福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。
4月23日です。「かつて5億を売り上げた『マガレイ』出荷制限解除へ…」
厚労省ダイジェスト福島県版867報①を転載します。
魚を思うと、心も体も重くなります。人によって判断が分かれるのを承知の上で、
以下のマガレイの検出結果を読むと私には悲惨さばかりが浮かび上がります。
子供達に、魚達に、漁師達に、地球になんと言えばよいのでしょうか?
おのれの罪の深さにうなだれるばかりです。
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マガレイは、原発事故前は(10年間で)約5億円の売り上げがあった福島県業業の「主要魚種」です。
昨年2月21日以降、340点の検査を行い、136点(全体の40%)から、
6~69Bq/kgの放射性セシウムの検出の報告、いずれも基準値(100 Bq/kg)を
下回ったため、「出荷制限が解除」されることとなりました。
数値の内訳をみると、
0~10 Bq/kg 38点(全体の11%)
10~25Bq/kg 77点(全体の23%)
25~50 Bq/kg 18点(全体の5%)50~100 Bq/kg 3点(全体の1%)
検出下限値以下 204点(全体の60%)(<Ge12~19Bq/kg以下)
となっています。
データーを分析してみると、マガレイには、4匹に1匹の割合で10~25ベクレルの
放射性セシウムが含まれていました。
また、20匹に1匹の割合で25~50ベクレルの放射性セシウムが含まれていました。
出荷制限解除にあたって、一消費者としてお願いしたいことは、その「判断」を
行うときに、ストロンチウムの検査も行ってほしいということです。
私の知る限り出荷可能となる魚種の、ストロンチウムの検査は、原発事故後以降
ほとんど行われたことがありません。
汚染水問題でこれだけストロンチウムのことが問題となっているのですから、
他の放射性核種に関しても、(セシウムと同じように)きちんと測ったうえで、
消費者が判断できるデーターを公表してほしいと思います。
ちなみに厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」によれば、
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