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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

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福島県への要請~モニタリングポストの対応~

4月24日のブログに掲載させていただいた、福島県内のモニタリングポストの契約打ち切りのニュースは、前日に福島の仲間から知らされ、驚きではなく、頭に血が上る気分でした。
*【これは酷い】モニタリングポスト(放射能測定器)の不具合、福島県が77台分の契約を打ち切る!4月上旬に半数のモニタリングで数値が急上昇!一部は1000倍に!
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このモニタリングポストの契約について、このニュースが福島県内をめぐった後に、電話で抗議され、その後以下のように文書で要請文書を提出された福島の方がいらしゃるので、報告します。
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人生二毛作の田舎暮らし
安達太良山の中腹で”人生二毛作の田舎暮らし"を開始。『ダーチャ村』を拠点に地域づくりを推進中。3.11以降は原子力の欺瞞を暴き、脱原発・卒原発、ふくしまの再生をも目指す。
http://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2015-04-28
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福島県への要請~モニタリングポストの対応~

福島県は7日、空間放射線量を計測するモニタリングポス ト約30台で異常を示したと発表した。
周辺の複数のモニタリングポストの数値に異常がなく、 県は、測定データを伝送する際に不具合が起きたとみている。
修理か交換かを検討する。

県によると、異常を示したのは、県が3月末に設置し4月から試験運用を開始した簡易型モニタリングポスト77台のうちの約30台。
南相馬市や伊達市など7市町村に及び、南相馬市と葛尾村の計2台では通常値の約1000倍に上昇した。

福島県は機器の精度や納入業者の対応が悪いとして契約を破棄してしまった。
この一連の事件に対して福島県に対し以下の要請を行った。
県の担当室長からは前向きに検討し対応するとの回答を得た。

  ------以下県へのメール-------

福島県危機管理部
放射線監視室 ××室長殿
cc危機管理部長殿


日頃のご尽力に感謝申し上げます。
今回のモニタリングポストの異常に対する県の対応について、小生は福島県に99%責任があると見ており、先日もTELにてお伝えしましたが、念の為に要請・検討事項等について以下メールいたします。
6月中旬(2か月間程度)頃までに以下の事項について、何らかの結論を出して実施・実行いただきたくお願いいたします。

      【要請・検討依頼事項】
①福島県の組織(技術力・危機管理能力・組織力・人材力)は一般企業から半世紀遅れ。
  危機管理の専門家を2名以上採用し、危機管理部の部長 直下に置くこと。
②入札選定・基準のあり方を見直す事。
購買部門では無く発注部門(貴室)が最終責任を持つこと。  
 システム(ネットワーク機器)ものでありながら、機材のカテゴリーで入札したのが間違いのもと。
 入札の形態を機材として見過ごした放射線監視センター室の責任。価格だけではなく、納入業者の実績、管理体制、技術対応力、人材力、危機管理能力、資金力等総合的に評価決定する仕組みが必要。
又立ち合い検査や受け入れ検査には専門家が必要。技術的に専門知識が必要なシステムは信頼できる外部機関に委託すなども必要か?
③危機管理の専門家を招いて、部職員全員に勉強会を開催すること。
簡単な危機管理マニアルの作成や資格試験制度なども採用するなど検討ください。
④県は県民に謝罪し、責任を取ること。
今回の契約破棄の理由と原因そしてその影響の説明も必要。
納入業者との契約破棄をしたとの事ですが、何故契約破棄を行ったのか?
契約破棄が県民の為には良かったのか?他に県としてやるべき事は無かったのか?等疑問を持っております。
本件についても、丁寧な説明をお願いします。

尚、原子力安全対策課の原子力プラントの専門家を3名採用させたり、(廃炉)専門家 委員会を立ち上げさせたのは、小生の提言(何回も意見交換の開催やメールで提言)を県が受け入れてくれたものです。
福島県の職員には原子力の専門家は一人もいませんでした。

福島県民の命と財産を守るべく、『6月中旬を目途』に、上記要請事項に対し、県として改革・改善の『実行・実施』をお願いしたします。
二本松市  ××  ×
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放射能を除去できる浄水器

知り合いから送られてきたメールです。その人からは何の説明もありませんが表を見れば納得。参考になるかもしれないと思い、転載させていただきます。このところ、フクイチの動きがおかしいという話があります。中にはトリチウムの話も出てきていましたので、多分その為に送ってくれたのでしょう。自分達の身体は自分達で守りましょう。
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放射能を除去できる浄水器 一覧表
一般商品ではこれが一番の性能です。
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ZeroWater ZP-006 ろ過ピッチャー、フィルタ water quality indicator

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ZeroWater ZR 交換フィルター 2個

http://www.amazon.co.jp/ZeroWater-ZR-%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC-2%E5%80%8B%E3%80%80%E4%B8%A6%E8%A1%8C%E8%BC%B8%E5%85%A5%E5%93%81/dp/B0086X7LXC/ref=sr_1_1?s=home&ie=UTF8&qid=1429846445&sr=1-1

福島たより No146 写真ルポ・福島の今⑥

あらおしゅんすけさんのブログから<福島たより・写真ルポ・福島の今⑥>を転載します。
モニタリングポストは信用できるかできないか・・・ではなく、モニタリングポストを設置した政府を信用するかしないかなのでしょうが、優しい方はそうも書けず?に・・・意地悪な私の周りのどなたもが信じていない・・
http://blog.goo.ne.jp/arao-311/d/20150321
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福島たより No146 写真ルポ・福島の今⑥
  ⑥ モニタリングポストは信用できない!?

モニタリングポストをめぐるいくつかの疑問
あらお 福島の今⑥-1 あらお 福島の今⑥-2 あらお 福島の今⑥-3
1)モニタリングポストは設置に当たって当然、基礎工事をする。
  (多くの場合舗装する。つまり除染するし、放射能は雨で流されるので
   周辺より線量は低い)
  ポストは0.28、私の線量計は 0.23μsvを表示している。
  右の写真は、モニタリングポストの左手約3mのところ。(0.42μsvを表示)
あらお 福島の今⑥-4
2)ふたつのモニタリングポスト
  事故直後、設置されたポストはその性能のことで
  文科省とトラブル(文科省はこの社の線量表示が高いから低くするようにと指示したとかで裁判になった)
  があり、結果的には現在文科省の指定した会社のものになっている。
  (ネットで関連記事が読める。キーワードは「アルファ通信」)

3)バッテリーが線量を低く表示していた。
  かつて文科省のモニタリングポストは、バッテリーの設置位置の関係で
  表示線量が10%ほど低く表示をしていて問題になった。
  (キーワード「モニタリングポスト、バッテリー」ネット検索可)

花便り
 二本松も、ここ4~5日急にあたたかくなり一斉に花が咲き始めました。
あらお 福島の今⑥-5 あらお 福島の今⑥-6 あらお 福島の今⑥-7 あらお 福島の今⑥-8
左から フクウジュソウ、 オオイヌノフグリ、 ウメ、 ドウダンツツジ。

5版目の新しいチラシが出来あがりました!

第5版目の新しいチラシが出来あがりました!

今までにバッジプロジェクト関東事務局に連絡いただいた皆様にはチラシを
郵送させていただきますので暫くお待ちください。
また、チラシご希望の方は fukushimabadge@gmail.com まで連絡をお願いいたします。

福島バッジプロジェクト、第6弾のチラシが完成しました!

福島バッジプロジェクト、第6のチラシが完成しました!

→ 印刷用PDFはこちら 表面3.7MB裏面1.5MB

福島原発告訴団・4.30東京検察審査会 申し立て&激励行動

福島原発告訴団からのお知らせを転載です。参加よろしくお願いいたします。
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告訴人・支援者のみなさま

4.30東京検察審査会 申し立て&激励行動
今年1月13日に、保安院や東電の津波対策担当者らを告訴した「2015年告訴」について、東京地検は4月3日、全員不起訴処分としました。
福島原発告訴団は、十分な捜査を尽くさず、不起訴理由に事実誤認のあるこの処分を不服とし、4月30日に、この事件についても東京検察審査会に申し立てます。
勝俣元会長らを告訴した「2012年告訴」では、検察審査会が元会長ら3人を「起訴相当」とし、現在東京第五検察審査会が再度の審査を行っています。
検察審査会への申し立てに合わせ、激励の行動も行います。
■4月30日(木)
■12:00~13:00 【東京地裁前】
*告訴団ブログ記事もご覧ください。
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2015/04/430.html

申し立て&激励行動の当日は、歴代東電取締役の個人責任を追及している「東電株主代表訴訟」の裁判(口頭弁論期日)が東京地裁で行われます。午後からは参議院議員会館で裁判の報告と学習会が開催され、ご厚意により告訴団からの発言の時間を頂いています。
ぜひ裁判の傍聴や、報告会・学習会へもご参加ください。
*裁判の傍聴は抽選になる場合があります。
東電株主代表訴訟
 9:30~ 原告によるアピール 東京地裁正面玄関前
10:30~ 裁判(口頭弁論期日) 東京地裁103号法廷
13:30~ 裁判報告・学習会 参議院議員会館 講堂 参加無料
        ■講師:田中三彦さん(科学ジャーナリスト)
詳細は東電株主代表訴訟ブログをご覧ください
http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/blog-entry-183.html

◆5.21告訴団院内集会◆
5月21日(木)の午後に、参議院議員会館講堂で院内集会を予定しております。
詳細はまた後日お知らせいたします。

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福島原発告訴団 本部事務局
〒963-4316 福島県田村市船引町*****
電話 ***-***-***   メール 1fkokuso@gmail.com
ブログ http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
カンパ 郵便振替口座 02260-9-118751 福島原発告訴団

