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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

井戸川裁判(福島被ばく訴訟)へのご支援を!

原告一人で東電と国を訴える裁判が8月に始まり4ヶ月経とうとしています。
多くの方がご存知の福島県の元双葉町長・井戸川克隆氏が、裁判では、東電と国に対して1億4850万円の損害賠償を求めている裁判です。
郵送でお知らせが来てかなり経つのですが、書き起こしをさせていただきます。
原発事故後に訴訟が幾つもあるようになりました。この井戸川さんの爆発後の現実を真正面から見つめ、問いただす姿勢を崩さない井戸川さんを拝見して、いつも身も心も引き締まる思いをしています。
時折り学習会も開いています。たった一人での闘いを応援していただくこと、脱原発の想いを井戸川さんと共有していただきたい、勝って欲しい、人々に警鐘を鳴らし続ける井戸川さんを支援いただく方法が此処にあります。
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民をだまし大地と海を汚した
東京電力と政府の
責任を問う!!


 井戸川裁判(福島被ばく訴訟)へのご支援を! 

前双葉町長の井戸川克隆さんが原告となり、住民を被爆させた責任を東京電力と国に対して問う訴訟です。

 絶対安全と言われていた原子力発電所。その原子力発電所は、私たちのふるさとを奪う存在になりました。2011年3月12日私たちは原子力発電所から出た「死の灰」を浴びました。今も私たちの故郷は、「汚染」されたままです。安全なふるさとを奪った国・東電を許さない!許せない!

*支える会の会員になって裁判を支えてください。 
入会申し込み
「郵便振替」用紙に以下の①、②の内容を記入し、年会費1000円を振り込んでください。
(振替の控えをもって領収書とさせていただきます)
①通信欄:振込の名目  「会費:あるいは「カンパ」など
②お名前
③郵便番号・住所・
④電話
⑤メールアドレス
今後のご連絡方法を③~⑤から選んで通信欄にお書きください。
郵便振込口座:00110-6-361267
口座名義:井戸川裁判を支える会

*裁判を傍聴してください。
第3回口頭弁論
2016年2月4日(木) 10時開廷 
   東京地方裁判所 103号法廷
(当日は抽選になるかもしれません。9:30頃までに裁判所にいらっしゃることをおススメします。)
東京地方裁判所 地下鉄東京メトロ  
丸の内線・日比谷線・千代田線・「霞ヶ関」A1出口徒歩1分
有楽町線「桜田門」5番出口徒歩3分

今迄の経過
  8月21日(金) 第1回 口頭弁論・報告会(弁護士会館)
 11月 6日(金) 井戸川裁判を支える会設立総会
         (参議院議員会館講堂)
 11月19日(木) 第2回 口頭弁論・報告会(弁護士会館)

問い合わせ先
 井戸川裁判(福島被ばく訴訟)を支える会
  事務局 080-4865-3159
 〒347-0055  埼玉県加須市中央2丁目7番6号
          東電原発事故研究所内
ホームページ: http://idogawasupport.sub.jp/index.html
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福島原発刑事訴訟支援団 発足のつどい 1月30日 目黒区民センター

原発告訴団からのお知らせが入りましたので、転載します。
①福島原発刑事訴訟の支援団が発足します。
1月30日、東京都目黒区民センターで発足の全国集会
②告訴団の福島地検前行動&県内集会
年内12月17日に福島地検前で
③ひだんれんの全国集会が来年3月2日東京都日比谷野音で
以上、皆様、カレンダーに日程をお書きください。
そして私たちの底力を示していきましょう。
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告訴人・支援者のみなさま

◆福島原発刑事訴訟支援団 発足のつどい◆
東電元幹部を強制起訴! 福島原発事故の真実と責任の所在を明らかにするこの刑事裁判は、原発社会に終止符を打つ、非常に重要な裁判となります。
この裁判の行方を見守り支えるために「福島原発刑事訴訟支援団」を立ち上げます。
詳しくは告訴団ブログ「お知らせ」ページをご覧ください。
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/p/blog-page_88.html

