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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

続き「県民健康調査の闇」②

(①からの続き・・・)

福島県のフクシマン・マサです。

毎日新聞の日野記者が書いた、「県民健康管理調査の闇」という本を読みました。

重要な情報がたくさん書いてありますので、是非、多くの方に読んでいただきたいと
思いますが、ショックを受けたところを、少し紹介したいと思います。


県民健康管理調査の問題点を検討する原子力規制委員会の会議の中で、
福島県医師会の木田副会長が、県民健康管理調査の問題点を指摘したところ、
原子力規制委員会の中村佳代子委員が、その意見をきちんと取り上げて
くれなかったそうです。

福島県医師会の木田副会長は、県民健康管理調査の問題点を
次のように指摘してくれました。

「発がんのリスクの増加を証明する被曝線量は確認されていないというのは、
100ミリシーベルトを超えた人がいないから、こう書いているのだろうが、

国連人権理事会のアナンド・グローバー氏は、あらゆる疾病について、
これ以上だったら大丈夫だということはないと意見していた。
この辺は、断定的なものではなく、これからも注意深く見守っていく
必要があるなど、そういった表現が望ましいのではないか」

しかし、中村委員は木田副会長の意見を提言に反映させない意向を示した上、
これまで全ての資料を掲載している規制委のホームページに木田副会長の意見を
掲載しないと告げたそうです。

日野記者は、日本医師会の石井常任理事の取材も行ってくれていました。

石井常任理事は、福島県いわき市で病院を経営する開業医です。
石井理事は取材に対し、「広島、長崎を想定するぐらいの調査をしなければ
いけないのに、原爆に比べて現在の(調査)態勢は明らかに貧弱。国の
バックアップが必要なのは明らかでしょう。」と、問題点を指摘してくれました。

これは、県民健康管理調査がいかに問題点を抱えているか、端的に
表している発言です。
問題は噴出しているのに、子ども被災者支援法は骨抜きにされるかもしれず、
原子力規制委員会は、何の問題も存在しないかのように、県に救いの手を
差し伸べている・・・

「彼らはいったい何を守ろうとしているのか・・・」
そう、日野記者は、文章を締めくくっていました。

(本には甲状腺ガン多発についてなど、)重要な情報がたくさん書いてありますので、
ぜひ本を読んでみてください。

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(福島県郡山市 フクシマン・マサ)


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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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