私の故郷・双葉町を返して下さい

東京経産省前のテントひろばに2011年11月からずうっと通い続けている双葉町の亀谷幸子さんという方がいらっしゃいます。テントに来られた方はご存じの人も多いのですが、今回は彼女のテントに来るまでの現実がどうであったのかを、彼女のスピーチを通して、多くの方にお伝えしたいと思います。福島の現実を、爆発してどのような形で故郷を離れざるを得なかったか、そして経産省前テントとどのようにかかわってきたのかをを県外の皆さんに知っていただきたいです。
是非22日に川内原発の判決をされた鹿児島地裁の前田裁判長に読んでいただきたいです。
(以下のメッセージは経産省前テントの強制撤去反対の集会の時に話してくださったものです。)
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「私の故郷・双葉町を返して下さい」
亀屋幸子・・・福島県双葉町(現在、東京に避難)

 私は福島第一原発から1,2kmに住んでいました。3月11日の夕方、地震が怖いので車庫から車を出して、夫と二人で車の中にいました。午後6時40分頃消防団の人が「放射能漏れの可能性があるから2km逃げて下さい。速く逃げて!」と言ってきました。真っ暗で探すことも出来ないので通帳も財布も持たず、着の身着のままで逃げました。
 私の実家は浪江町にあった関係で、とりあえず浪江町へ向かいました。普段は車で10分くらいで行けるのですが、渋滞と道路が壊れているため4~5時間かかりました。どの家も壊れては入れず車の中で寝ました。
 12日の朝サイレンがなり、「放射能が漏れたので、原発から10kmまで逃げてください」と放送がありました。家に帰ることも出来ず、地獄の始まりでした。
 今度は原町まで逃げました。夕方5時30分頃水素爆発がありました。そこで、川俣まで逃げることにしました。川俣に着いて駐車場で1泊、避難所で2泊して15日の朝埼玉県大宮の知り合いの家に2泊、次に横浜の姉の家、川崎の夫の姉の家と転々とした後、東京都港区の区営住宅に入ることが出来ました。
 それから1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、泣いて、泣いて、泣き通しの日々を過ごしました。友達に会いたい、故郷双葉町に帰りたい、帰りたい、みんなに会いたいと、精神的におかしくなった状態でした。
 そんなときにテントを知ったのです。経産省前で人が集まっているらしいと、娘がネットで見て教えてくれたのです。それまでもテレビでデモや集会を見ては東京の人達がこんなに頑張っているのに、私は何をやっているのかと思ってはいましたが、動きだせませんでした。

思い切って11月11日に経産省を囲む人間の鎖の輪に入りました。そこにテントがあったのです。中に入れていただいて福島から逃げてきたと言いました。
 初めは何を効かれても泣けて、泣けて、ちゃんと話も出来なかったのですが、何回か行くうちに皆さんに励まされ、同じ被災者の方とも出会うことが出来て、お互いに励まし合うことが出来て、一緒に頑張ろうと言う気になってきたのです。本当に私はテントひろばが無かったら立ち直ることが出来ませんでした。テントひろばが私を救ってくれたのです。
 テントに通っているうちに、私も何か役に立ちたいという気持ちを持つようになり、テントの記者会見に出て話をしたり、「双葉町を返せ」と書いた看板を胸にかけてテント前で座っていたりするようになりました。
 テントに全国各地からだけでなく、海外からも沢山の人が訪ねてきます。そういう人達に吹く須磨の実情を話すことも私の役割だと思います。また各地の情報を聞いてそれを伝えることもします。
 金曜デモが始まってからは、特に金曜日には全国から訪問者があるので、応対していろいろな話をし、情報交換をします。2012年の10月に「原発いらない女たちのテントひろば~福島とともに」が出来てからは、私もその一員として第2点とを担っています。
 テントひろばは私を救ってくれましたが、国、地売電は被災者の私に何をしてくれましたか?避難誘導もなし、謝罪もなし、菜にもしてくれてないですよ。私は故郷・双葉町を奪われたのです!私を掬ってくれたテントひろばは、私の第二の故郷なのです。
 私からもう故郷を奪わないで下さい。私の第二の故郷を撤去しないで下さい。私達被災者からこれ以上奪わないで下さい。このテントひろば撤去の前に、私の故郷・双葉町を返してください。

カリフォルニアからのメール

カリフォルニア、サンフランシスコで頑張っている方からのメールを紹介します。
毎月11日に抗議行動を日本大領事館前などでしています。そうして日本の人達へもこのようなメールを送ってくれると、心が引き締まります。遠く離れた異国でも多くの方が声をあげていること、特に声をあげられずにいる福島の方に知っていただきたいと思います。
「場が違えば声も出る、原発から遠ければ言いやすい」と言えるかもしれません。でもそれ以上に遠くて遠くて福島へ声が届かないところに住んでいる人達が苦しみを分かち合う心を持っているのに私は勇気づけられます。広島も長崎も、水俣も沖縄も根っこは同じ。声をあげるところから始める、そうでないと何も解決できません。
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前回、樋口裁判長が高浜原発の再稼動差し止めの判決を,新規制基準は「緩い規制基準で安全性を欠く」との理由で下したのとは全く反対に,鹿児島地裁の前田裁判長は「新基準に不合理な点は無い」と,川内原発の再稼動を認めました。これで,7月の再稼動が現実になりそうな危機に面してしまいました。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015042201001014.html


川内原発は,火山学者が「この土地に立てた事が大間違い」と言うほど危険原発で,周辺にたくさんの火山があり、新基準にはこの火山学者達の声が入っていないということです。リスク、避難経路の確保など不明なままの判決は許されません。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2015042202100039.html

週刊現代(5/2号)に,樋口裁判長が4月の異動で名古屋家裁に左遷されたと言う記事が載ったそうです。SF日本領事館の岩田領事がマーシャルアイランドへ左遷された以上に,実に深刻な事態となりました。政府/企業の弾圧が眼に見えています。この弾圧に,簡単に屈してしまうか,やはりそれでも闘って行くか、、? 

一人一人が自分のできる所で諦めず闘って行きましょう。

スピーデイもモニタリングポストも無くなって・・・

どうなってしまうのでしょうか・・。スピーデイが削除、そしてモニタリングポストがなくなる・・・。おかしいとしか思えません。「フクイチで大変な事が起きてるからじゃないのか?」という声が福島からも出ています。
スピーデイとモニタリングポスト、共に「真実を探すブログ」から一部転載させていただきます。真実を探すブログの方がグラフ等詳細がでているので、そちらをお読みください。
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http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6235.html
【これは酷い】放射能拡散予測の「SPEEDI」、削除決定へ!規制委員会が自治体反対押し切る!今月中に原子力災害対策指針改正
*SPEEDI(WSPEEDI)で作成した放射能汚染地図
4月18日に原子力規制委員会が原発事故の際に放射性物質の拡散状況を予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI=スピーディ)の削除を決定しました。

これはSPEEDIの活用を明記していた原子力災害対策指針からSPEEDIの記述を削除するという物で、自治体等の要望を無視する形で決まったと報じられています。規制委員会は原子力災害対策指針を今月中にも改正する方針です。

現行の指針には「SPEEDIのようなシミュレーションを活用した手法で、放射性物質の放出状況の推定を行う」と記載されており、規制委員会は全文を削除する代わりに測定された実測値を基準に避難を判断するとしています。

原子力規制委員会は昨年10月にSPEEDIについて、「SPEEDIで放射性物質の放出のタイミングやその影響の範囲が正確に予測されるとの前提に立って住民の避難を実施するとの考え方は危険」と判断する報告書を発表していました。


☆「SPEEDI」削除決定へ 自治体反対押し切る 規制委、原子力災害対策指針改正
URL http://www.sankei.com/affairs/news/150419/afr1504190001-n1.html引用:
 原子力規制委員会が、原発事故の際に放射性物質の拡散を予測する「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI=スピーディ)の活用を明記していた原子力災害対策指針を今月中に改正し、SPEEDIの記述の削除を決めたことが18日、分かった。規制委には原発の立地自治体からSPEEDIを活用するよう意見書が寄せられていたが、それを押し切る形となり、自治体の反発が予想される。

 規制委によると、現行の指針は「SPEEDIのようなシミュレーションを活用した手法で、放射性物質の放出状況の推定を行う」と記載していたが、これらの文章を削除するという。
:引用終了
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【これは酷い】モニタリングポスト(放射能測定器)の不具合、福島県が77台分の契約を打ち切る!4月上旬に半数のモニタリングで数値が急上昇!一部は1000倍に!
4月上旬に福島県のモニタリングポストで一斉に数値が急上昇した問題で、県は「機器の不具合が一向に改善されない」として委託先の業者に契約の解除を通知しました。契約が解除されたのは77台分のモニタリングポストで、その内の33台で平時の1000倍に匹敵するような値が表示されるなどの問題が発生。

福島県や原子力規制委員会は「電波障害等による異常の可能性が高い」と発表し、モニタリングポストの改善を要望していました。
県によると、新たな機器で計測を始める際、機器の健全性について調べた結果を業者が提出しておらず、県の担当者も催促や確認を怠っていたとのことです。

ただ、同時期に福島第一原発の2号機温度が上昇したり、福島第一原発1号機の格納容器の圧力が急低下していました。東日本在住の当ブログの読者と協力して放射能測定をしてみたところ、平時の1.2倍前後と高い値を検出しています。

