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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

朝まで生テレビ「どーする汚染水」書き起こし転載①*拡散希望

長いのですが、転載させていただきます。読んでいただけたら福島の声を
ご理解いただけるかと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福島県のフクシマン・マサです。

同じ郡山市に住む、知り合いの主婦の方が、先日放送された、テレビ朝日の、
朝まで生テレビ「激論!止まらない汚染水 どーする?!原発」に出演しました。

彼女の名前は、森園さんと言います。森園さんは、ひとりの福島県民の声として、
「東電は破たん処理して、原発の作業員の人たちは、国家公務員にしてほしい」
と発言してくれました。

その意見を聞いた、スタジオの論客たちが、みんな意見一致をして「そうすべきだ」と
いったのを聞き、森園さんと大熊町の方が勇気を振り絞って、番組で発言してくださった
ことに、心から感謝しました。

でも、東電は破たん処理をすべきだと公言するようなリベラルな論客たちが、
1ミリシーベルトの問題に関しては、「1ミリシーベルトの長期目標は世論迎合だ」
「1ミリ守るためには、50兆円かかる。そんな非現実なことを言っていないで、
もっと現実的な施策を進めるべき」と言ったことに、
「これが今の日本の世論なのか・・・」
「福島の被災者と、今の日本の世論を形成する知識人との考え方は、こんなにも
かけ離れているのか・・・」と、ギャップの大きさに、大変なショックを覚えました。

森園さんや、大熊町の方は、そうした空気の中で、「1ミリシーベルトを守ってほしい」と、
粘り強く、発言してくださいました。
私は、あれだけのアウェイの空気の中で、「つながっている福島の人たち(私たち)」
の思いを代弁してくださった、森園さんと、大熊の方の「勇気ある発言」から、
とても大事なことを学ばせていただきました。
沢山の人の心を奮い立たせる「命がけ」の言葉だと思い、一人でも多くの方と
シェアしたいと、書き起こしをさせていただきました。
より多くの方に読んでもらえたら、とても嬉しいです。

森園さんと、大熊町の方に、心から感謝したいと思います。

《朝まで生テレビ書き起こし》
番組後半2時間過ぎたぐらいの所より・・・
塩崎恭久(自民党)
「官房長官が昨日長期的な1ミリシーベルトは守りますと言っているわけですね。」

池田信夫(アゴラ研究所)
「住民が帰ってこないから、1ミリって言わないと。」

田原総一郎
「1ミリっていうから帰ってこない。僕はね1ミリっていう限り福島の除染は半永久的にいかないと思う」

池田信夫
「できません。だって全部やったら50兆ぐらいかかりますよ。」

田原総一郎
「実はね、24日の朝日新聞に、原子力規制委員長の田中委員長が、
「事故が起きたときは、知らない場所に引っ越してストレスで病気になることを考えたとき、年間20ミリシーベルトまでを許容した方がよいというのが世界の一般的な考えだ」
と、原子力規制委員長が言っている。これどう思う?」

森園和重
「それは世界が言っているんですか?ICRPでさえ、公衆被曝線量は1ミリシーベルトって言ってませんか?あと、日本の憲法では1ミリシーベルトって謳ってませんか?」

田原総一郎
「IAEAの調査団が21日にまとめた報告書をめぐって、田中委員長がこう答えている。
これ決めたのは民主党だよね。1ミリシーベルトって。」

池田信夫
「森園さんの言っていることはわかるけど、1ミリシーベルトって基準を厳密に守ると、16万人の被災者はね、ほとんど永遠に帰ってこれない可能性が高いわけですよね。
予算もね、これ真面目にやったら50兆円ぐらいかかる。これは不可能ですよね。
どう考えますか?」

森園和重
「私たちは、私たちと言わせていただきます、お金と命とっていうことを考えたとき・・」

池田信夫
「いやだから、50兆円出せっていうことを言っているの?」

森園和重
「選択させていただきたいと言っています。」

池田信夫
「なんであなたたちが選択するの?」

他の人の声
「それは被災者の方だからだよ」

池田信夫
「50兆円ってお金は存在しないんだよ」

田原総一郎
「森園さんをいじめるのはよくなくて、(みなさん)この田中委員長の発言どう思う。」

飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)
「原子力の世界の常識は、東海村の事故とか、ああいうときの緊急時に、1年通じて20ミリを超えなければ、まあいいじゃないかと。
それも作業員についてですよ。」

