびずとても、何事ぞ、
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり。

君死にたまふことなかれ、
すめらみことは、戰ひに
おほみづからは出でまさね、
かたみに人の血を流し、
獸(けもの)の道に死ねよとは、
死ぬるを人のほまれとは、
大みこゝろの深ければ
もとよりいかで思(おぼ)されむ。

あゝをとうとよ、戰ひに
君死にたまふことなかれ、
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは、
なげきの中に、いたましく
わが子を召され、家を守(も)り、
安(やす)しと聞ける大御代も
母のしら髮はまさりぬる。

暖簾(のれん)のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻(にひづま)を、
君わするるや、思へるや、
十月(とつき)も添はでわかれたる
少女ごころを思ひみよ、
この世ひとりの君ならで
あゝまた誰をたのむべき、
君死にたまふことなかれ。


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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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