県教委のまとめでは、県内の学校給食では県産食材の利用率が昨年度に2割を切り、
震災前の半分にとどまっています。
新地町の学校でも、実際に給食に使っている県産食材は会津産の米だけであるのが
現状ですが、保護者からの「安全性に関する問い合わせ」や、
「給食を断って弁当を持参させるようなケースがない」ことから、町教委は県産食材の
活用に理解を得るための実践例を作りやすいと考え、「スーパー食育校」に
指定したということでした。(社説要約終わり)
新地町でこうした取り組みが始まる一方で、地元産米の給食使用検討している
いわき市では、保護者から、6800人分の反対署名が提出されました。
給食の安全に関する問い合わせが、いわき市のよう上がらない自治体は、いずれ、
新地町のように、「スーパー食育校」に指定されてしまうかもしれません。
いわき市の保護者の方たちは、農家の人の思いや地産池消の大切さも理解しつつ
「専門家によって安全な基準値が異なり、子どもが毎日食べる給食に地元食材を
使うのは不安」と反対の声をあげています。
安全の基準値が、国や専門家によって異なるなかでは、危険か安全かの判断は、
最終的に消費者一人一人の選択にゆだねられるべきだと思いますが、学校給食には、
「選択の自由」がありません。
国や県は、「子ども」たちに、「大人」の「安全の価値観」を一方的に押し付けるような、
「給食」の提供のしかたを、「選択」しないでほしいと思います。
《検出下限値以下の食品》(<Ge7~13Bq/kg以下)
野菜類5点(小松菜・レタス・クキタチ菜・アスパラガス)(中通り地方)
山菜類1点(野生)(コゴミ)(棚倉町)
花ワサビ4点中「3点」(伊達市・大玉村)
※ダイジェストの詳細に関しては、厚労省の
「食品中の放射性物質の検査結果について」を参照してみてください。
参照:
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000043201.html※現在「厚労省ダイジェスト」は、3つの団体・個人により、取り組まれています。
1.「厚労省ダイジェスト全国版」(by世田谷こども守る会)
http://setagaya-kodomomamoru.jimdo.com/2.「厚労省ダイジェスト・ラジオ版」(byココラジ)
FM79.1Mz「午前8時頃」「午後15時5分」「午後17時頃」(月曜~木曜)
http://www.kocofm.jp/※スマホやパソコンから全国での視聴も可能です。
3.「厚労省ダイジェスト福島県版」(※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…)
http://ameblo.jp/masa219koro/(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル検索してみて下さい)
※Geはゲルマニウム半導体検出器を用いた核種分析法の略
※アドレスは配信専用のアカウントです。みなさまからのご意見、ご質問は
masa219koro@yahoo.co.jpへお願いいたします。
(福島県郡山市 フクシマン・マサ)
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