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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

保育園の運動会についての父兄と先生の会話

福島でお子さんを持つ方の投稿をみつけました。読んでいただけたら嬉しいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
**です。
先週、私の子どもが通う郡山市の保育園の園長先生と主任先生に、郡山市の
定時降下物量の現状を伝えました。(↓の35ページ)
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/57763.pdf
この表(↑)により、
福島市と郡山市は同程度の放射能の降下物量ということが分かり、

最近の表(↓)でも、福島市に大量の降下物があることが分かる、と伝えました。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec_file/monitoring/kousui.pdf

保育園の職員はもちろんそんなことは知らなかったようで、
放射線の情報しか知らなかったとのことです。
そして、この表の一番下に以下の注意喚起文があることを伝えました。
「地面が乾燥している時に強い風が吹くと、じん埃が地表面から舞い上がりやすく
なります。被ばく線量の低減や一般的なじん埃の吸入量低減の観点から、
土ぼこりが舞うような風の強い日に外出する際は、マスクの使用や帰宅後のうがい
などに心がけましょう。」

そして私は、
「保育園では子どもの運動不足ばかりを気にして運動させているけど、このように
福島県がホームページで注意喚起を載せているのだから、風の強い日ぐらいはマスク
をさせて欲しい。この注意文は一般向けですから、子どもには特に注意すべきでは
ないでしょうか。この測定値は地上10mの測定値ですから、子どもの背の高さでは
その何倍もの放射能が舞い上がっているのですよ。運動も大切だけど、放射能に
対する対策も必要でしょう」とお願いしました。
そしたら主任先生から、
「このように明確に書かれた書面を根拠に提案してもらうと、こちらとしても郡山市
に提案できるし、専門家も安全と言う人と危険と言う人で分かれているので、
判断材料になってうれしいです。」と喜ばれましたので、
私が
「え?危険と言ってくれる専門家の講演会なんて、郡山市の職員は聞かないのでは
ないですか?」と返すと、
「そんなことないですよ。あらゆる講演会を聞いてますので、危険かもしれない、
安全かもしれない、と判断がつかないままでいます。それでも郡山市の方針には
従うしかないですから、このような書面があれば、私たちも郡山市に提案することが
できます」ということでした。
続けて主任先生から
「今年の運動会は外で行うか、昨年までのように体育館で行うか決めかねて
いるんです。お父さんはどう思われます?」と聞かれましたので、
わたしは
「だって普段から外で運動させているんですから、運動会だけ室内でやっても
意味なくないですか?」と返すと、
「いやいや、毎日の運動は20分程度の短時間で天候(風)を気にしながら
できますが、運動会となると数時間ですから、風が強くなったからといって室内に
変更できません」と言われました。
これには「なるほど」と思いましたが、
「それでも保護者会があるのですから、そこで出した判断に従います。それにもう
大丈夫という空気が蔓延してますから、私のように言いだせる人もいないのでは
ないでしょうか。私だって今は回りに他の保護者がいないから話してますけど、
みんながいたらやはり言えないですから」と言いました。
そしたら
「それでもお父さんの意見を聞いておきたいのです。それで決まるとは
限りませんけど、やはり聞いておきたい」と強く求められましたので、
「私は安全か危険か分からないなら、大事を取るのが普通の考え方だと思う、としか
言えません。それによって、小さい頃の思い出が室内活動ばかりになって、心の
問題がって言う保護者もいるかもしれないですから、やはり強くは言えないです。」
と言うと、
「いや、そんな気持ちのことよりも、健康の問題が一番です」と
言いきってくれました。

これから郡山市側と話し合ってくれるそうですが、他の保育園、小中高学校でも、
保護者がこの表を根拠に先生へ提案すれば、福島県の学校全体の考え方が
変わるかもしれません。

「低線量被ばくの危険性は良く分からない」というのが全世界共通の科学的知見
ですから、せめて子どもぐらいにはマスクをさせてもらいましょう。
また新地町のように保護者が何も言わなければ、
「スーパー食育校」などという危険側に傾いた考えに導かれてしまいます。
安全側に持っていけるのは保護者の声だけです。
「危険性は分からないのだから、安全側に、できるだけ放射能を取り込まないような
対策を」と進言しましょう。

みんなで言わなければ、何も変わりません。

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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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