1000倍に跳ね上がったのも放射能の塊となったホコリ等が付着した可能性も考えられ、33台という不具合の多さからもモニタリングポストを巡る動きは非常に怪しいと言えるでしょう。
本当に不具合だったとしても、国が使う機材の審査がズサンだったということになり、これはこれで問題となります。


☆モニタリングポスト不具合 福島県が契約解除を通知
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150423/k10010057511000.html
引用: 
4月23日 6時55分
福島県が今月から運用を始めた放射線量を計測するモニタリングポストで実際よりも異常に高い数値が記録された問題で、県は機器の不具合が一向に改善されないとして委託先の業者に契約の解除を通知しました。
これを受けて、原子力規制委員会はホームページで公表していた77台分の放射線量のデータを削除する措置を取りました。
:引用終了

☆モニタリングポスト:4月運用開始の30台異常値の不具合
URL http://mainichi.jp/select/news/20150408k0000m040019000c.html
引用: 
毎日新聞 2015年04月07日 18時40分(最終更新 04月07日 23時39分)
県によると、異常を示したのは、県が3月末に設置し、4月から試験運用を開始した簡易型モニタリングポスト77台のうちの約30台。南相馬市や伊達市など7市町村に及び、南相馬市と葛尾村の計2台では通常値の約1000倍に上昇した。

 県によると、3日に南相馬市の2カ所で異常に高い測定値が出たため、業者に確認するよう依頼していた。県放射線監視室は「公表は原因究明してからと考えた。異常を認識した時点で公表すべきだった」としている。【岡田英】
:引用終了

鹿児島地裁判決に火山噴火予知連 会長「しっかり検討されていないのではないか」

川内原発差し止め却下の判決が出てしまいました。高浜原発の再稼働を認めない判決があり、一つの司法の道を創ってくれたので、その道に続く気持ちがあれば・・・可能性もあったはずだけれど・・・。残念です。以下のNHKのウェブには掲載されていました。火山噴火予知連会長のコメントがありますので、掲載させていただきます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150422/k10010056571000.html
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川内原発 再稼働差し止め認めない決定
全国の原子力発電所で最も早く再稼働の手続きが進んでいる鹿児島県の川内原発1号機と2号機について、鹿児島地方裁判所は、「国の新しい規制基準に不合理な点は認められない」などとして、再稼働に反対する住民が行った仮処分の申し立てを退ける決定を出しました。
同じく国の審査に合格した高浜原発3号機と4号機については先週、「国の規制基準は緩やかすぎる」として再稼働を認めない仮処分の決定が出されていて、国の新しい規制基準について裁判所の判断が分かれました。

鹿児島県の川内原発1号機と2号機について、鹿児島県、熊本県、宮崎県の住民12人は安全性に問題があるとして裁判所に仮処分を申し立て、再稼働させないよう求めました。
これに対して九州電力は、国の基準に従って対策を取ったと反論していました。
鹿児島地方裁判所の前田郁勝裁判長は、「国の新しい規制基準は、専門的知識を持つ原子力規制委員会によって策定されている。過去10年間に当時の基準を超える地震の揺れが全国で5例観測されたが、新しい規制基準はその原因を考慮して手法が高度化されていて、最新の科学的知見に照らして不合理な点は認められない」という判断を示しました。
そのうえで、「地震の揺れの想定は地域的な特性を踏まえたうえで一定の余裕が確保されていて、巨大噴火の可能性についても火山学者の間で頻度が小さいという認識は共通している。川内原発が基準に適合しているかどうかの判断について不合理な点はない」などとして、住民の申し立てを退ける決定を出しました。
川内原発1号機と2号機は、原子力規制委員会から新しい規制基準に適合していると認められ、九州電力は全国の原発で最も早いことし7月の再稼働を目指しています。
原発の再稼働についての仮処分では今月14日、福井地方裁判所が「国の規制基準は緩やかすぎて、原発の安全性は確保されていない」として、同じく審査に合格した高浜原発3号機と4号機の再稼働を認めない決定を出していて、国の新しい規制基準について裁判所の判断が分かれました。
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住民側弁護団長「十分な検討行われず」
住民側の弁護団長の森雅美弁護士は、「裁判所の決定は九州電力の主張だけを取り入れた内容で、十分な検討が行われていない。合理的な内容の決定とは言えず不満だ。しかし、これに屈することなく今後も、原発を止めるための方法を考えていく」と話しました。


九州電力「安全確保に万全期す」
決定について九州電力は、「川内原発の安全性が確保されているという当社の主張が認められたもので妥当な決定だと考えている。今後も川内原発の安全確保に万全を期していきたい」というコメントを出しました。


川内原発の地元ではさまざまな声
鹿児島地裁の決定について、川内原発の地元、鹿児島県薩摩川内市ではさまざまな声が聞かれました。
91歳の男性は、「申し立てを認めてもらいたかった。子や孫のことを考えると原発事故のリスクがある以上、慎重な判断をしてほしかった。福井と鹿児島で異なる判断が出たこともよく理解できません」と話していました。
また81歳の男性は、「知事や市長も同意しているので妥当な判断だと思います。原発がないとこの町の経済は成り立たないので、再稼働は早く進めてもらったほうがいいと思います」と話していました。
また70歳の女性は、「賛否両論あると思いますが、再稼働に進むということなので、火山や地震の対策や、詳しい避難計画の策定をきちんとしてほしいと思います」と話していました。


火山噴火予知連 会長「しっかり検討されていないのではないか」
今回の決定の火山への影響の評価について、火山の専門家で作る火山噴火予知連絡会の会長で、東京大学の藤井敏嗣名誉教授は、「今回の決定では、火山による影響について、『国の新しい規制基準の内容に不合理な点は認められない』としている。しかし、現在の知見では破局的な噴火の発生は事前に把握することが難しいのに、新しい規制基準ではモニタリングを行うことでカルデラの破局的な噴火を予知できることを暗示するなど、不合理な点があることは火山学会の委員会でもすでに指摘しているとおりだ。また、火山活動による原発への影響の評価について、火山の専門家が詳細な検証や評価に関わったという話は聞いたことがない」と述べました。
そのうえで藤井名誉教授は「カルデラ火山の破局的な噴火については、いつ発生するかは分からないものの、火山学者の多くは、間違いなく発生すると考えており、『可能性が十分に小さいとは言えないと考える火山学者が火山学会の多数を占めるものとまでは認められない』とする決定の内容は実態とは逆で、決定では破局的噴火の可能性が十分低いと認定する基準も提示されていない。火山による影響については、今回の判断は、九州電力側の主張をそのまま受け止めた内容で、しっかりとした検討がされていないのではないか」と話しています。

「憲法改悪阻止100万人集会」鴨川の繋がった人達の声

千葉県鴨川市からのメッセージを最後の文面から紹介します。
読む人もあまりいないこのブログから、誰かの目に留まればと祈りながら、何回か繰り返し掲載させていただきます。
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わたしたちはこの美しい里山の中で、ただ静かに暮らしたいだけです。しかし放射能によって足元の大地も水も空気も汚され、傷ついた子どもたちの細胞は声も立てられずに呻いているというのに、額に汗して働くことのない者の利権のため、若者の命が戦場に駆り出されようとする今、私たちは人間の尊厳をかけ、すべての生命の尊厳をかけて立ち上がる時が来たと思うのです。この国は、破滅に向かって突き進んでいます。この危険な政権をこれ以上延命させてはなりません。南房総の里山から、兄弟姉妹に呼びかけます。子どもたちの未来のために立ち上がり、ともに一つの歌を!首都東京に100万人の地鳴りを!

すべての運動が合流し、憲法改悪阻止100万人集会の実現を! 
8・15「100万人国民声明」の実現を!
        南房総の里山から全国の諸団体・兄弟姉妹への提案       
                             

●ことは急速に進んでいます。
政府は「テロから国民の生命を守る」という大合唱をバックに、「イスラム国に対する空爆への後方支援は合憲」とする見解を表明すれば、その一方で、自衛隊の海外派兵を恒常的に可能とする憲法9条そのものの改定を公言し、来年夏の参院選後には憲法改定の国会発議をし、その賛否を問う国民投票を行うなどという改定日程すら提示するに至りました。賽は投げられたのです。
●「戦後レジームの脱却」という名の下、安倍政権が強権的に推し進めているこの事態は、間違いなく「戦争のできる国」へと、全社会的な規模で再編することです。
その総仕上げが憲法の改悪であり、戦後70年の節目である8月15日に予定される「首相談話」です。その実際の文言がどうであれ、侵略戦争と戦争犯罪の事実をほごにしようとするうごめきは明らかであり、すでにこどもたちの教育の中にまで浸透してきています。
●政府は今、この国の成り立ちの全体を一気に変えようとしているのです。
相手の手を縛ったうえで打つ詰将棋のように、満をじして計画的に、系統的に繰り出される攻撃に対し、わたしたちが個別の反撃に終始すれば、その敗北は目に見えています。全国各地で展開されている諸運動は、今、憲法改悪阻止の一点に絞って結集する必要があります。それが辺野古を、福島を、孤立させない最善の道でもあると信じるのです。
●この攻撃の集大成である改憲をほんとうに阻止しようとすれば、投げられた賽―来年の参議院選を「改憲阻止派」でどう勝利するか、ということが焦眉の課題となります。
今、わたしたちはここをゴール地点として、そこから逆算して、いつまでに何を行うかを共同で考え、それを実行する必要があると思うのです。戦争とファシズムに至る時間は、もう残されていません。以下、わたしたちの提案です。