福島原発刑事訴訟支援団「発足のつどい」
2016年1月30日
14:00~16:30
東京都 目黒区民センターホール
主催:福島原発刑事訴訟支援団準備会
【呼びかけ人】石丸小四郎、海渡雄一、鎌田慧、河合弘之、神田香織、佐藤和良、添田孝史、広瀬隆、満田夏花、水戸喜世子、武藤類子、保田行雄(50音順)

*チラシや資料については、告訴団ブログ「お知らせ」ページから閲覧やダウンロードができます。

◆福島地検前行動&県内集会◆
告訴団が2013年に、法人としての東京電力と東電役員・元役員32名を公害罪で福島県警に告発した汚染水放出事件が、今年10月に福島地検に書類送検されました。
福島地検が起訴することを求めます!
12月17日(木)
11:00~ 福島市 福島中央郵便局前の森合町緑地に集合
11:30~ 福島地検に上申書提出
13:00~ 集会 福島市市民会館5階 501室 参加無料
甫守一樹弁護士による汚染水放出事件上申書の解説、
刑事裁判の支援について等
14:00~ 終了予定

◆ひだんれん全国集会◆
―福島原発事故事故から5年―被害者を切り捨てるな!全国集会
2016年3月2日 
14:00~15:30 東京都日比谷野外音楽堂
15:30~16:30 デモ


☆☆☆
福島原発告訴団
福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
電話 080-5739-7279  
Eメール 1fkokuso@gmail.com
ブログ http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

放射性指定廃棄物の最終処分場候補地「加美町のカレンダー」

151215_0018~01
上の写真は放射性指定廃棄物の最終処分場候補地「加美町のカレンダーの表紙です。

福島バッジプロジェクトのミーティングが福島市内の代表宅であり、そこでこのカレンダーをみつけました。
代表曰く、「このカレンダーは最終処分場の候補地になった加美町のだ。こんな美しい自然のある場所を多くの人に見て欲しいとカレンダーが作られたのだ。持っていってくれ。」
カレンダーを紹介させていただきます。
日本語と英語、西暦と和暦が併用されているだけでなく、読み間違えやすい漢字にふりがながついている心遣いに溢れたカレンダーです。
(誤字・脱字・・特に英語にあった場合は私の間違いです)
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<表紙の文章>
悠久の自然と水源・職を守り、
次世代のために 

宮城県加美郡加美町
 加 
(英語)
Let's protect eternal nature, source of water and food for the next generation. No Nukes!

<表紙の裏>
「加美の四季 カレンダー 2016」
に寄せて


 私たちは、かって福島県福島市に12年間住んでいましたが、10年前から宮城県加美郡加美町(かみまち)で暮らしています。薬來山(やくらいさん)のふもとに位置し、遠くには船形(ふながた)連峰(奥羽山脈)を眺めることができます。春には田んぼや野山が緑一色に染まり、冬には雪雲が山脈を超えてやってきます。山形県との県境の里山です。
 加美町は、2014年1月20日に開催された「第5回宮城県指定廃棄物処理促進市町村長会議」で、栗原市・大和町(だいわちょう)と共に環境省から宮城県における放射性指定廃棄物の最終処分場候補地に指定されました。現在、加美町は断固反対しています。
 豊かな自然をあえて汚すことを、私たちは望みません。もう一度耳を澄ましてみませんか。木々や大地の声に。
            2015年 秋    繭の会 穂積正一
                      写真撮影  穂積郁枝 

On the occasion of the publication
of the calendar for 2016
"Four Seasons of Kami"

We lived in Fukuhsima-shi, Fukushima Prefecture for 12 years before, and moved to Kami-machi, Kami-gun, Miyagi Prefecture 10 years ago. Kami-machi is located at the foot of Mt. Yakurai and there is a Funagata mountain range (the Ou mountains) in the distance. In spring, fields and mountains are dyed one color of green. In winter, snow cloud comes over across the mountain range. Kami-machi is called "satoyama " at the prefectural border with Yamagata Prefecture.
 The Ministry of the Environment designated Kami-machi, Kurihara-shi and Taiwa-cho as a proposed site for the final disposal of radioactive waste in Miyagi Prefecture at " the 5th meeting about disposal promotion of designated waste by the heads of city, town, or village st Miyagi" which was held on January 20, 2014. However, Kami-machi opposes strongly to this proposal at present.
We don't want to make aboundant nature dirty on purpose. Let's try to listen to the voice of trees and the earth again.

