「何故 福島はFUKUSHIMAと書いてあるバッジを配るの?」福島は事故の起きた県。大きな問題を抱え人々は苦しんでいます。それなのに、この方達は「原発いらない」と言えないおかしな雰囲気の中で暮らしています。経済的な負担を与えず、か細い「原発いらない」の声が少しでも大きくなって、逆風を受けながら頑張っている多くの福島の団体の後に追いて行ってもらいたい、そして大きな声になって欲しいと願いました。バッジにはFUKUSHIMAからの意思表示という意味があります。
「何故 英語表記なの?」どのようなデザインにするか考えて、日本語で「脱原発」「反原発」「原発いらない」では、ただでさえ声が出にくい方達にとっては余計に着けにくいだろうと思いました。これは私達の造った造語です。世界で使っているのは「NO NUKES」。核兵器を含めた核廃絶の意味になると識者から伺いました。ですが、今の福島はそこまでいかない所で苦しんでいるのです。多くの方から間違い英語という指摘を受けておりますが、ご理解ください。
「他の地域を作ったのは?」福島の悲劇を繰り返して欲しくないからです。再稼働を止めたいという多くの方にエールを送りたい、一緒に運動をしていきたいと。現地の方に福島と同じように配ります。
「何故 各地域の名前にしたのか?一つのIN JAPANで良いのでは?」このバッジを作成するのに費用がかかります。福島の人に配るFUKUSHIMA分と皆さんにご支援をお願いして渡すIN JAPANバッジを分けないと運動そのものに混乱が起こります。運動のクリーン性を問われてしまうという問題があります。
「福島を支援してるのだから、FUKUSHIMAのバッジが欲しい!」多くの方からそのようなご要望をいただいています。が、これは全てお断りしています。前質問のような問題もありますが、もう一つの大きな柱は、原発のある地域とそうでない地域の方と個々にコミュニケーションを作る機会にしていただきたいのです。集会等で
FUKUSHIMAのバッジを着けた方に声をかけてください。そして体験と現状を聴いてください。直に聴ける事には意味があると思います。あの集会でマイクを通しての発言は勿論多くの方が聴けるというメリットがあります。福島の人達を先頭にデモ、素晴らしいですね。でもなかなか話す機会がないのではありませんか?でも直に話をしていただけばもっと分かる事もあります。それを自宅で家族に、職場で同僚に、友人とおしゃべりの時に、福島の話を伝える語り部になっていただきたいのです。そこから拡がる道もあると思います。そう、それに話終わった後にバッジの交換したら良いですよね!それは個々の皆様にお任せします。そこから支援という事ではない輪が生まれてくると考えています。
「
という事は他の地域のバッジも手に入らない?」はい、お断りしています。現地にはそれぞれの事情が違うはず。現地の方の声に耳を傾ける事は、大事だと思います。語り部になってください。地元の人が遠くに出かける事は大変です。語り部になって多くの方に伝えてください。IN JAPANは地元の方をバッジで支援するだけでなく、現地の方と話す機会にして欲しい、そして多くの方に語り部になっていただきたいという願いもあります。
「何故 今住んでいない県の出身者にも福島のバッジを配るのか?限界があるのでは?」限界はあります。でも丁寧に掘り起こして、皆さんに配りたいと思います。お気づきですか?集会に、デモに福島県出身者が多く参加しています。その方達は福島のバッジを渡すと涙を流される事の多い事、遠く福島に心を寄せて、その方達の思いを受けてデモに来られているのかもしれません。現地にいない分、多分余計に辛いのかもしれません。私には分かりません。でもその方達の後ろには福島県の家族や親せきや友人がいらっしゃるのです。その方達にその人から伝えていただきたいのです、「県内でバッジを配ってるんですって」、「声を出して欲しいんですって」。また、原発事故で散らばってしまった福島の人達全てへのエールでもあります。
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