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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

【緊急声明】 G7首脳たちは、福島原発事故のもたらした人々の苦しみにこそ目を向けるべき

・・・・・・・・・伊勢志摩サミット・・・・・Abeの立ち位置は分かっているつもりでいても、・・・・サミットもこんなお芝居するだけと理解していても、やはり心に痛みを感じます・・・・・・・

G7伊勢志摩サミットの宣言文(原発部分のみ抜粋・28ページ)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000160267.pdf

我々は,福島第一原子力発電所における廃炉及び汚染水対策の着実な進展,並びに福島の状 況に関する国際社会の正確な理解の形成に向けて,国際社会と緊密なコミュニケーションの下で オープンかつ透明性をもって日本の取組が進められていることを歓迎する。原子力の利用を選択 する国にあっては,原子力は,将来の温室効果ガス排出削減に大いに貢献し,ベースロード電源 として機能する。これらの国においては,原子力政策に対する社会的理解を高めるために,科学的知見に基づく対話と透明性の向上もまた極めて重要である。我々は,原子力の利用を選択する 全ての国に対し,独立した効果的な規制当局を含め,安全性,セキュリティ及び不拡散において 世界最高レベルの水準を確保し,その専門的な知見や経験を交換することを求める。我々は,国 際原子力機関(IAEA),OECD 原子力機関(NEA)及び世界原子力発電事業者協会(WANO)など の国際機関を通じて相互協力と情報交換が行われることを歓迎する。

Foe 満田かんなさんからのメールを転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさま(重複失礼・拡散歓迎)

G7伊勢志摩サミットの宣言文が発表されました。
いろいろひどいとは思いますが、とりわけ原発部分については目を疑う内容です。
「我々は,福島第一原子力発電所における廃炉及び汚染水対策の着実な進展,並びに福島の状況に関する国際社会の正確な理解の形成に向けて,国際社会と緊密なコミュニケーションの下でオープンかつ透明性をもって日本の取組が進められていることを歓迎する。
原子力の利用を選択する国にあっては,原子力は,将来の温室効果ガス排出削減に大いに貢献し,ベースロード電源として機能する。」などとしています。

FoE Japanでは、以下の緊急声明を発表しました。
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【緊急声明】 G7首脳たちは、福島原発事故のもたらした
人々の苦しみにこそ目を向けるべき
http://www.foejapan.org/energy/world/160527.html

本日、「G7伊勢志摩首脳宣言」が発表されました。
この中で、福島原発事故に関して、「廃炉及び汚染水対策の着実な進展」「オープンかつ透明性をもって日本の取り組みが進められている」とし、「原子力は,将来の温室効果ガス排出削減に大いに貢献し,ベースロード電源として機能する」としています。
しかし、宣言文では、福島原発事故がもたらしたとりかえしのつかない惨禍、永遠に失われてしまった美しい故郷やそこで暮らす人々の営みやつながり、そして、今もその被害が続いていることにはいっさいふれていません。
事故はまだ終わっていません。多くの方々が過酷な収束作業にあたっていますが、大量の汚染水はもれ続けており、タンクの数が追いつかず逼迫した状況にあります。
対策として登場した「凍土壁」は、経産省の密室の会議の中で、きわめて不透明なプロセスで選定された上、未だにその効果を発揮していません。
本来であれば、規制をすべき立場の原子力規制委員会が、汚染水の放出をせかしている状況です。
福島県からだけでもいまだに10万人近くの人々が故郷から離れ、避難生活を送っています。
その多くが、「帰還しない」「帰還か移住か決められない」としています。
それなのに、政府は、遅くとも来年の3月までには、帰還困難区域を除く避難区域を解除し、自主的避難者の住宅支援を打ち切る予定です。
すなわち、統計上からも「避難者」をどんどん減らし、被害を小さくみせ、形だけの復興を演出しているのです。
福島県県民健康調査で甲状腺がんまたは疑いと診断された子どもたちは、現在、166人にのぼっています。
世界の首脳たちが目を向けるべきは、このような現実、いまも続く人々の苦しみです。
福島原発事故の被害の大きさをふまえ、核なき世界に向け、再生可能エネルギーの促進や省エネ型の社会、大量エネルギー消費社会からの脱却をこそめざすべきでしょう。

以上

G7伊勢志摩サミットの宣言文はこちら
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000160267.pdf
--

満田夏花(みつた・かんな)/携帯:090-6142-1807
国際環境NGO FoE Japan(認定NPO法人)
〒173-0037 東京都板橋区小茂根1-21-9
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986
http://www.foejapan.org/

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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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