フクシマン・マサさんの厚労省日報ダイジェスト福島県版821号を掲載いたします。
豊かな食材の宝庫であった福島が、今このような100ベクレルという食品基準の中で
暮らしている事は本当に苦しい事です。
私は福島に出かける時は少し野菜を持っていく事が多いです。今はお土産の定番です。
農家だった或る人は「爆発前ならお返しはたくさん渡せたのに・・・」と悲しい顔をした事、
高校生が「一生福島のお米と野菜を食べて福島で生きる」と誇らしげに言った時の私の衝撃、
「そうよねえ、でも他に食べるものないのよ。少しでも遠いのをと選んでいるんだけれど。
やっぱり食べちゃいけないのよね。」の言葉に言うんじゃなかったと後悔した事。
お米農家の「皆作って売ってるけれど、自分達が食べるのは買っている。」という言葉に
「ホント?」と思わず聞きなおした事。昨年秋~冬にかけて直接に聞いた言葉です。
細かい活字を拾い出して日報を出されているフクシマン・マサさんの心を抱きしめたいです。
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県内の食品の放射能汚染について、県内の消費者がどう思っているかのアンケートに
よれば、(県消費者団体連絡協議会発表)食品基準値(100Bq/kg)以内の食品でも、
ガン発症のリスクが高まる可能性があり、「受け入れられない」と回答した割合は、
30%にのぼり、「県外産と外国産を購入する」と回答した割合は、32%にのぼることが
明らかになりました。
前回調査に比べれば、心配している人の割合が大幅に減少しているものの、未だに
3人に1人という非常に多くの消費者が、放射能の食品汚染に不安を感じている実態が
浮き彫りとなった形です。
県内の新聞各社などの報道では、「福島県産の食料品を最も多く購入する」と回答した人の
割合が、67%と、前回調査の46%にくらべ大幅に上昇し、基準値以内の食品であれば、
喫煙など他の発ガン性要因よりリスクは低く、検査を経て流通しているから
「受け入れられる」と回答した人も、38%と上昇傾向にあることを、大きな見出しで
報じていましたが、国は、3人に1人という非常に多くの消費者が、放射能の食品汚染に
不安を感じている事実を忘れずに、放射能が入っている食品を流通させないための、
より一層の努力を、行なってほしいと思います。
ちなみに、厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」によれば、
平成26年2月7日(金)。この日、福島県では、
キノコ類3点(原木シイタケ・菌床シイタケ・菌床キクラゲ)(中通り・浜通り地方)の
検査が行われ、1点より、3.8Bq/kg(原木シイタケ:相馬市)の放射性セシウムの検出の
報告がありました。
《その他の、放射性セシウムが検出された食品》
フキノトウ3点中「2点」4.9~5.1Bq/kg(大玉村)
《検出下限値以下の食品》(<Ge8.1~19Bq/kg以下)
キノコ類3点中「2点」(菌床シイタケ・菌床キクラゲ)(中通り地方)
フキノトウ3点中「1点」(会津地方)
野菜類3点(大根・ホウレン草)(中通り地方)
牛肉34点(中通り・浜通り地方)
※ダイジェストの詳細に関しては、厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」を
参照してみてください。
参照:
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000036924.html※Geはゲルマニウム半導体検出器を用いた核種分析法の略
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(福島県郡山市 フクシマン・マサ)
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