① まず8・15「首相声明」に対抗し、わたしたち国民の声明を国内外、特に近隣アジア諸国の友人に対し、宣言する必要があります。この憲法の下で戦後70年平和を維持しえた誇りとともに、わたしたちは戦争ではなく平和を共に求めているということを、高らかに宣言する必要があります。そのために、1000人委員会等に協力を呼びかけ、共同の「国民声明文」を作成し、その賛同署名運動を100万人規模で実施すること。
そしてその「国民声明文」を、8月15日の新聞一面広告に掲載すること。
② この署名運動をスタート地点として、次に1000人委員会の企画する5・3「憲法記念日」集会に可能な限り集中すべきではないかと考えています。
③ 60年安保のデモは33万人であったといわれています。しかし憲法改悪―「戦争か平和か」という私たちの未来をかけた闘いは、それをはるかに上まわる必要があります。数は力です。「100万人署名運動」をベースに、「憲法改悪阻止」の一点に絞って「100万人集会」を実現しよう、というのが、次の提案です。
そのために今、会場確保に努めていますが、予約手続きの都合上、来春になる可能性があり思います。
④ さらに「100万人署名」の繋がりを母体として、来年の参議院選での統一候補を実現し、参議院選を「改憲阻止勢力」で勝利することが求められています。私たちは沖縄の知恵に学ぶことができると思うのです。
⑤ そして国会発議時には再度100万人集会を実現し、国会内外で呼応してそれを阻止し、あるいは国民投票を勝利に導くこと。これ以外に、憲法改悪を実際に阻止する道はないのではないかと考えるのです。
⑥ 以上のような一連のロードマップを共同の力で切り開き、調整し、実行するには、ゆるやかなナショナルセンターを築き上げることが、今の私たちには切実に求められていると思うのです。

●以上が、わたしたちの提案です。
わたしたちはこの美しい里山の中で、ただ静かに暮らしたいだけです。しかし放射能によって足元の大地も水も空気も汚され、傷ついた子どもたちの細胞は声も立てられずに呻いているというのに、額に汗して働くことのない者の利権のため、若者の命が戦場に駆り出されようとする今、私たちは人間の尊厳をかけ、すべての生命の尊厳をかけて立ち上がる時が来たと思うのです。この国は、破滅に向かって突き進んでいます。この危険な政権をこれ以上延命させてはなりません。南房総の里山から、兄弟姉妹に呼びかけます。子どもたちの未来のために立ち上がり、ともに一つの歌を!首都東京に100万人の地鳴りを!

呼びかけ:鴨川9条の会「憲法改悪阻止100万人集会」実現プロジェクト
呼びかけ人:手塚玲子(鴨川九条の会) 田中正治(ネットワーク農縁)  林良樹(NOPうず) 臼田夜半(著述家)勝又國江(子どもを放射能から守る活動ネットワーク)Yae(歌手) 今西徳之(自然共生ネットワーク) 
ホームページ:

福島たより No145 写真ルポ・福島の今⑤

あらおしゅんすけさんの福島たより No145 写真ルポ・福島の今⑤ を転載させていただきます。
近作の詩「風化」を発表されています。より混沌としてしまった爆発後、多くの方が「風化」「慣れ」という言葉を使っています。今日は地元駅前で顔見知りに声をかけられました。「ウン、市長と一緒?」と思っていたら県議の選挙の応援でした。自民党二人が議席を争っています。田舎ですから市長も、県議の一人も顔見知りですが、新人の方は話したことないから分からない。「原発嫌いなんだけど、あなたの応援している人はなんと言ってる?辺野古は?」顔見知りの彼女も市長も初めて聞く質問らしく首を傾げて応えませんでした。時々信任票というのが議員にも欲しいと思うと木があります。
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福島たより No145 写真ルポ・福島の今⑤
  ⑤市内の線量

あらお 福島の今⑤-1 あらお 福島の今⑤-2

二本松市役所北約500mの
陸橋上歩道頂上付近では0.23μsv(写真左)
その歩道を南に下った低い場所は0.98
雨水で放射能が流されホットスポットを作っている。

あらお 福島の今⑤-3

市内北東、観音丘陵遊歩道は除染済みだが
0.43μsv。
(私のお気に入りの散歩道なのだが・・・)

あらお 福島の今⑤-4 あらお 福島の今⑤-5 あらお 福島の今⑤-6

 二本松市の北東約15kmにある福島市飯野地区は
絹織物が盛んだったが、今は静かな田舎町。
この小さな町も雛祭りシーズンになると大賑わい。
商工会女性部の人たちが”放射能にめげず”
頑張っている。(この地域は二本松より線量が低いようだ)

近作の詩を1篇
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  風化

あの事は
思い出したくない
もう忘れたい

でも忘れられない
忘れてはならない
風化させてはならない

でも忘れさせようとしていないか
記憶を抹殺しようとしていないか
どこかで誰かが

情報を共有することの大事さ

2011年7月29日のブルームバーグから転載させていただきます。
2015年4月、未だに福島県内では理由不明で線量が高いという情況があります。?何故か情報がその後ないので、なんとかなったのかしら?と思うだけ・・。
情報が閉ざされたまま、私たちは漂流しているように感じます。漂っているのは私だけでしょうか?
以下は私に届いた情報の一部です。ネットアドレスはありましたが、全てみつかりませんでした。
①11日20時59分メール(ツイッターは無くなっています。)
福島第1原発「2号機」で「異常現象」という。現場作業員から原発専門家筋に伝えられた情報によると、「この2~3日、首都圏に住んでいる人は、外出を控えた方がよい」という。「異常現象」とは、一体何が起きているのか?
>https://twitter.com/2ch_NPP_info/status/586821396740751360
②12日午前0時59分メール
原発上空に何か来てます(写真ありましたが、カメラは消されてます)
長者原交差点
http://www.futabagun.jp/futaba_camera/cameraliveunit?observationPointId=173
国道6号線小入野交差点
http://www.futabagun.jp/futaba_camera/cameraliveunit?observationPointId=174
③12日朝7時19分メール
おはようございます。仙台で上がった場所があるそうです
https://twitter.com/homecounter/status/586895675348033537
④12日朝8時29分メール
Fw:写真、昨夜の宮城野区線量(線量計の写真あり)
宮城野区福室一丁目23時15分9.99μsv/h以上
⑤13日朝9時16分メール
おはようございます
現場作業員から伝えらた情報とは「2号機から一時間おきにボンボンと爆発音が聞こえる」だそうです。
⑥Re:Fw:相双地域線量 
右上がりです。
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http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LP1YBE0D9L3501.html
気温38度に近づいた7月のある朝、福島県の学校では生徒たちはマスクも付けずTシャツ姿で校庭を駆け回っていた。生徒たちが肌をさらす戸外の放射線量は、原子力発電所の作業員が浴びる量に相当する。日本国民を未曾有の危機に陥れた東日本大震災から4カ月、見えない放射能と戦う福島の今を取材した。

福島第一原発から約60キロ離れた福島市の県立福島西高校。国語教師として25年務めた宍戸俊則教諭は、生徒たちにマスクをつけ長袖を着て肌を守るよう5月下旬まで注意してきた。そのアドバイスが顧みられることなく終わったのは暑さのせいではない。学校側が生徒への注意喚起を控えるよう指示したためだ。宍戸教諭(48)は今週、福島西高校を退職した。

「生徒の被ばくを止めることもできず、呼びかけることもできない状態から逃げ出したかったのかもしれません。今、退職する身になって、ようやく生徒たちに福島にいることのリスクについて話すことが可能になりました」と語った。

地震と津波で東北地方が壊滅状態となった3月11日以降、政府は住民47万人を避難させた。そのうち16万人は福島第一原子力発電所の放射線漏れによる危険を逃れるために避難した人々だ。都道府県としては日本で3番目に広い福島県。オーストラリアにも似たその土地には、27万1000人の子供を含む200万人以上の住民がとどまっている。

文部科学省学校健康教育課の石田善顕課長補佐によれば、政府は放射線レベルを常に注意深く監視しているという。石田課長補佐はブルームバーグ・ニュースの取材に、「現段階で全ての福島の人々が避難する状況になっているとは思っていません」と述べた。

福島西高校の石川清春教頭は、一部の生徒や親から苦情が出たため授業で放射線の話に多くの時間を割かないよう学校が宍戸教諭に伝えたと説明。宍戸教諭が退職したことを認めた。

「見えないヘビ」

世界原子力協会(WNA)は、放射線は人間の細胞やDNAを破壊し、長期にわたって被ばくすれば白血病や種々の癌を引き起こすと説明する。子どもは細胞の成長が早く、放射線の影響も受けやすい。

アルスター大学(英国)客員教授のクリス・バズビー氏は先週、福島県を訪問し健康へのリスクついて情報を提供した。「目に見えるものは何もない。木は木のまま、人は相変わらず買い物に出歩き、鳥は鳴き、犬が通りを歩いている」と話し、そのような場所でも「ガイガーカウンター(放射線測定器)を持ち出せば、あらゆるものが光を発し、死の使者のような見えないヘビに皆が噛まれているのがわかる」と続けた。

宍戸教諭は8月8日に福島を去り、妻と13歳と10歳の二人の子供がいる札幌に移る予定だ。北海道には現在3000人の避難者が疎開しているが、宍戸教諭は第2の福島を創るべく、避難した人たちのネットワーク作りを行い、仕事や住居探しの支援に携わりたいという。

野球をする子どもたち

北海道庁住宅管理グループの今井敏文主管によれば、北海道は公営住宅2140戸を福島や宮城、岩手県などからの被災者受け入れ住宅として無料で提供している。また、被災者はさらに最大で50万円のローンを無利子で受けられるという。

