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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

福島の一般家庭の日々の食事から22ベクレル

転載させていただきます。是非最後までお読みください。

福島県は、平成25年6月7日に、福島県における日常食の放射性物質モニタリング調査の
(事故後3回目の)検査結果を発表しました。

参照:http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/nitijyousyoku2013-0607.pdfそれによれば、

県民78名の、1日分の食事の放射性セシウム検査を行い、
58名から、0.076~22Bq/日・人の検出の報告がありました。
今回の最大値となった、22Bq/日・人という数値は、
原発事故前の福島県の最大値0.56 Bq/日・人(1975年)の、39倍
全国の(原発事故前)最大値4.4 Bq/日・人(1963年)と比べても、5倍と、
非常に高い数値となっています。

今回、この、22 Bq/日・人を記録した方は、県北地域に住む13歳以上の県民で、
前回(平成25年2月20日)の発表の時も、380 Bq/日・人と最大値を記録しました。

福島県が、この方の食事内容を確認したところ、山林に自生していたきのこや
自家栽培の食材を使用しており、このことが、高濃度の放射性セシウムが検出された、
主な要因になったと考えらています。

380 Bq/日・人を、1年間食べ続けた場合の内部被ばく線量は2.1ミリシーベルト になります。
さすがにこれだけの放射性セシウムを食べ続けると、国の基準値を超えてしまいますが、
今回の調査で、380 Bq/日・人だった数値が、22 Bq/日・人に下がったのをうけ、
福島県のレポートには、この数値(22ベクレル)を、1年間食べ続けた場合の
内部被ばく線量は0.12ミリシーベルト にすぎず、国が示した基準値年間
1ミリシーべルトを下回るので、「十分に低く、健康を心配する数値ではない」と
かかれていました。


しかし、そもそも、国の(内部被ばくの)基準値である、年間1ミリシーベルトとは、
約180 Bq/日・人を毎日食べ続けたときに、初めて超過する数値であり、
非常に高い数値であると感じられます。

ちなみに、県民78名の1日分の食事の内訳をみると、
3 Bq/日・人以上 4名(全体の4%)
1~2Bq/日・人 3名(全体の4%)
1~2Bq/日・人 7名(全体の9%)
0.076~1Bq/日・人 24名(全体の31%)
検出下限値以下 20名(全体の27%)となります。

福島県では5.5人に1人が1ベクレル以上の食事を食べている計算になり、
原発事故前の全国の平均値、0.19Bq/日・人 ※1と比べると、5人に一人が5倍以上の
放射性セシウムを食べている計算になります。


行政は「十分に低く、健康を心配する値ではない」という言葉を繰り返すのではなく、
予防原則に立ち、福島県と、その隣県の、食べ物からの内部被ばく線量を、西日本並みか、
原発事故前の数値に戻す対策を、しっかりと打ってほしいと思います。

※1 過去の数値の参照:文部科学省環境放射線データベース
http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.top?pageSID=23317326

※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…
「フクシマンの福島リポート」
http://ameblo.jp/masa219koro/
(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル検索してみて下さい)


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