<表紙を含めて3ページ目>
ここには「宮城県大崎地域水系図」して、岩手県・宮城県・秋田県・山形県の地図と加美町の場所が一目で判るような地図が左にあり、
「加美町指定廃棄物最終処分場候補地に関する経過について」、それぞ市町村長・関係・住民などの会議・集会日や他抗議文の呈出、反対団体等が一目で解るように書かれています。

<カレンダーの写真題名> 写真を想像してください
1月 風の通り道  2月 薬來山 
3月 白鳥の北帰行(加美町でひと休み)
4月 荒沢の水芭蕉 5月 竹取り
6月 紫陽花と紙切虫 7月 畔の草刈り
8月 露草と蜜蜂
9月 近くに 箕輪山(田代岳)
10月 実りの秋  11月 紅葉(県境)
12月 烏瓜
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<番外編>
<指定廃棄物>処分場候補地、宮城の3自治体が「返上」表明
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20151213/Mainichi_20151214k0000m040018000c.html
(2015年12月13日のニュースから)
東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の処分場候補地がある宮城県内の3自治体(栗原市、加美町、大和町)が13日、いずれも「候補地を返上する」と環境省側に表明した。

 仙台市内で開かれた同県の市町村長会議で、栗原市の佐藤勇市長と大和町の浅野元町長は「先の見えないまま候補地とされるのは限界」などと訴えた。加美町の猪股洋文町長は「3候補地とも不適地だ」として、福島県内での処分を求めた。

 一方、環境省の担当者は「これまで市町村長会議を重ねて候補地の選定手法を決め、3カ所を選んだ。プロセスを考えると返上を受けるわけにはいかない」として、改めて詳細調査の実施を求めた。

 この日の会議は環境省の呼びかけで開かれた。同省は昨秋から3候補地で詳細調査に入ろうとしたが、加美町で住民らが調査を阻止する抗議活動を展開。栗原市、大和町も「3カ所同時着手」を条件に調査を認める姿勢を見せていた。今年も現地は積雪の季節を迎え、同省は詳細調査に入れないまま2年連続で越年することになった。【 


原発ゼロへ! 自分でできることから 「日米原子力協定」破棄へ取り組みたい

2 DAYS for DEMOCRACY 2015年12月5日(土)6日(日) 日比谷野音
1日目 KEEP CALM AND NO NUKES 日比谷野音集会と銀座デモに参加しました。

集会では中野晃一氏と小林節氏のスピーチがブレず、ますます心強くさせてくれました。
銀座のデモはSEALDSメンバとミュージシャンが先頭車両でラップコールを先導。
国会前集会のデモ版。盛り上がったデモになりました。パレードの方が合っているかも。
交差点で信号待ちする人が「何だろう」という視線。まったく無関心ではなく、視野には入ったようです。
定期的にパレードを続けたい。
企画されたみなさま、ありがとうございました。

デモ出発を待つ間、「デモ参加は今日が初めてなんです」と話してくださった男性に出会いました。
「今まで自分に何ができるかとずっと考えてきました。これを始めます。」とチラシを差し出されました。

「原発ゼロへ!「日米原子力協定」皆で破棄!させましょう!」

「日米原子力協定」から日本の原発政策が始まりました。
この協定の満期まであと2年。
有効期限の6か月前(2018年1月)から文書で事前通告ができる。
事前通告しないと協定の効力が継続してしまいます。
協定破棄が必要です。止める運動をしたい。

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山本太郎議員が国会で以前取り上げていました。
ネットで調べたら2013年夏の活動。この後、機密保護法・・・安保法案と、アベ政治は次々にレッドカードを出してきて、市民もそれらの対応に追われています。

大切なことでした。気づかせてくださってありがとうございました。
ぜひ、ブログをご覧になってください。
http://blog.livedoor.jp/genpatu_iran/archives/2015-11.html

(サポータ M)

ドキュメンタリー監督・早川由美子より 反原発美術館オープンのご案内//テントひろば!