今井主管は、「本来は北海道民に家賃を払っていただく公営住宅を福島や被災者の皆さんに提供しています。まだ、空きがたくさんあるのでいらしてください」と呼びかけている。

宍戸教諭は今年5月、生徒にマスク着用を奨励したり、放射線の健康への影響を説明しないように学校側から指導を受けたという。それ以降、自身のブログから複数コメントを削除した。

福島市の主婦、****さん(33)には11歳の息子と8歳の娘がいる。「ある日、小さな男の子たちが砂けむりを上げて楽しそうに野球をしているのを見ました。その時、一体だれがこの子たちの将来を守るのだろうと思いました」と振り返る。福島西高校の宍戸教諭について、「子どもたちを守れないからという理由で教師をやめるというのはとてもショックです」と語った。

「怖いというより暑い」

「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」などに所属する保護者や子供達は、8月17日に高木義明文部科学大臣を訪問し、子どもたちを県外に避難させるよう要請する予定だと話した。

福島西高校(生徒数873人)では7月14日、校舎内で0.07マイクロシーベルト(毎時)、校庭では1.5マイクロシーベルト(同)の放射線量が観測された。古川教頭(57)によれば数値は政府と県が定める安全基準内だ。体育の授業や運動部の活動も続けられているという。

古川教頭は、「これで安全だとは私も思っていません。依然として(放射線レベルが)高いことは分かっています」と打ち明ける。「最近は半袖で、マスクをしない生徒がほとんどですね」と語った。

福島県教育委員会の担当者はブルームバーグ・ニュースの取材に匿名で応じ、福島西高校が宍戸教諭を制止したのは驚きだと述べた。同教育委では子どもたちが福島県外に避難する必要性は認識しておらず、学校では窓は開けていても大丈夫だとしている。同委員会では、外で遊んだらうがい・手洗いをするよう、また傷口に砂がついたら洗うように指導しているという。

同担当者自身もマスクや長袖シャツを着ることなく毎朝登庁しているという。ブルームバーグの「健康上の不安はないのか」との質問に対し、「怖いというより暑いんです」と述べた。子供たちの不安については、また県内301校にカウンセラーを派遣し、生徒たちが精神的問題を抱えこまないように配慮していると説明した。

花を摘み、虫を捕る

子どもたちを放射能から守る福島ネットワークは、4月の測定値を基にした最近の政府発表によれば、福島県では約1600の教育機関(小・中学校、幼稚園、保育所)の5分の1で、放射線量(年率換算)が少なくとも年間20ミリシーベルトに達すると指摘。国際放射線防護委員会(ICRP)が定めた原子力発電所作業員の線量限度と同等の数値だ。

これら教育機関の4分の3以上で0.6マイクロシーベルト(毎時)の放射線量が検出されており、東京都心の新宿で検出される平均値の10倍にあたる。

福島から今週二人の子供を連れて京都へ避難した***さん(36)は、「放射能が怖ければ、家にいて外に出なければいいと言われるかもしれません。でも子どもの成長にとって、太陽の光を浴びたり、花を摘んだり、虫を捕まえたりというのは大切なのです」と訴える。

**さんは、福島から避難したが、月々12万円の住宅ローンは残っている。「どうか、全ての子供たちをこの福島から一時的に避難させ、資金補助をしてほしい。リスクは可能性の問題だからという人に言わせてください。あなたはロシアンルーレットに自分の子供を参加させることができますか?」

原題:Fukushima Teacher Muzzled on Radiation Risks for School Children(抜粋){NSN LP1G826K50XW }

福島たより No144 写真ルポ・福島の今④

あらおしゅんすけさんの福島たより No144・福島の今④の転載です。
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http://blog.goo.ne.jp/arao-311/e/92c6ff3fa408dfc0af2e39ac63d60aa2
福島たより No144 写真ルポ・福島の今④

 ④ モニタリングポストの数字は・・
     モニタリングポストの数字は、残念ながら
     実態と違っていることが多い。
     「ポストが表示する数字は、その周辺の環境放射能より
     かなり低い」ということを福島の多くの人は知っています。
     その状況を、2~3回にわたってお伝えします。

④あらお 福島の今-1

まず、私の手持ちのカウンターと
モニタリングポストの整合性を確認しておきましょう。
いずれも0.32μsvです。
尚、このモニタリングポストは、市役所から西約800mの設置されているもの。

あらお 福島の今④-2

このカウンターは、市役所から借りたもの。
【ガンマ・レイ2R】という機種。
表示された数値に、補正係数 0.8を乗じて読み取ることと言われています。
従って、ここの線量は0.944μsvです。
この測定場所は、二本松市役所より東約10km。未除染の畑地です。(2014年初冬の写真)

あらお 福島の今④-3 4あらお 福島の今④-

市役所から西約700mの公園のベンチ。(この公園は除染済み)
ベンチ上の線量は 0.22μsv

あらお 福島の今③-5 あらお 福島の今④-6

市役所から南、約4km阿武隈川堤防の道。(未除染地)
(安達太良山の見晴らしもよく、私のお気に入りの散歩道)
地表の線量は1.5μsv。
写真は2014年夏、撮影したものです。
このように、アスファルト道路の窪んだところは雨水がたまり
ホットスポットを作りやすいのです。

福島の食べ物とJR「ふくしまデスティネーションキャンペーン」

今、福島の観光キャンペーン実施中です。駅に行くと「これでもか、これでもか」と福島の美味しい食べ物、美しい景色を宣伝中です。福島の友人に聞くと「気持ち悪い」と応えが戻ってきました。
もう少し経てば、福島市内の花見で賑わうH山の駐車場では多くの県外の車がズラッと並び、強風の土埃の中で子どもがマスクもしないでいるのが見られるでしょう。胸が福島は何処に向かっているのでしょうか、向かう方向を私達の力でなんとか修正出来ないのでしょうか。福島で子どもを育てている人のメールを紹介します。
参照:「ふくしまデスティネーションキャンペーン」の開催について
https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/02/page_6760.html
JRグループでは、2015年4月1日(水曜日)から6月30日(火曜日)まで、県、地元自治体、観光事業者などと連携し、「ふくしまデスティネーションキャンペーン」(以下、ふくしまDC)を開催いたします。福島全県で実施するDCは、14年ぶり4回目となります。
 キャッチコピー「福が満開、福のしま。」のもと、「花」「食」「温泉」「復興」を柱として、地域の特色である「桜」「歴史・文化」「自然」や地域が準備する「DC特別企画」などの魅力をお楽しみいただけるご旅行を提案いたします。また、ふくしまDCにあわせて、磐越西線での「のってたのしい列車『フルーティアふくしま』」の運転や駅からの接続交通の整備など、東北新幹線と常磐線を軸に福島県内を東西に延びる各線区を活用し、広域観光周遊ルートを充実いたします。
 ふくしまの魅力を全国の皆様に感じていただけるよう全県民一体となったおもてなしに取り組み、東日本大震災以降のご支援や応援への「感謝」の心でお客さまをお出迎えいたします。「福が満開」のふくしまの魅力をぜひお楽しみください。
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もう1ヶ月も前の新聞記事なのですが、河北新聞が首都圏の消費者500人を対象にアンケートを行い、福島県産を「原発事故後に買わなくなった」との回答は全体の3割を占め、この3年間大きな変化は見られないそうです。
南相馬市の保護者も4割が地元産を給食へ使用することに反対しています。こんなこと、福島の新聞で伝えてますかね。
先週は郡山駅と福島駅のピボットの生鮮売り場で野菜や果物をのぞいてきましたが、福島県産はひとつもありませんでした。きゅうりでさえ、宮城県産でした。肉屋も「国産」としか書かれていませんでした。
大人が食べない(買わない)福島県産の作物を、子どもに食べさせて恥じない大人たち。
今月からの給食に一人でお弁当を持参する我が子が、どこまで耐えられるか。

<河北新報>
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150308_63013.html
2015年03月08日日曜日
<被災地のいま>(7)風評/拭えぬ抵抗感、地元でも
東京電力福島第1原発事故から4年。福島県内の農家らは「足元」からの風評にも苦しんでいる。
 南相馬市原町区の増山一郎さん(68)は、リーフレタスをハウス栽培する。原発から約26キロ。事故直後は業者に敬遠され、大量廃棄に追い込まれた。今は事故前の8割まで生産量を戻したが、地元の学校給食での使用自粛が続いている。
 「放射性物質は検出されていない。どうしたら食べてもらえるのか」。もどかしさが募る。

 南相馬市の学校給食はかつて、市内産を含む県内産の食材使用率が50%を超えた。現在、市内産の採用は皆無。コメは新潟、この時期のレタスは香川など、ほぼ県外から調達している。
 背景には保護者の不安がある。市教委の昨年のアンケートで「市内産を避けてほしい」との回答が38%に上り、容認派の47%に迫った。「不安で家でも使わない。給食でも使わないでほしい」「地元農家のため活用を」との声が混在する。
 市内の給食では食材の放射性物質検査を徹底している。汚染食材が入り込む可能性は低いが、青木紀男市教育長は「地場産の採用は将来的な課題。アンケート結果を見れば慎重にならざるを得ない」と説明する。
 同じ浜通りでも対応は一様ではない。南相馬市の北にある相馬市と新地町は、4月から学校給食に地場産米を使う。アンケートで導入に否定的だった保護者は両市町とも10%未満。原発事故の避難区域外にあり、プラントから離れていることが抵抗感を薄めているとみられる。

