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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

揺れる1ミリシーベルト基準

今日は経産省前テントひろば応援団主催の三宅洋平さんのトークイベントがありました。
「今日こそ絶対に行くぞ」と勇んで自宅を出たのですが、持病が出て動けなくなり帰宅。
悔しいです。

また、フクシマン・マサさんの福島日報からの一部転載させてください。
私はこの福島の声を掲載する場を持てる事に感謝します。
皆さん、お願いです。読んでください。私は読んでいて苦しくなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10月21日。IAEA(国際原子力機関)のファン・カルロス・レンティッホ団長は、
日本政府が長期目標に掲げている、年間追加被曝線量1ミリシーベルトについて、
「必ずしもこだわる必要はない」「国際的な基準である、年間1~20ミリシーベルトの
範囲内で、利益と負担のバランスを考え、地域住民の合意を得て決めるべきだ。」と
発言しました。
この発言を受け、避難が続く、双葉郡の首長からは、
「町は1ミリシーベルトを掲げており、住民もそれが正しいと理解している。」
(楢葉町 松本町長)
「住民の心を逆なでする」(富岡町 宮本町長)
「住民の健康のためには、より低い数値を目指すべきだ。」(双葉町の伊沢町長)と
批判が相次ぎました。
一方、川内村の遠藤町長は、「1ミリシーベルトを追い求めすぎると、時間とお金がかかり
高いハードルだと感じている」と述べたそうです。

IAEAの発言を受けて、首長の意見が賛否に湧かれただけでなく、23日の福島民友新聞
には、避難住民の反応も、賛否が分かれていることが、紹介されていました。
「1ミリというのも、本当に安全なのかもわからないのに、それ以上の数字となれば
不安は増す。」(双葉町からいわき市に避難中 57歳)
「原発事故以前の状況に戻してほしいのに、どうしてかなえられないのか。
全くもって無責任だし、信用できない。」(飯館村から福島市に避難中 51歳)
「こだわる必要がないのなら、何を目指して除染するのか。震災前に近いより低い数値に
戻してほしいという気持ちは強い。」(楢葉町からいわき市に避難中 40代)と、
批判の声を上げる住民の声がある一方で、

「なぜ1ミリシーベルトなのかと疑問に感じていた。1ミリシーベルトという数値にこだわる
必要はないのではないか。放射能は怖いものだが、今の生活は心配のない範囲だと思う。
数値ばかりにとらわれて、もっと大切なことが見落とされる方が怖い。」
(川内村に帰還 45歳)
「帰還へ向けて復興、復旧の動きが加速するなら、1ミリシーベルトにこだわる気持ちはない。
国は助言を受け止めて、除染を進めてほしい。」(富岡町から喜多方市に避難中 69歳)と、
IAEAの発言に、一定の理解を示す住民の声も聞かれました。

今福島県では、「住民の分断」が深刻な問題となってきていますが、1ミリシーベルト基準
一つをとっても、意見の相違から、「分断」が起こりかねない状況となっています。
このような状況の中で、私が国にお願いしたいことは、「様々な意見がある」ことを、
尊重した施策を行ってほしいということです。
どちらか一方の意見を採用し、安全を一方的に押し付けるようなことをしてしまえば、
「分断」は、一層深まってしまいます。
人々を分断させ、エネルギーを消耗させるのではなく、一人一人の力を、最大限引き出し、
被災からの復興のために、力を合わせられるように、それぞれの意見の「よい所」を、
できるだけ尊重していってほしいのです。

日本の憲政史上はじまっていらい、初めて全会一致で採択された、子ども被災者支援法の
基本理念は、被災住民の、「避難」「居住」「帰還」という、いずれの選択も尊重しよう。
というものでした。

安倍首相も賛成に一票を投じた、子ども被災者支援法の基本理念に沿って、
「1ミリを守ってほしい」「復興・復旧の動きを加速してほしい」といういずれの意見も
尊重できる施策を、進めていってほしいと思います。
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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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