池田信夫
「そんなことないですよ、公衆被曝ですよ、20ミリは。」

飯田哲也
「違いますよ。原子力の労働者はもともと5ミリで、緊急時は1年20ミリです。いずれにしても(今問われているのは)何年のオーダーだから。」

澤昭裕(国際環境経済研究所)
「できるだけのお金の中で、一番、効率的にいかにやるかというのを考えなければいけないわけでしょ。」

長谷川幸洋(東京新聞)
「その考える中で、さっきの森園さんの発言がかなり決め手だと思っていて、つまり、被災者が選択できるってことだと思うんですよ。
被災者の選択に任せるっているか。(今は)選択権がないんですよ」

田原総一郎
「被災者は、(どこからが安全かという基準は)わかりっこないじゃないか。」

長谷川幸洋
「わかりっこないけれども、私だってわからないけれど、1ミリはとか20ミリっていろんな議論があって・・・」

田原総一郎
「今は、1ミリ1ミリっていうから、1ミリ以上は危ないと思っているよみんな。」

森園和重
「乳幼児のパパから、私に託されたことなんですけれど、福島県内、近隣県では、まだまだ避難をしたいという人がいます。

被ばくを避けたい、子どもを守りたいということですね。

原発事故はまだ収束していないということが、まず大前提にあります。

まだ出てますねモクモクと。

放射能の危険性は小さな子供を持つ親が一番敏感です。

その声を無視するというのはとても先進国が行うことではないのではないでしょうか。

原発事故子ども被災者支援法が、1年以上塩漬けにされて、先日出きた基本方針、それに対して、全国に避難したお父さん方、お母さん方そうですけれども、自分の我が子を守りたいという方々、愛するわが子を守りたいっていう方々は、本当に大変な状況で、

この原発事故子ども被災者支援法1ミリシーベルトを死守してくださいと。それで・・・」


池田信夫
「それはわかるけれど、死守した結果、16万人の人がずっと帰ってこれなくなるのはどうするんですか?ということなんです。」

森園和重
「それを選択させてくださいってことなんです。
それを法整備してくださいってことなんです」

池田信夫(アゴラ研究所)
「50兆円って予算はどっから出てくるんですか?ってことなんです」

田原総一郎
「(さっきの田中委員長の発言には)その後があるんだ。
「IAEAは報告書で、年1ミリシーベルト以下の被ばく線量は、除染だけで短期間に達成できないと住民に説明する努力をすべきだと求めた。」」

塩崎恭久
「それはIAEAがそういったんです。ですけれど、わが原子力規制委員会は、きっちり議論して合議で、どういう基準にしましたっていうことを、国民に言わなければならない。」

田原総一郎
「だから、塩崎さんは1ミリシーベルトで行くべきだと?」

塩崎恭久(自民党)
「それは、専門家が決めることですから。」

長谷川幸洋
「でもね、あのICRP(IAEA?の間違い?)の報告書、あの報告書ですら、実は、地元住民、被災者住民の納得感・合意が必要だっていうことは、ちゃんと書いてあるんですよ。」

池田信夫
「その大前提として、いま16万人実際に帰ってこれない人がいるわけですよ。

その人たちは1ミリシーベルトって言ってる限り、半永久的に帰ってこれないわけです。

チェルノブイリ原発事故の時に直接的な事故で60人ぐらいなくなったわけですけれど、それ以外は全部避難したわけです。

半径30キロ以内は全部強制退去させちゃって、それで20万人ぐらい家を失って、自殺者が2000人ぐらい出てね。

避難した人々のストレスで、ウクライナの平均寿命が下がったと言われるぐらい、避難することによるストレスの影響の方が大きい。

それがさっき田中委員長がおっしゃっていたことで、直接的な事故の影響で福島は一人も亡くならないって言われているわけですから、避難している人のことをどう考えるかぅって、現実的なことを考えないと。

1ミリって言ってたら、永遠に帰ってこれませんよ。」

田原総一郎
「それからもうひとつ言いたい。実は民主党が決めたことなんだけど、40年廃炉って決めたんだよね。

40年廃炉なんて言っている国はどこもない、日本だけなんだよね。

僕ね、いっちゃ悪いけれど、あえて言うね、悪者になって。

1ミリシーベルトと40年廃炉は、世論迎合だと思う。」

野村修也(元国会事故調委員)
「私もそう思いますよ。やっぱり耳障りなことは言わずに、世間の人に聞こえのいいことを言ったという所が、最大の当時の民主党政権の無責任だと思いますよ。」

(途中省略)

2時間20分ごろ~
森園和重
「福島県って、いろんな立場で、いろんな現実に直面しながら、そこで生きているんですね私たちは。

先ほどの1ミリシーベルトのことでもいろいろ発言ありましたが、一番考えてほしかったのは、健康被害の面なんです。もうすでに甲状腺ガンの人が出て、私の知っている人にも、2人・・・」