 地元でさえ拭い切れない風評。県外となればなおさらだ。仙台市の市場関係者は「給食食材を扱う仲買業者は、まだ福島産を避ける傾向にある」と話す。
 福島県商工会連合会は首都圏の消費者500人を対象に、県産加工品に関する意識調査を続けている。「原発事故後に買わなくなった」との回答は全体の3割を占め、この3年間大きな変化は見られない。
 連合会は「福島産に抵抗がある層が固定化しているようだ」と指摘。「原発の汚染水漏れなどが報道されるたびに、悪いイメージが喚起される」と憂う。
 生産者からは「地元で風評が収まらなければ、よその風評も消えない」との嘆きも漏れる。「足元」と「遠方」の風評。解消には想像以上に長い時間がかかるかもしれない。(南相馬支局・大場隆由)

福島たより No143 写真ルポ・福島の今③

福島たより No143 写真ルポ・福島の今③
  ③ モニタリングポストについて
      福島県内のあちこちでモニタリングポストが見られます。
      モニタリングポストは、大まかには2種類あって
      白いポスト型の測定器は、実は「リアルタイム線量計システム」
      そのあたりを再確認してみましょう。

あらお 福島の今③-1 あらお 福島の今③-2 あらお 福島の今③-3

福島県の資料です。
写真中央のものが、モニタリングポスト
写真右のものが、通常モニタリングポストと称していますが
 正式?専門的?には、リアルタイム線量計、というようです。
いずれにせよ、その説明書きなどもお読みください。

あらお 福島の今③-4

二本松市役所前のモニタリングポスト。
設置状況も確認いただきたいのですが、
舗装された地面におかれています。
ということは、この周辺の放射能は洗い流されて
周辺より低い、ということが考えられます。


ちなみにやや古いデータですが、市役所のポストに関して次のようなものがあります。
(2012.12.15測定)
 ポストの隣で測定した線量・・・・・・・・・・0.40μsv
 ポストに西側2,5m離れた植え込み1m高さ・・ ・・0.73
 ポストより東20m、市庁舎正面芝生1m高さ・・・・ 0.90

転載自由<高浜原発3・4号機の運転差止決定を受け基準適合性審査等の中止を求める緊急申入書

高浜原発3.4号機の再稼働差し止め決定を受けて、弁護士さんからのメールをサポーターさんが送ってくれました。是非皆さまとこのメールを共有したいと思い、転載します。
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転載自由<高浜原発3・4号機の運転差止決定を受け基準適合性審査等の中止を求める緊急申入書
みなさま

海渡です。

昨日の高浜仮処分決定は、脱原発運動の大きなエポックとなりました。
全国の皆様のご支援に心から感謝します。
司法と市民の力で原発を止めていく私たちの闘いは、原子力ムラを揺るがしています。
規制委員会に本日提出した申し入れ書を添付します。

この決定を守り、全国の原発現地での闘いでも、同様の決定をとっていくことが再稼働を阻止する上で、決定的な課題となります。
産経新聞などは「司法の暴走」などと呼び、政府や原子力推進勢力による、この決定と司法そのものへの攻撃も始まっています。
このような攻撃をはね返すには、広範な市民の支持の力がどうしても必要です。
この決定の意義の学習会などを企画していただければ、脱原発弁護団のメンバーが全国に伺います。どうか、よろしくお願いします。

***********
原子力規制委員会
委員長 田中 俊一 様
原子力規制庁
長官 池田 克彦 様


高浜原発3・4号機の運転差止決定を受け
基準適合性審査等の中止を求める緊急申入書



2015年(平成27年)4月15日
大飯・高浜原発運転差止仮処分申立人代表
今大地 晴 美
大飯・高浜原発運転差止仮処分弁護団共同代表
河合弘之・海渡雄一

第1 申し入れの趣旨
1 貴委員会は、昨日発令された高浜原子力発電所3号機及び4号機の原子炉について、運転の差し止めを命じる仮処分決定において、貴委員会の策定した新規制基準が多くの点において合理性を欠くと指摘されたことを厳粛に受け止め、高
浜原子力発電所3号機及び4号機に関する基準適合性審査の後続手続きを直ちに中止するよう求める。

2 貴委員会は、昨日発令された高浜原子力発電所3号機及び4号機の原子炉について、運転の差し止めを命じる仮処分決定において、貴委員会の策定した新規制基準が多くの点において合理性を欠くと指摘されたことを厳粛に受け止め、す
べての原発の基準適合性審査及び後続手続きを直ちに中止するよう強く求める。

第2 申し入れの理由
1 本決定の概要
福井地方裁判所は、平成27年4月14日、関西電力株式会社に対し、高浜原子力発電所3号機及び4号機(以下「高浜原発」という。)の原子炉について、運転の差し止めを命じる仮処分決定を発令した(以下「本決定」という)。
本決定は、原子力発電所の本質的な危険性を認定し、この地震大国日本において、基準地震動を超える地震が高浜原発に到来しないというのは根拠に乏しい楽観的見通しにしかすぎない上、基準地震動に満たない地震によっても冷却機能喪失による重大な事故が生じ得ること、使用済み核燃料を閉じ込めておくための堅固な設備が設けられていないこと、使用済み核燃料プールの給水設備及び計測装置の耐震性がSクラスにされていないこと、免震重要棟が設置されていないことなどから、高浜原発の運転によって直接的に住民の人格権が侵害される具体的な危険性があると判断した。

2 基準地震動の策定方法の誤り
本決定は、活断層の状況から地震動の強さを推定する方式の提言者である入倉孝次郎教授が「基準地震動は計算で出た一番大きな揺れの値であるように思われることもあるが、そうではない。」「私は科学的な式を使って計算方法を提案してきたが、平均からずれた地震はいくらでもあり、観測そのものが間違っていることもある。」と答えていることを指摘し、「万一の事故に備えなければならない原子力発電所の基準地震動を地震の平均像を基に策定することに合理性は見い出し難いから、基準地震動はその実績のみならず理論面でも信頼性を失っていることになる。」と断じている。
このような判示は、我々が、全国の原発訴訟において軌を一つにして主張してきた基準地震動の策定手法に関する規制基準の根本的な誤りを裁判所が認めたものにほかならない。

3 新規制基準が合理性を欠く点
そして、本決定は、新規制基準は緩やかにすぎ、これに適合しても原発の安全性は確保されない、新規制基準は合理性を欠く、と明確に述べている。
そして、新規制基準が合理性を欠く点を次の6点に渡って指摘した。
高浜原発「の脆弱性は、
①基準地震動の策定基準を見直し、基準地震動を大幅に引き上げ、それに応じた根本的な耐震工事を実施する、
②外部電源と主給水の双方について基準地震動に耐えられるように耐震性をSクラスにする、
③使用済み核燃料を堅固な施設で囲い込む、
④使用済み核燃料プールの給水設備の耐震性をSクラスにするという各方策がとられることによってしか解消できない。」

また、事故時の「事態の把握の困難性は使用済み核燃料プールに係る計測装置がSクラスであることの必要性を基礎付けるものであるし、中央制御室へ放射性物質が及ぶ危険性は耐震性及び放射性物質に対する防御機能が高い免震重要棟の設置の必要性を裏付けるものといえるのに、これらのいずれの対策もとられていない。」
「原子力規制委員会が策定した新規制基準は上記のいずれの点についても規制の対象としていない。免震重要棟についてはその設置が予定されてはいるものの、猶予期間が設けられているところ、地震が人間の計画、意図とは全く無関係に起こるものである以上、かような規制方法に合理性がないことは自明である。」と指摘する。
本決定は、貴委員会が、これらの各問題について適切に対処し、原発の安全性を確保する役割を果たすことが求められているが、新規制基準はいずれの点についても規制の対象としておらず、貴委員会が求められる役割を果たしていないことを指摘している。

4 伊方最高裁判決の枠組みに沿う決定
本決定は、伊方最高裁判決の枠組みのもとで、自らの判断を基礎付けており、この点でも、他の原発訴訟に大きな影響を及ぼす可能性がある。
すなわち、本決定は、改正原子炉規制法の「設置変更許可をするためには、申請に係る原子炉施設が新規制基準に適合するとの専門技術的な見地からする合理的な審査を経なければならないし、新規制基準自体も合理的なものでなければならないが、その趣旨は、当該原子炉施設の従業員や周辺住民の生命、身体に重大な危害を及ぼす等の深刻な災害が万が一にも起こらないようにするため、原子炉施設の位置、構造及び設備の安全性につき、十分な審査を行わせることにある(最高裁判所1992年10月29日第一小法廷判決(伊方最高裁判決)参照)。」とし、この決定が伊方最高裁判決の枠組みのもとに位置づけられることを明確にしている。

5 新規制基準に求められるべき合理性
その上で、「新規制基準に求められるべき合理性とは、原発の設備が基準に適合すれば深刻な災害を引き起こすおそれが万が一にもないといえるような厳格な内容を備えていることであると解すべきことになる。
しかるに、新規制基準は緩やかにすぎ、これに適合しても本件原発の安全性は確保されていない。原子力規制委員会委員長の『基準の適合性を審査した。安全だということは申し上げない。』という川内原発に関しての発言は,安全に向けてでき得る限りの厳格な基準を定めたがそれでも残余の危険が否定できないという意味と解することはできない。
同発言は、文字どおり基準に適合しても安全性が確保されているわけではないことを認めたにほかならないと解される。新規制基準は合理性を欠くものである。」と結論づけているのである。

6 規制委員会は司法の良識の前に基準適合性審査及び後続手続きを直ちに中止すべきである

以上のとおり指摘した本決定の判示からすれば、本決定は、関西電力だけでなく、貴委員会にこそ向けられたものである。
よって、貴委員会は、本決定において、貴委員会の策定した新規制基準が多くの点においての合理性がないと指摘されたことを厳粛に受け止め、高浜原発に関する基準適合性審査の後続手続きだけでなく、すべての原発の基準適合性審査の手続きを直ちに中止するよう強く求める。
以上

