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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

「21ヶ所の児童公園に汚染土壌をひっそりと埋設」福島リポート②

この国では未来を託す子ども達の環境をどのように考えているのでしょうか?
「子どもは宝」という言葉は福島では死語になったのでしょうか?
フクシマン・マサさんの福島リポート②を掲載します。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

平成26年1月16日付の、日刊ゲンダイにも、郡山市が、児童公園に除染作業で発生する
汚染土壌を埋めていることについての、記事がのっていました、
以下は記事の書き起こしになります。
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福島県郡山市では住民に知らせることなく、市が大量の原発汚染ゴミを埋めていたことが
判明し、大問題になっている。
「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト」の郡山代表・武本泰氏が言う。
「郡山市は住民が除染した側溝の汚泥などを、子供たちが遊び場にしている市の公園に
こっそり埋めていました。汚染ゴミは中間貯蔵施設ができるまで仮置き場で保管するのが
原則なのに、市は公園を「仮々置き場」と拡大解釈して利用していたのです。
情報公開請求で、埋められている公園が、少なくとも21カ所に上ることが分かりました。
(書き起こし 終わり)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
また、同じ問題について、平成25年12月27日のフライデーには、原発汚染ゴミを「子ども公園」
に埋め捨て放置という記事がのっていました。以下は記事の書き起こしになります。
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福島県郡山市の公園には、住民に知らされることなく、放射性物質に汚染された大量のゴミが
埋められている。高い放射線が計測されるそうした公園の多くが、子どもたちが日常の遊び場
としている「子ども公園」だ。公園の数は、少なくとも21力所。警戒を促す表示もない。
「住民が除染した側溝の汚泥などを、公園に埋めてしまったんです」
こう呆れるのは、「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト」の郡山代表・武本泰氏だ。
武本氏が問題視するのは、市の「線量低減化活動支援事業」。
町内会やPTAなどを通じて、住民に自発的な除染作業を促し、通学路などの放射線量を
下げることを目的としている。協力してくれた団体には、最大で50万円の補助金が出るという。
だが……。
「私の住む桃見台地区でも11年11月に住民への除染要請がありましたが、事前説明が
まったくなかったんです。汚染物の処理について説明するよう求めても、「時間がない」
「町内会長からの承諾は得た」の一点張り。掲示板などで知った一部の住民が、子どもたちの
ためにと、汚染された泥をすくったんです」(武本氏)
こうして出た汚染ゴミは、丈夫なフレコンバックではなく、簡易な土嚢袋に詰められ
公園に埋められた。

武本氏の請求に基づいて市が公開した資料によると、穴の底に遮水シートを敷き、
その上に放射性物質が詰まった土嚢袋を保管し36㎝の覆土をした。桃見台公園には、
1500もの土嚢袋が埋められているという。
市北部にあるハ山田公園を訪れた。放射線量を測ると、国の除染基準
(毎時0.23マイクロシーベルト)の4倍以上高い1.04マイクロシーベルトを表示。
公園内にいた小学1年生の子どもたちに尋ねても、「(危険なゴミが埋まっていることは)
知らな~い」との反応だった。
汚染ゴミは、中間貯蔵施設ができるまで仮置き場で保管するのが原則。
しかし設置が難航しているため、公園などを期限のない。「仮々置き場」として利用して
いるのが実態だ。
「除染物をどこに埋めたのか住民に知る権利があるのは当然なのに、市はいろいろと理由を
付けて、公表しようとしません。埋設されてからすでに2年以上が経過し、土嚢袋が劣化
していることも考えられます。放射性物質が地下に流れ込み、水が汚染されている
可能性もあるのです」(武本氏)

だが郡山市の危機意識は薄いようだ。
「住民の方々には、除染物を近隣の公共施設に埋めると説明していましたが、具体的な場所
までは伝えていません。問い合わせがあれば、個別の対応になるかと思います」
(原子力災害総合対策課)
汚染ゴミの上では、今日も子どもたちが遊んでいる。
(記事書き起こし終わり)
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記事に登場する、市民による情報公開請求で、郡山市が公開した、一時保管(埋設)に関する
文書も、ダイジェストにしてまとめてみました。
ダイジェストの読み方は下記を参考にしてください。

○○公園(場所)○○立方メートル(埋設された汚染土壌の量) 
覆土○○㎝(放射線防護の遮蔽のために汚染土壌の上にかぶせた、覆土の厚さ)
開始前○○μSv/h → 開始後○○μSv/h(開始前、及び開始後における放射線の量)
(※数値が下がっているのは、埋設にあたり、穴を掘り、きれいな土で覆土するため、
除染効果も同時に生じるためと思われます。)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

桃見台公園 30立方メートル(1500個の土嚢袋) 
      覆土36㎝ 開始前 1.42μSv/h → 開始後 0.45μSv/h
八山田公園 40立方メートル 
      覆土50㎝ 開始前 1.64μSv/h → 開始後 0.56μSv/h
大槻公園スポーツ広場 300立方メートル
      覆土35㎝ 開始前 1.3μSv/h → 開始後 0.54μSv/h
安積スポーツ広場 262立方メートル 
      覆土45㎝ 開始前 1.04μSv/h → 開始後 0.23μSv/h
喜久田スポーツ広場 160立方メートル 
      覆土50㎝ 開始前 1.73μSv/h → 開始後 0.25μSv/h
三穂田スポーツ広場 18立方メートル 
      覆土30㎝ 開始前 1.05μSv/h → 開始後 0.21μSv/h
東山霊園180立方メートル
      覆土30㎝ 開始前 0.43μSv/h → 開始後 0.2μSv/h
西部公園 30立方メートル 
      覆土30㎝ 開始前 1.27μSv/h → 開始後 0.81μSv/h
若葉公園 5立方メートル
      覆土35㎝ 開始前 1.82μSv/h → 開始後 0.36μSv/h
田向公園 30立方メートル 
      覆土50㎝ 開始前 1.83μSv/h → 開始後 0.38μSv/h
島中央公園 10立方メートル 
      覆土40㎝ 開始前 1.5μSv/h → 開始後 0.7μSv/h
柴宮1号公園 10立方メートル 
      覆土35㎝ 開始前 1.25μSv/h → 開始後 0.3μSv/h
豊年田公園 15立方メートル 
      覆土30㎝ 開始前 1.35μSv/h → 開始後 0.76μSv/h
撫子前公園 3立方メートル 
      覆土58㎝ 開始前 1.3μSv/h → 開始後 0.32μSv/h
桜木観察広場25.5立方メートル
      覆土30㎝ 開始前 1.87μSv/h → 開始後 0.38μSv/h
山崎公園 2立方メートル
      覆土30㎝ 開始前 2μSv/h → 開始後 0.5μSv/h
久保田公園 4立方メートル 
      覆土40㎝ 開始前 1.57μSv/h → 開始後 0.26μSv/h
伊賀河原1号公園 2立方メートル 
      覆土48㎝ 開始前 1.9μSv/h → 開始後 0.7μSv/h
砂子山公園 5立方メートル 
      覆土33㎝ 開始前 1.66μSv/h → 開始後 0.4μSv/h
日吉ヶ丘市営住宅団地公園 2立方メートル 
      覆土50㎝ 開始前 1.89μSv/h → 開始後 0.4μSv/h
安積市営住宅団地公園 2立方メートル
      覆土32㎝ 開始前 1.2μSv/h → 開始後 0.43μSv/h

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「フクシマンの福島リポート」http://ameblo.jp/masa219koro/
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(福島県郡山市 フクシマン・マサ)


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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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