雑談です。「尼さんのおなら」というお菓子があります。
簡単で材料も小麦粉と卵、他にお砂糖少し必要なだけ。だから30年前までは
頻繁に作っていました。失くした料理本がみつかり、その中にありました。
(シュークリームの皮だけを単に油で揚げただけのものです)
甥夫婦が泊りがけで遊びに来る前日にみつかったので、デザートで作る事に。
甥の歓声と「旨い!懐かしい、好きだったんだ!こんなに美味しかったんだ!」
老人ホームで調理を担当している甥が、
「レシピが欲しい。この美味しさを年寄りに味わってもらいたいんだ」と真剣な顔。
母親「100人分作るのは大変だから止めなさいよ」「いや、大変でも作りたい」
100人分は大変だと思って聞いていた私は、とても嬉しかったですよ。
38歳の甥が他人を思い面倒な事を人のために自分からしたいと言っている・・。
悲しい思いをたくさんして育ったので、守り切れなかった私は心配していました。
少し遅い成長かもしれませんが、親孝行、叔母孝行だけではないのが嬉しい。
甥育てと甥離れの瞬間で胸がいっぱいになり、いまだにその余韻の中にいます。
私にはまだ何人か甥や姪達がいます。まだその子達からは「人の為に何かしたい」
という発言は聞いていません。次はどの子がそう言うだろう・・。
<尼さんのおなら>Pets de nonne ou Beignets Souffles
材料(4~6人分)
シュー皮:薄力粉70g、 水 120cc、バター 25g、
砂糖 小さじ半分、 塩 少々、 卵 大2個、
揚げ油、味付けがグラニュー糖とシナモンなど適当に・・。
①15cm位の鍋に、水、バター、砂糖、塩を入れて中火にかける。
バターが溶けて鍋の中がプツプツと煮立ってきたら、火から下ろす。
ふるった小麦粉を一気に入れて木杓子で手早く混ぜ滑らかにする。
② ①を弱火にかけ、木杓子で混ぜながら1~2分火を通し、火から下ろす。
卵1個を加えて良く練り合わせ、滑らかになったら残りの卵を加えて、更に
よく練り合わせる。しばらく休ませる。
③ 8ミリ丸口金をつけた絞り出し袋に入れる。
④ サラダ油を160度位にし、③のタネを押し出してはナイフで切りながら、
油の中に落とし入れる。時々返しながら徐々に温度を上げながら180度にする。
きつね色になったらすくいあげて紙の上に取る。熱いうちに砂糖、シナモンを
まぶす。
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