海渡 雄一
MLホームページ: http://www.freeml.com/dgb311

福島たより No142 写真ルポ・福島の今②

二本松の詩人 あらおしゅんすけさんさんのブログより転載します。
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http://blog.goo.ne.jp/arao-311/e/1a5b8438ef60fa325844106e52c4e5ec
福島たより No142 写真ルポ・福島の今②

 ②モニタリングポストのある風景
     福島県内では、公共施設(役場、学校、公民館など)を中心にして
     あちこちにモニタリングポストが置かれています。
     科学が発達した近未来社会を象徴する風景、つまり”福島は時代の
     最先端を走っている”と言えるかもしれません。
あらお 福島の今②-1

学校には必ずおかれています。

あらお 福島の今②-2

二本松市内の図書館の前です。
ちなみにここは除染されていますが
0.348μsvを示しています。
この周辺で未除染のところは線量はこの倍ほどありました。

あらお 福島の今②-3

モニタリングポストはこの仮設住宅地にも置かれていました。

あらお 福島の今②-4 5あらお 福島の今②-

モニタリングポストの中を覗くと・・・。
右側の拡大写真の黄色い機器が放射線を感知する機械とか。
(事故後、これらのポストは極めて低い値を提示していたが
 この感知器の前に、鉛とかのバッテリーが置かれていて
 遮蔽していたため低い数値を示していた”事件”がありました。
 我が国の科学力はすばらしかったはずなのだが・・・・。)

4月29日千葉県鴨川市 あわアースひろばのお知らせ

千葉県鴨川市で昨年から始まった子どものための新しい試みです。
今年は4月29日(水・祝)「あわアースひろば」の名称で、子どもたちに仕事をしてもらい、大人たちは映画会や学校でお勉強。昨年のアースひろばで「来年も絶対に来る!」と子ども達が言っていましたっけ。
簡単な紹介ですが、チラシからの書き起こしを掲載します。
近くなったら再案内させていただければと思っています。
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今年もやるよ!
あわアースひろば
日時: 4月29日(水・祝) 10:00~
場所 鴨川市魚見一戦場公園

あわアースひろばって何?
「あわアースひろば」ではあわっこマネーがお金です。
あわっこマネーは、子どもたちが仕事してもらえます。
仕事ってなに?働くってどんなこと??いろいろあります。いっぱいあります。
パンを売ったり、ピザを焼いたり、テントを建てたり、歌を歌ったり。

――大人の世界では、何もしないのにお金がどんどん増えたり、
お金持ちが少なくて貧乏人がいっぱい。なんだかおかしい。――

「あわアースひろばでは、あわっこマネーでいろんなものが買える。
ちっちゃい子にあげることだってできる。無くなったらまた仕事をする。
仕事って大変?それってホント?働くって楽しいよ。
だってこの前の「あわアースひろば」では、
子ども達の目がキラキラしてたもの。

もしかしたらホントの世界ってここにあったりして。

*マザーアースひろばは安房地域で活動する子育て応援の団体、個人の集まりです。

子どもと安心して過ごすための
鴨川市の放射線測定値
空間線量 2014年12月18日
  魚見一戦場公園(芝地)
  地上1m 0.04 (μSv/h)
水道水 2015年1月6日(ベクレル/kg)
セシウム134、セシウム137 ともに不検出

福島たより No141 写真ルポ・福島の今①・・連載です

二本松に住む詩人 あらおしゅんすけさんのブログを転載させていただきます。
以下の文面にあるように、今の二本松の表情・・モニタリングポストや食品、線量等々、あらおさんはご自分のブログに掲載されており、以前にも他のテーマ(避難・浪江など)で連載でブログに掲載されています。福島の心の声に私もじっくりと耳を傾けるつもりで、10数回の「福島の今」を少しずつ転載いたします。是非、あらおさんのブログを訪問して詩なども読んでいただければ嬉しいです。
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http://blog.goo.ne.jp/arao-311/e/2efc6cc5515be249d6a812c12df3fd21
福島たより No141 写真ルポ・福島の今①
   福島第一原発事故からまる4年が過ぎます。
   その福島、主として中通りの二本松の表情を数回にわたってお伝えします。
   (写真のほとんどは、この一年間に撮影したものです)

 ① 福島・二本松の風景
あらおさん 福島の今①-A Dあらおさん 福島の今①-

二本松は福島市と郡山市のはさまれた人口6万人弱の街。
歴史的には、畠山家そして丹羽家などが治めた600年の小さな城下町なのです。
二本松城は別名「かすみが城」とも呼ばれています。
春には桜がかすみをかけたようですが、この天守台は標高345mあり
よく霞がかかるのです。日本100名城のひとつ。

あらおさん 福島の今①-C

二本松を象徴する山といえば、安達太良山。
知恵子はこの山の上の空こそ本当の空だと言いました。
標高1700m。日本100名山の一つ。麓に岳温泉などがあります。

Dあらおさん 福島の今①-

二本松の東には標高500~1000m級の阿武隈山地が連なっています。
この写真の右手奥、約50kmほどのところに、福島第一原発があります。
写真は千恵子の生家の裏山・鞍石山から撮ったものです

4月連休近くからの憲法集会の情報

5月3日前後に多くの憲法集会があります。少し集めてみました。
お出かけになる方、参考にしてください。
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4月25日(土) 
NO NUKES 戦後70年記念
NO WAR 4.25 日比谷・平和パレード(東京)
http://www.idol-japan-records.net/ski/

4月26日(日)4・26とめよう!戦争法
つなげよう平和な未来に!全国一斉街頭宣伝!
*東京は4/26日曜日 14:00〜15:30渋谷ハチ公前、モヤイ像前
http://kyujokowasuna.com/?p=8654.26渋谷サウンドパレード(東京・渋谷)
沖縄・辺野古に基地はいらない!
http://humanchain.tobiiro.jp/sound.html

4月27日(月)
日米ガイドライン改定反対!4・27官邸前行動(東京・首相官邸前)
http://kyujokowasuna.com/?p=873

4月29日(水・祝)
神奈川 「ふじさわ・九条の会」10周年記念のつどい
(終了後ピースパレード) 13:30~
https://twitter.com/lschigasaki/status/570890451063959552

5月2日(土)
神奈川 5・3憲法集会 前日街頭宣伝!(横浜駅西口 高島屋) 14:00~
Website Facebook
日本国憲法のねうちを学ぶ 神戸憲法集会 12時半開場~ (神戸芸術センター)
http://www.kyodo-center.jp/?p=1440

5月3日(日)
「戦争・集団的自衛権行使容認反対」の緊急集会とデモ行進(旭川)
日時:5月3日(日)13時半から  旭川市トーヨーホテル2階
http://www.asahikawa-nishi9.org/?p=1237
今だから この日だから 憲法を語ろう道民集会(札幌市民ホール)10時
http://hokushorenn.doorblog.jp/archives/cat_616669.html
長野 戦争やだね長野集会 14:00
http://www.himitsuyadane.com/
松戸憲法記念日の集い
午後1時から4時まで(松戸市民会館ホール)
http://ityti.blog48.fc2.com/blog-entry-1761.html
平和といのちと人権を!5・3憲法集会
〜戦争・原発・貧困・差別を許さない〜(神奈川県横浜市みなとみらい)
kyujokowasuna.com/?page_id=571
憲法施行68周年・愛知憲法会議結成50周年記念「市民のつどい」
(名古屋市公会堂)
http://www.kyodo-center.jp/?p=1430
“HAPPY BIRTHDAY 憲法 in Wakayama 2015”(和歌山市)
http://kimbara.hatenablog.com/entry/2015/04/04/224128
京都憲法記念日集会13:00~(円山公園 野外音楽堂 )
https://www.facebook.com/events/521901807922153/?ref=22
神戸憲法集会 13時半 (神戸勤労会館大ホール 三宮東)
http://hanshin204.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/index.html
みんな集まれ憲法9条の輪・環・和 第 10 回いなみ平和のつどい  
14時~ (兵庫県稲美町コミュニティーセンター)
http://www.kyodo-center.jp/?p=1440
憲法記念日・西濃憲法集会(第21回). 午後1時30分~午後4時)
. 岐阜市大垣市 ソフトピアジャパン1F(セミナーホール)
www.gifu-collabo.jp/category/news/
広島憲法集会 開場13:00/開演13:30(広島県民文化センターホール)
http://www4.ocn.ne.jp/~mykenpo/ 
鹿児島5.3憲法記念日集会10時~12時
 「県教育会館」3階 (鹿児島市山下町4-18)
http://syamin.chesuto.jp/e1260450.html

5月4日(月) 
憲法集会@いたみ 14時 兵庫県伊丹(いたみホール・大ホール) 
http://hanshin204.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/index.html
5/6( 水・祝 )
三重 秘密保護法廃止 街頭宣伝活動
(近鉄四日市駅前ふれあいモール付近) 12:00~
http://nohimityu.exblog.jp/23670101/

5月16日(土) 
芦屋9条の会10 周年集会 ルナホール
http://hanshin204.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/index.html

5月24日(日)
止めよう! 辺野古新基地建設
許すな! 日本政府による沖縄の民意の圧殺を 5.24首都圏アクション
国会包囲ヒューマンチェーン(東京・国会議事堂前)
http://humanchain.tobiiro.jp/