経産省前のテントひろばに行かれた方がいらっしゃいますか?
まだの方がいらしたら、是非!
テントひろばのブログより転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
http://brianandco.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/jp-5784.html
経産省前テントひろば・反原発美術館がオープンします!

ご挨拶 
 2011年9月11日、東京・霞が関のど真ん中、経済産業省管理のポケット・パーク内に建てられた「経産省前テントひろば」。4年以上の間、テントは脱原発を求める市民たちの声を代弁し、集会・コンサートやイベントなど、交流の場として親しまれてきました。

 2013年3月、テントは経産省から立ち退きを求めて訴訟を起こされ、2015年10月、高裁で「控訴棄却」の判決が出ました。現在、テントは最高裁に上告中ですが、高裁での判決をもとにいつでも強制撤去されうる状況です。

 そこで、脱原発を願い、原発再稼働・原発輸出を止めたいと願う市民たちの声を、今まで以上にアピールするために、テントのうちの丸ごと1棟(「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」通称:第二テント)を、美術館としてオープンすることになりました! 

  脱原発のメッセージを社会に発し続けてきたアーティストの方々の作品が、テントに直接描かれ、または大胆に飾られ、さらに強力な反原発のメッセージとなって放たれます。この美術館は、テントが国家権力によって破壊される最期の瞬間まで存続し続けます。

皆様のご来場を心よりお待ちしております!
2015年12月 原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに

反原発美術館では、オープニング・イベントをはじめ、様々なイベントを企画しています。
すべて入場・参加費無料。ぜひお立ち寄りください

イベントに関して12月分を抜粋しました。
イベント予定 (いずれも会場は反原発美術館テント内)
①オープニング・イベント
12月5日(土)10:00~(日没ごろ作品完成予定)
  井上ヤスミチさん&長谷川直美さんによるライブ・ペインティング。 完成後、両作家を囲んでギャラリートークを開催します。

②映画上映&スカイプトーク
12月12日(土)18:00~
映画『ブライアンと仲間たち』上映。上映後、イギリスの国会前で座り込みの反戦運動を続ける人々とテントをスカイプでつなぎ、ディスカッションを行います(通訳あり)。
詳細はこちら。
http://brianandco.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/jp-5784.html

③A3BC:反戦・反核・版画コレクティブによる版画ワークショップ
12月19日(土)13:00~
(1955年12月19日=原子力基本法公布の日)

※いずれのイベントも入場無料・予約不要。テント内で開催のため雨天決行。
※予定されているイベント日より前にテントが強制撤去された場合、撤去日以降のイベントはテント内では開催できません。その場合は美術館のFacebook特設ページ及びTwitterでご案内いたします。
※Facebook特設ページは公開ページなので、Facebookに登録されていない方でもご覧いただけます。

東大学食で始まった「食べて応援」~居住制限区域の米は本当に「世界一」安全なのか?

「民の声」を転載させていただきます。
いつも、正面からの問いかけをしてくださる「民の声」に有難く思います。
これは国に対してではなく私たちに対する問いかけであるといつも思うのです。そして、その問いかけは応えるのに苦しくなるものばかり。でも、民の声の記事を書いてくださっているご本人が私達読者以上に苦しみながらテーマを決めて熟慮しながら取材され、まとめ、その後は力尽きる感じになっていらっしゃるのではと思います。
ここに文章のみ転載しましたが、記事内にある浪江定食とお米の販売の写真は民の声ブログでどうぞ。
是非、クリックして「民の声」ブログに入ってお読みください。
私はずるいので、福島の友人達にこの記事を送って「一言、感想を」とお願いしました。
以下の青い文字で二人の方から短いメールをいただきました。
「食べ物を武器に使おう,それも若い人に渡してというわけですね。これが学生ではなく、東電や政府だったら文句はないのですが。」

「町議会の意見書の「作業者の被ばく」「セシウムしか測っていない…」は公の文書で見たのははじめてのような気がします。全く自然に思い浮かぶ言葉だと思います。それにしても何故食べて応援なんでしょうね?食べてもらう側はどうなんでしょう?不安はないのでしょうか?」
また、文章ではないけれどコメントとして、
”爆発時にあれだけ被ばくしたんだから、これ以上はごめんだ”という趣旨の人がいました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブログ「民の声」
 ”被曝から子どもを守ろう。民を守ろう。その一念で書き続けます” 
から転載させていただきます。
http://ameblo.jp/rain37/entry-12099595887.html?frm_src=favoritemail

  【浪江町の米】
東大学食で始まった「食べて応援」~
居住制限区域の米は
本当に「世界一安全」なのか?
 
