5月1日:福島日報ダイジェスト「地震国のトルコへの原発輸出に、福島の国会議員
『賛成7』『反対1』」ダイジェス873報 拡散可を転載させていただきます。
人間には「学習能力」というのがあるはずです。福島県選出の参議院議員の皆様に
おかれましては、その学習能力が備わっておられるのか、甚だ疑問に感じます。
それとも、国会での国会議員としての経験を積み重ねていき、そこから学んだ事が
福島県から選出された事と県民の今の状況を鑑みて思いを馳せるという事よりも
優先される何があるのでしょうか?一度伺ってみたいです。
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昨日は参議院で、「20ミリシーベルトならば帰れるというのを考え直してもらえ
ないか?」と、フクシマに生きる人々の声を訴えてくれた、荒井広幸参議院議員
(新党改革)について紹介しましたが、今日は、原発のトルコ輸出に対し、
党の方針に逆らって、反対を表明してくれた、増子輝彦参議院議員(民主党)
について、紹介させてください。
国会は4月18日の参院本会議で、トルコとアラブ首長国連邦(UAE)への原発輸出を
可能にする原子力協定の締結を、与党と民主党の賛成多数で承認しましたが、
福島県選出の増子輝彦議員は「14万人近い人が避難を続け、汚染対策もままならない
本県の状況を考えれば、県民の一人として容認できない。反対の意思を表明した。」
と語り、棄権票を投じました。
これをうけて、民主党は、増子氏を、参院政審会長と
参院東日本大震災復興特別委員会理事から解任し、副代表の役職停止なども
検討する方針ということです。
トルコは過去25年間にマグニチュード6以上の地震が72回発生している、
世界有数の地震国です。
地元住民(地元のシノップ市長やトルコ市民)も原発誘致に反対しており、
3.11の大地震で原発事故を起こした日本が、トルコやUAEに原発を輸出することは、
福島県民として、とても容認できるものではありません。
しかし、福島県選出の国会議員の中で、今回の法案に反対したのは、
増子議員ただ一人しかいませんでした。
他の7議員はみな「賛成票」を投じています。
「トルコへの原発輸出に賛成した福島県選出の議員」
根本 匠議員(自民)
森雅子議員(自民)
岩城光英議員(自民)
亀岡 偉民議員(自民)
菅家 一郎議員(自民)
坂本 剛二議員(自民)
玄葉 光一郎議員(民主)
ちなみに、厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」によれば、
平成26年4月24日(木)。
この日、福島県では、ウド2点(野生)の放射性セシウム検査を行い、1点より、
27Bq/kg(南相馬市)の放射性セシウムの検出が報告されました。
《その他の、放射性セシウムが検出された食品》
きのこ類4点
4.1~28Bq/kg(原木しいたけ・菌床しいたけ)(中通り・浜通り地方)
山菜類11点中「5点」
5.5~31 Bq/kg(コゴミ・フキノトウ)(県内全域)
牛肉15点中「2点」
8.1~8.5Bq/kg(鮫川村)
《検出下限値以下の食品》(<Ge7.9~18Bq/kg以下)
野菜類4点(カブ・キュウリ・ネギ)(中通り・会津地方)
山菜類11点中「6点」(コゴミ・シドケ・フキノトウ)(県内全域)
牛肉15点中「13点」(中通り・浜通り地方)
※ダイジェストの詳細に関しては、厚労省の
「食品中の放射性物質の検査結果について」を参照してみてください。
参照:
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000044377.html※現在「厚労省ダイジェスト」は、3つの団体・個人により、取り組まれています。
1.「厚労省ダイジェスト全国版」(by世田谷こども守る会)
http://setagaya-kodomomamoru.jimdo.com/2.「厚労省ダイジェスト・ラジオ版」(byココラジ)
FM79.1Mz「午前8時頃」「午後15時5分」「午後17時頃」(月曜~木曜)
http://www.kocofm.jp/※スマホやパソコンから全国での視聴も可能です。
3.「厚労省ダイジェスト福島県版」(※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…)
http://ameblo.jp/masa219koro/(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル検索してみて下さい)
※Geはゲルマニウム半導体検出器を用いた核種分析法の略
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(福島県郡山市 フクシマン・マサ))
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