今年に入ってからの放射性セシウムの降下量を月別に見てみると
2013年
1月 104.6 MBq/km2(平方キロメートル)
2月 402.7 MBq/km2
3月 450.7 MBq/km2
4月 225.6MBq/km2
5月 324.9MBq/km2
6月 48.2 MBq/km2
合計 1556.7MBq/km2
(計測値:福島県福島市方木田)となります。
参照:
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=27445昨年2012年の半年間(1月~6月)の合計は、6309.8MBq/km2でしたので、
昨年に比べると、半年間の放射性セシウムの降下量は4分の1に減少していました。
ちなみに、3.11直後の、2011年3月の、放射性セシウムの降下量のデーターも残されています。
計測が行われていたのは,(原発に近い)福島県双葉郡で、放射性セシウムの降下量は、
6740000MBq/km2(2011年3月)(計測値:福島県双葉郡)でした。
今年の3月の双葉郡の数値は、2316MBq/km2(2013年3月)(計測値:福島県双葉郡)
ですので、3.11直後の2011年3月と比べると、約2900分の1に減少しています。
参照:
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/195/list-1.html測定データーからは、降下物の減少傾向が読み取れますが、現在、
県内では住宅や公園の除染が行われており、除染エリア周辺で、
放射性セシウムの降下量が急増する傾向があるので、注意が必要です。
具体的には、伊達市富成公民館の近くで除染作業が行われていた時、
3月14200MBq/km2
4月7050MBq/km2 (2012年)(計測値:福島県伊達市富成公民館)
と、(原発に近い)双葉郡を超える数値が計測されました。
(※2013年3月の数値と比較)
現在私の住む郡山市でも、近所の住宅や公園などあちこちで、
除染作業が行われていますが、家の周りでは、10000メガベクレル/km2以上
の放射性セシウムが舞っている可能性があります。
サウスカロライナ大学疫学生物統計学部の論文によれば、チェルノブイリのセシウムの
高汚染地域(平均355kBq/m2(平方メートル)に暮らす子供の肺を調べたところ、
低汚染地域(平均90kBq/m2)に暮らす子供に比べて、5年~7年程肺が早く老化
(1秒量が4~5%低下)していたという調査結果なども発表されています。
※比較として中通りの汚染レベルの高い所は、高汚染地域なみの300~600kBq/m2
福島県のホームページでも、
(風の強い日は)「マスクの使用や帰宅後のうがいを心がけましょう。」
と注意喚起をうながしていますので、
風の強い日や、近所で除染が行われているときは、マスクをすることや、
なるべく除染中の場所には近づかないなど、最大限の注意をしましょう。
※参照データーを電卓でコツコツと計算しての集約データーですので、
計算間違いがあったら申し訳ありません。
※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…
「フクシマンの福島リポート」
http://ameblo.jp/masa219koro/(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル検索してみて下さい)
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