3月9日:バッジプロジェクトと支えてくださる或る方のブログから転載します。
多くのサポーターさんが福島バッジプロジェクトの活動を支えてくださいます。そして・・
それだけでなく、私達自身をも支えてくださいます。3月9日の今日も日比谷公園での
集会に何人かのサポーターさんに声かけられました。近況報告だけでなく、
他愛ないおしゃべりもします。元気の出るひとときです。
そしてメールで、電話で、手紙で、ブログで・・・教えられる事ばかりです。
いつもありがとうございます。
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http://mamitti8.blog.fc2.com/blog-entry-124.html福島 被ばくの実態
311を前に、東日本大震災関連のテレビの特集が多く組まれている。
その中で多くのお年寄りが狭い仮設住宅の中で窮屈そうに暮らしている。
そして、避難解除された地域の人たちは、実際には帰れないのに援助を打ち切られている。
84歳のおじいさんが、月4万の中で、お米も味噌も買わなくてはならない。お金がないと、、。
避難先を点々としている間に奥さんは体調を崩し肺炎で亡くなられたと。
切ない、悲しい。でも、私にはどうしてあげることもできない。
子どもたちも除染がすんだということ?で、学校に通って、避難しなくていいと。
草地には放射能が高いから入ってはいけない、
水もあぶないと低線量被曝を強いられている。
福島の人が、「私たちはモルモット」というのを聞いたとき、瞬間に思った。
違う、モルモットにさえなっていないよ! 見捨てられているということなのだよ!!
と思った。
アメリカは、広島に原爆を投下した後、ABCC・原爆傷害調査委員会
(げんばくしょうがいちょうさいいんかい、Atomic Bomb Casualty Commission)
をつくった。
16万人の被ばく者について被ばく状況を調べ、7500人を解剖したと書かれている。
そして、1995年現在で生存している12万人の被ばく者についてなくなると死因を追跡し、
2年に一度の健康診断をおこなっており、8万人の被爆二世、2800人に
体内被曝者についても追跡調査がされている。
これは、本当にモルモットにされていると思う。
被ばくについての状況調査をし、その後の変化を健康診断という形で追い続け、
ただし、診療はしないという。
さらに亡くなったら、死因を追求し、臓器を調査資料として要求している。
ABCCについては
http://blogs.yahoo.co.jp/mitokosei/26276180.htmlしかし、今の福島はどうか?
被ばく状況をちゃんとした形でききとり、記録し、管理しているということをきかない。
私が知らないだけ?
子どもたちが甲状腺以外、血液検査などを行って、経過を見られているということも聞かない。
ちゃんとしたデータもとられていない、つまりモルモットとしてもちゃんと管理されていないと
いうことだ。漠然と福島の人が死んでいったとうことにされてしまう。
閣僚が「原発事故で死んだ人はいない」と言い切る。
原発は関係ありませんというために、まともな基礎データの収集さえしていないのだ。
ここではっきりしてくるのは、福島の人々を見捨てている国の姿。
そして、今経験していることを科学的に考えようとしない姿勢は、今後の事故や事態にも
責任を持って対応しないという国の姿だ。
福島をみすているということは、つまり日本全体の人々を見捨てるということなのだ。
自分で考えて、自分で行動して、生きていかなければ。
国は決して助けてくれない。
2014.03.08
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