 



東京大学(東京都文京区)の学生食堂で30日、福島県浪江町の居住制限区域で今秋、収穫された米を使った「浪江定食」の提供が始まった。
生協購買部で米の販売も始まり、大学をあげて浪江町を応援している。
「食べて応援」に潜む追加被曝の危険性や、国が目指す「原発被害者の自立・帰還」推進と賠償の打ち切りを東大生は知ってか知らずか、「浪江定食」は初日から飛ぶように売れていた。


【「復興に役立てれば」と東大生】
 原発事故など今は昔。放射性物質の拡散から4年後の居住制限区域で収穫された新米が、次々と東大生の胃袋に収まって行った。正午を過ぎ、安田講堂にほど近い学生食堂に長い列が出来ると、次々と「浪江定食」が売れていく。福島第一原発から10kmほどの浪江町酒田地区で収穫されたコシヒカリに野菜の天ぷら、岩手県大船渡市産の小女子(コウナゴ)の南蛮漬け、鮭やニンジン、ダイコンなどがたっぷり入った紅葉汁で500円。「120食を用意しましたが、予想以上の売れ行きですね」と女性スタッフも驚くほどだった。

 「単純に安かったのと、応援というか、どんな味か食べてみたくて…。ほら、福島のお米って美味しいって言うじゃないですか」。3年生の男子学生は、安全性への不安を否定した。同じく3年生のカップルは、2人とも浪江定食を食べた。「美味しかったですよ。安全性?不安は無いですね。こうやって食べることで少しでも復興に役立てればうれしいですね」と男子学生。隣席の女子学生も「きちんと数値も出ているし、食べても大丈夫だろうと思います」と話した。別の男子学生も「店で売っていたら進んで買うことはしないかな」と話したが「不安や心配はないですよ」と浪江産の米を食べた。

 「浪江定食」を注文すると、2014年から始まった浪江町での米の実証栽培の様子や生産者からのメッセージが記された紙が手渡される。その中で、同大アイソトープ総合センター長・児玉龍彦教授が「福島と食の安全」と題して、こう綴っている。

 「1000万袋の米袋全部を検査し、世界一厳しい基準以下のもののみを出荷している世界一、放射線に関しては安全なお米です福島農民の支援とともに食の安全を再構築していくために、ぜひ福島での復興への新米を一緒にあじわっていただけませんでしょうか」

*以下のメモは写真への説明
浪江町で収穫された米を使った「浪江定食」は500円。
売れ行きは上々だった=東大生協中央食堂


【「笑顔で食べて」と生産者】
 浪江町農林水産係によると、2013年に環境省が酒田地区の水田を除染。放射性セシウムで汚染された表土を5センチの深さまで取り除き、汚染されていない地元の土を入れたという。昨年から、酒田農事復興組合が米の実証栽培を始めた。昨年、収穫された227袋(30kg)のうち、226袋が25ベクレル未満だったという。東大は浪江町と復興支援協定を結んでおり、今年1月には馬場有町長や濱田純一東大総長、生産者が出席して米の試食会が開かれたほど。この際、600kg分の米が販売され、売上金は町に寄付されている。
 今年も6000kgのコシヒカリを収穫。200袋のうち、198袋が25ベクレル未満。1袋が25~50ベクレル、もう1袋は51~75ベクレルだったという。定食に添えられた生産者からのメッセージには「まだまだ風評の多いなかのご協力に感謝致します」、「愛着のある土地で精一杯の努力で作った米です。どうぞ、笑顔で食べてください」と書かれている。

