「報道が風評を助長している」との指摘を読者からしばしば受ける。
県を挙げて取り組んでいる風評払拭(ふっしょく)の取り組みが
逆効果になるとの指摘もある。
「県外では原発事故を忘れている人もいる。
風評払拭を訴えるほど、事故の記憶を呼び戻し、寝た子を起こしかねない」
との懸念からだ。
取材先では
「紙面で原発問題を大きく取り上げ過ぎだ。
生活に直接影響がなければ、小さく扱う配慮をしてほしい」
との要望を時折受ける。
一方で震災後に本紙が実施した読者対象のアンケートでは、
最も読みたい記事のトップは「原発事故関係」だった。
詳しく伝えてほしいとの声が圧倒的に多かった。
廃炉への道は長く、険しい。さまざまな声に耳を傾け、
報道に当たらなければと肝に銘じている。
(記者たちの3年 2つの風 福島民報新聞平成26年3月1日)
(記事抜粋終わり)
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私は風評という言葉は好きではありませんし、
メーリングリストに投稿を続けるただの一般市民にすぎないのですが、
この記者の方の葛藤と、同じ葛藤を感じたことがあります。
私だけでなく、日常生活の中で、
「お前は放射能のことを気にしすぎだ」
「風評被害をあおらないで」
と言われた経験がある人は、
福島には、沢山いるのではないでしょうか・・・
「正しく情報を伝えてほしい」という声と、
「風評をあおらないでほしい」という声。
「2つの声」が福島にはあり、
その中で私も、葛藤し続けています。
でも悩んで、筆が止まりかけるたびに、「3.11の後悔」が胸をよぎります。
原発のことを何も考えずにいたら、自分自身が被害者になっていた・・・
「放射能」のことも、自分で「学び」「考え」「判断」しなければ、
また被害者となってしまうかもしれない・・・
「2つの声」に対する答えはでていませんが、
真剣に悩み、葛藤し続けながら、
これからも、ダイジェストを書き続けたいと思っています。
前段が長くなってしまいましたが、今日のダイジェストです。
厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」によれば、
平成26年3月6日(木)。
この日は
豚肉3点(中通り・浜通り地方)
鶏肉3点(中通り・会津地方)
牛肉32点
野菜類6点(キュウリ・ネギ・クキタチナ・ワサビナ・イチゴ)
(県内全域)
山菜類1点(栽培)(フキノトウ)(会津若松市)
の検査が行われ、全て検出下限値以下でした。(<Ge7.9~19Bq/kg以下)
※ダイジェストの詳細に関しては、厚労省の
「食品中の放射性物質の検査結果について」を参照してみてください。
参照:
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000039718.html※Geはゲルマニウム半導体検出器を用いた核種分析法の略
※現在「フクシマンの福島リポート」の「映像版」を配信にむけて、作業を進めています。
(まだ準備段階ですが)よろしければこちらをクリックして、ご覧になってみてください。
http://fukushiman.jimdo.com/※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…
「フクシマンの福島リポート」
http://ameblo.jp/masa219koro/(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル検索してみて下さい)
※アドレスは配信専用のアカウントです。みなさまからのご意見、ご質問は
masa219koro@yahoo.co.jpへお願いいたします。
※全国の情報が見たい方は、こちらへ…(私のお師匠さんです)
「マダムトモコの厚労省ダイジェスト」
http://setagaya-kodomomamoru.jimdo.com/(福島県郡山市 フクシマン・マサ)
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