池田信夫
「いやいや、そんなことありえないわけですよ、2年ぐらいでね、原発事故由来のガンなんて。」

森園和重
「それは否定はしないでください。わからないことです、未知のことです。」

池田信夫
「いや、平均してこれは25年で発症するんですよ。」

森園和重
「平均で語らないでください、未知のことを」

東浩紀(作家)
「これはいろんな立場があるんで」

森園和重
「そうなんです。だから大人は大人としてやるべきことを進めていかなければならないと思ってます。

福島の再生・復興っていう部分で。

ただ、私たちが一番責任を持たなければならないのが、将来のある若い命ですよね。塩崎さんそうですよね。」

塩崎恭久
「おっしゃるとおりです。」

森園和重
「それで、いろんな立場っていうことでいうと、大熊町の方が高線量の所から避難されているので、彼女の言葉を是非(聞いてあげてください)。」

大熊町の住民
「高線量の、例えば大熊町とか、実験的に除染をやりますからって言われて、なんか今回除染した金額が1億5000万円だったみたいなんですよね。

私は無駄な金は使ってほしくないって。

私だけでないんですけれど、みなさん先ほどからお金のこと言っているでしょ、なんでそんな高線量の所をわざわざ除染して、それは実験ですか?って思うんですよね。

実験でお金を、1億5千万円も使いますかって、お金お金って言うんだったら、高線量の所は、もう除染する必要はないですよね。

そういう所は除染しないで、それよりも別の所に住んだ方が、お金的には安いんじゃなかなと。

だから復興住宅を早く作ってくれとか、引っ越しして違う所で住めるようにしてくれとか。

今の仮設住宅では、本当に隣の話がすぐに聞こえるんですよ。

テレビも大きくつけられないし、私の部屋は4畳半なんですよ。4畳半が2つなんですよ。

で、台所も切る所がないんですよ。私は水道の上にボールを置いて、ボールの上にまな板おいて、そこで切ってます。

魚なんてとても切れませんよね。

私の周りの老人は、みんな死にたい死にたいっていうから、私はこう言うんです。

『死んだらダメなんだよ。死んだら戦いにならないし、あんたたちの幸せにならないんだよって、死んだって誰も何にもしてくれないし、訴えられないんだよって。』

今日もね、私の所に電話が来て、私は死にたいっていうから、

「死んでダメなんだよ、何言ってんの」って、怒ってきたんですけれど、

本当に高線量の所に、除染のお金を1億5千万円も使うんだったら、そんなの無駄だから、そういういところは全部切り捨てて、除染をしないで、別の所に住むようにきちんと復興住宅を作るとか、賠償をきちんとするとか。

たとえば私の家は、だいたい1千坪あるんですよね。

それで、家が3軒あるんですけれど、私の賠償は、1軒の家が70万円なんですよ。土地と家で。

70万円で何が建てられる?って思うんですけれども、やっぱりね、もうちょっと高くしてもらえれば。

復興住宅なんかも早く作ってもらえれば、帰る必要もないし、経済的にっていうんだったら、今いるところで働いて、お金を生み出して、税金を払う、これが国のためにはいいんじゃないかと非常に思うんですよね。

わざわざ高いところの線量を落とす必要はありません。

そして、そのために、仮置き場を作る、そしてそれによってお金を出す、こういう無駄なことはもういらないって、私だけじゃないですよ、住民はみんなほとんど言ってます。

だから線量の高いところはやめて、実際に住民が住んでいるところは、除染と言っても消えるものではありませんけれども、移染なんですけれど、それは木の葉をとるとかして。

あとは先程からお金かかるお金かかるって言うけれども、お金をかかるようにしたのは誰なんですか!

原発を作って、そのようにした人たちは誰なんですか!

私たちが望んだわけではないんですよ。

それなのに、そんなのお金かかるから、お金かかるからなんて話はないんですよ。

はっきりいって、ふざけてるんじゃないって、私は思いますよ。

私たちは原発の犠牲者ですよ。

私は原発がしたくて原発の所に来たんじゃないんです。

農業がやりたくて大熊に来たんです。

だから、高線量の所はもうやらないで、人が住んでいるところを除染して、

それでも、私の子供はこれでだめだという人には、保養をさせてほしいと思います。

それのために、やっぱり被災者支援法じゃないですけれども、子どもを育み・育てる。

これが国家の、これからのためになるんじゃないですか。

子供を産み育てることが。

子供を産み育てられない社会なんて、みんな嫌になってしまいますよ。

死にたくなってしまいますよ。」


(書き起こし終わり)


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(福島県郡山市 フクシマン・マサ)

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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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