 東大生協の購買部では1袋400円で販売されており、生協関係者は「米の安全には自信を持っている。東大生が食べるわけだから、何かあってはいけない。大丈夫だから売っている。食べて応援ですね」と胸を張る。浪江町の職員も「個々の判断はあるだろうが、国の基準を満たしているわけだから安全。販売して生計を立てるという本来の姿に戻すのは当然だ」と話す。

 ちなみに、酒田地区は年間放射線量が20mSv超50mSv以下の「居住制限区域」。「酒田集会所」のモニタリングポストは30日の時点で0.4-0.5μSv/h、少し離れた「苅宿公民館」は1.3μSv/h前後、「加倉運動公園」では2.6μSv/h前後と依然として高い値を示す。水田が仮に除染出来ていたとしても、農作業中の生産者の被曝の危険性は残る。

*以下は写真へのメモです。
生協購買部では1kg400円で販売も。
大学をあげて「食べて応援」に取り組んでいる


【「被曝しながらの農作業」と町議会】

 浪江町議会は2014年6月17日、「浪江町居住制限区域の米の配布自粛を求める意見書」を馬場有町長宛てに提出している。

 意見書は「浪江町は全袋全量検査体制による食品の基準値以下であれば出荷販売してもいいと判断しているようですが、米消費者の立場からすると安易な対応であります」、「いつ帰還が可能なのか見通せない居住制限区域で、少ない線量とはいえ外部被ばくしながらの農作業であることを認識し、食の安全について慎重な対応をしていただきたい」と町の姿勢を批判。「浪江町の居住制限区域の米をイベント等で不特定多数に配布することについては、風評被害の払拭を目的としているもののかえって逆効果になり新たな問題が生じる可能性があるので、自粛すること」と釘をさしている。
 原発被害者である生産者には、何の罪もない。将来の帰還を望むのなら、生活の糧としての農業再開を目指そうという想いは理解できる。しかし、福島産の農作物を避けることは「風評加害」だろうか?すべてを「風評」で覆い尽くして「食べて応援」を推進することで、新たな被曝の危険は生じないのか。米の全袋検査では放射性セシウムしか測らない。そもそも原発事故によって失われた営農の機会や収入は、加害者が責任を持って賠償するべきなのだ。

 福島県須賀川市の主婦は言う。
 「初期被曝させられたうえに、追加被曝を強いられる構造を止めなければいけない」

 安倍政権は、原発事故被害者に「自立」を促す。帰還政策の加速化と表裏一体の「食べて応援」拡大。それでも東大生は、実体の無い「応援」を続けるのだろうか。
(了)

福島原発告訴団からのお知らせ 12月10日(東京地裁前)17日(福島地検前)

福島原発告訴団からのお知らせを転載いたします。
1件は12月10日(木)東京地裁前で12:00~、もう1件は12月17日(木)福島地検前と集会です。
告訴団の告訴人、支援者の方でなくても、一人でも多くの方がいらしていただけたらと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
告訴人・支援者のみなさま

◆東京第一検察審査会激励行動◆
東電と旧経産省保安院の津波対策担当者計5名について、東京第一検察審査会に申立てをしています。
この申立てについても起訴相当の議決をしてくださるよう激励行動を行います。
今年最後の検審激励行動です。
起訴相当議決を求めて、声を上げましょう!
12月10日(木)
12:00~13:00 検審激励行動 東京地裁前

*今回は院内集会はありません。
*福島発着のバスはありません。

◆福島地検前行動&県内集会◆
告訴団が2013年に、法人としての東京電力と東電役員・元役員32名を公害罪で福島県警に告発した汚染水放出事件が、今年10月に福島地検に書類送検されました。
福島地検が起訴することを求めます!
12月17日(木) 
11:00~ 福島市 福島中央郵便局前の森合町緑地に集合
11:30~ 福島地検に上申書提出
13:00~ 集会 福島市市民会館5階 501室 参加無料
甫守一樹弁護士による汚染水放出事件上申書の解説、刑事裁判の支援について等
14:00~ 終了予定

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福島原発告訴団
福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
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メール 1fkokuso@gmail.com
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Author:福島バッジプロジェクト
福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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