また別の発言として、
「放射性セシウムの基準値は、オーストラリアでは1000ベクレルで日本の10倍。
アメリカは1200ベクレルで12倍だ。日本の牛肉は本県を含め、世界一安全と
断言できる。」と述べていましたが、チェルノブイリ周辺の各国では、
放射能と戦い続ける中で、日本よりも厳しい食品基準値を選択せざるを得なくなった
経過があります。
例 ベラルーシ(子供)37Bq/kg
例 ウクライナ(野菜)40Bq/kg
フクシマに暮らす私としては、放射能災害に直面していない国々の数値と比較して、
基準値を決めるのではなく、放射能災害に直面してきた国々の数値を参考にして、
食品基準値を設定してほしいと思います。
例えば、福島県の漁連は、試験操業対象魚について自主基準として50ベクレル
を超えるは出荷しないことを決めていますが、福島県は、魚だけでなく、
牛肉や全ての食品に対して、より厳しい基準値を設け、83ベクレルの牛肉が流通
することがないようにしてほしいと思います。
比較参考までに、今年の3月の、福島の「牛肉」の検査結果をまとめてみると、
320点(平成26年3月)(県内全域)検査を行い、
5点より、(全体の1.5%)(中通り・会津地方)7~83Bq/kg
の検出の報告がありました。
数値の内訳をみると、
0.1~10 Bq/kg 2点(全体の0.6%)
10~25 Bq/kg 2点(全体の0.6%)
50~100 Bq/kg 1点(全体0.3%)
検出下限値以下 315点(全体の98%)(<Ge12.3~20Bq/kg以下)
という検査結果が出ています。※1
参照:ふくしま新発売
http://www.new-fukushima.jp/monitoring/《その他の、放射性セシウムが検出された食品》
フキノトウ3点中「1点」7.7Bq/kg(本宮市)
《その他の、検出下限値以下の食品》(<Ge5.3~18Bq/kg以下)
野菜類12点(キャベツ・春菊・キュウリ・ナス・ニラ・ホウレン草・タマネギ・菜花・
アスパラガス・ウド・水菜)
フキノトウ3点中「2点」(会津地方)
※ダイジェストの詳細に関しては、厚労省の
「食品中の放射性物質の検査結果について」を参照してみてください。
参照:
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000042100.html※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…
「フクシマンの福島リポート」
http://ameblo.jp/masa219koro/(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル検索してみて下さい)
※Geはゲルマニウム半導体検出器を用いた核種分析法の略
※アドレスは配信専用のアカウントです。みなさまからのご意見、ご質問は
masa219koro@yahoo.co.jpへお願いいたします。
※全国の情報が見たい方は、こちらへ…(私のお師匠さんです)
「マダムトモコの厚労省ダイジェスト」
http://setagaya-kodomomamoru.jimdo.com/(福島県郡山市 フクシマン・マサ)
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