6月14日(日)
若者憲法集会&デモ(東京・渋谷)
https://ja-jp.facebook.com/wakamonokenpou

4.13緊急行動! 検審激励&地検抗議・・・・・福島原発告訴団

告訴団からの連絡です。来週月曜日に緊急行動があります。時間の取れる方、よろしくお願いします。
地検はこのような方向で決着がつくと思っているのだろうか?その感覚が解りかねます。余計に「私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及し続けます。」ことになるのに・・。
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告訴人・支援者のみなさま

◆「2015年告訴」二次告訴の中止とその対応について
 「2015年告訴」は、今年1月13日に第一次として団長らが先行して告訴し、第二次として広く告訴人を募集していたところですが、4月3日に東京地検が、第一次告訴受理からわずか2か月半という異例の短さで不起訴処分を決定しました。
 不起訴処分については東京地検に対し強く抗議し、東京検察審査会へ不服の申し立てをする予定です。しかしこの事件については、第二次の告訴は行えないこととなりました。既に参加申し込みをされていますみなさまには、大変申し訳なく、悔しい思いでおります。
 既に委任状をお送り頂き、参加費のお支払いをされている方もたくさんいらっしゃいます。みなさまの思いを無にしない方法を考えております。
 すでに委任状を提出された方へは、委任状の扱いや、参加費の返金についてなど、ご意志を確認するご案内を今月中にはお送りいたしますので、お手数ですが、記入してご返送くださいますようお願いいたします。

4.13緊急行動! 検審激励&地検抗議
4月3日の東京地検の不起訴処分は、告訴してからわずか2か月半の決定で、まともな捜査が行われたとは到底考えられないこと、不起訴理由書には、告訴団が以前から指摘している地検の事実誤認や新証拠について触れていないことなど、まったく納得のいかないものです。
大津波を予測しながら対策を怠ってきた東電幹部、それを手助けすらする規制当局の官僚、その責任を問わず野放しにする検察庁、被害者が救われないあまりの惨状にあきれ果てるばかりですが、「あきれ果ててもあきらめない!」
私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及し続けます。
告訴団から緊急行動を呼びかけます。急な開催で恐縮ですが、ご参加可能な方はぜひお越しください!
■4月13日(月)
■11:15~11:45 【東京地裁前】 東京検察審査会への「激励行動」
 移動
■12:00~12:30 【東京地検前】 東京地検への「抗議行動」

☆☆☆☆
福島原発告訴団 本部事務局
〒963-4316 福島県*****
電話 ***-****-**** メール ******@gmail.com
ブログ http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
カンパ 郵便振替口座 02260-9-118751 福島原発告訴団

5月3日 憲法集会に行こう  鴨川九条の会

<鴨川九条の会から呼びけ>
5月3日
憲法集会 に行こう


憲法第九条  日本国民は、正義と秩序を基調する際平和誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段といsては、永久にこれを放棄する。
②前項の目的を達するため、陸海空軍そのほかの戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

4月某日に私の住む町で九条の会の方達主催のデモがあり、参加しました。
東京から離れた場所でも頑張っている方がいることをお伝えしたく掲載します。
嬉しいのは5月3日横浜である憲法集会にバスを仕立ててくださったこと。時間もお金(約往復5千円)もかかり、「遠いから・お金がかかるから」と出かけられない気持ちを応援して、何人参加するか分からないのに「一緒に行きましょうよ」という心が嬉しいです。地元で活動する事、そして大きな集まりにも皆で協力し合っていける人は行く・・掲載します。
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 日本には世界に誇る「憲法九条」があります。そこにはきっぱりと「戦争放棄」が謳われています。ところが、政府は3月20日与党協議で武力で他国を守る集団的自衛権の行使を可能にする新たな安全保障法制を合意しました。
 今年度の日本の防衛予算は4兆9800億円です。その中には、在日米軍駐留費負担(通称「思いやり予算」)も含まれています。私たち国民の暮らしへ「思いやり」は武器・兵器の購入で「国民の安全を守る」ことのようです。
 日米安保条約があるから大丈夫?ところがアメリカは今までベトナム、アフガニスタン、イラクなどに戦争を仕掛けては至るところで死傷者を出して引き下がっているという事実があります。戦争とは、殺し、殺されることです。そこに憎悪が生まれ、復讐の果てしない連鎖が生まれます。
 
安倍政権は憲法を無視し、国民の意見を無視して、日本を「戦争する国」につくり変えようとしています。この事態を私たちは黙って見ていていいですか?
 戦後70年続いたこの平和を守るために、安倍政権がしようとしていることに対して、今、私たちは総力を挙げて反対していきましょう。

☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   
3月15日九条の会全国討論集会で呼びかけ人の澤地久恵さんが詩を読み上げました。
 帰ってこい、帰ってこい
 村の女は眠れない
 夫が遠い飯場にいる女は眠れない
 女が眠れない時代は許せない
 許せない時代をゆるす心情の頽廃は
 いっそう許せない

☆   ☆   ☆  ☆
いわき市の農民作家・草野比佐男 (1927~2005)が1972年高度経済成長期、東北の出稼ぎを歌った詩です。飯場を戦場に読み替えるとぴったり。
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5.3憲法集会会場へ往復貸し切りバスあります。
定員 50名 費用一人 2,000円(保険込)
予約受付中 TEL 090-2309-8591
(お問い合わせ・鴨川九条の会 T)
 

双葉町「原子力明るい未来のエネルギー」看板を残そう!

「原子力明るい未来のエネルギー」看板を残そう!
というとっても小さなチラシを金曜日の国会前抗議行動でいただきました。
・・・・・・・気になって「あれ?署名はしたのだけれど・・どうなっているのですか?」と聞くと、「思ったよりも署名やカンパが集まらないのだと聞きました。私は外の者だけれど、こういう形で多くの人に広めたいと思ってしています。」
それでとにかくチラシの書き起こしをしました。お読みください。署名が一人でも多く、カンパが1円でも多く集まっていくと有難いです。自分で文章を書いて印刷して配っていたのですね。ありがとうございます。
このブログのカテゴリーとしてこれは「繋がった人達からのメッセージ」になります。こういう形で多くの方が様々な方法で福島や辺野古、川内他多くの方達と物理的には知らない人同士が知らずに繋がっていること、嬉しいです。
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「原子力明るい未来のエネルギー」看板を残そう!チラシ書き起こし
ご存知の方も多いと思いますが、双葉町のこの看板「危険だから」ということで役場が撤去費用410万円を予算に盛り込みました。それに対し、小六の時にこの標語を作った方が「人間の愚かさを後世に伝える負の遺産」「とウッジ者として、嘘のない真実の未来の形として次世代に伝えたい」「双葉町が本当に『明るい未来』を信じていた時代がたしかにあったという歴史が詰まったメッセージ」として、撤去反対を訴えておられます。
双葉町の方や、収束作業労働者の方がこの看板を見るときの気持ちは、東京の私にははかりしれない苦しさがあると思います。撤去したのも当然かもしれません。
しかし、私たちがいかに忘れやすいかは、今の原発再稼働の動向を見てもわかります。形のあるものはその流れを止める力となります。なにより、拙速に撤去をしてしまったら、もう取り戻せないのです。

ご意見はいろいろあると思いますが、兵庫の作者ご本人がやっている撤去反対の署名サイトをご紹介します。ご賛同くださる方は、是非署名をしてください。そして孤独な闘いをしておられるこの方の勇気に対し、メッセージを送ってくだされば、とお願いします。

署名サイト1:フォームメーラー
https://pro.form-mailer.jp/fms/44e3db4374356
署名サイト2:Change.org
http://goo.gl/7sNehm
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参照:河北新報 2015年3月11日記事より
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150311_61031.html
明るい未来見えず…原子力PR看板撤去へ
東京電力福島第1原発の立地町で、全町民が避難している福島県双葉町は、原子力のPR看板を掲げた町内2カ所のゲートを撤去する方針を決めた。老朽化が理由。看板は、原発との共生を目指した町の象徴だった。帰還困難区域の町中心部で町道をふさぐように倒壊している家屋も除去する。
 新年度の一般会計当初予算案にゲートの撤去費410万円と、家屋除去を含む町道環境整備費3200万円を計上した。
 国道6号に面した町体育館前のゲートは1988年の設置で、表裏に「原子力明るい未来のエネルギー」「原子力正しい理解で豊かなくらし」と表記。役場入り口のゲートは91年に完成し、「原子力郷土の発展豊かな未来」「原子力豊かな社会とまちづくり」と書かれている。標語は町民から募集した。
 ともに鉄骨やトタンで造られ、文字板はアクリル製。長期避難で管理ができず、腐食が進んだ。町復興推進課は「作業員や一時帰宅した町民の安全性を考え、撤去を決めた。標語の内容は関係ない」と説明。伊沢史朗町長は「保存は考えていない」と述べた。
 撤去は夏以降になる見通し。いわき市に避難する男性(57)は「安全神話が崩れ、避難している町の現状を考えれば、看板の言葉はふさわしくないが、町の歴史を表してもいる。撤去は一つの節目で、複雑な気持ちだ」と話した。
 道路に倒壊した家屋の除去は、旧国道の町道沿いにある11カ所が対象。所有者の了解を得た上で、道路にはみ出した部分を取り除く。地震や長期避難による老朽化で崩れた家屋は、無人と化した町の荒廃を物語っている。

働くママ(SOHO編)ブログから・・私たちは原発の是非を選べられないらしい

福島バッジプロジェクトのサポーターさんでもある「働くママ(SOHO編)」の
ブログから転載させていただきます。
埼玉県議会の今年2月定例会「環境農林委員長報告」というのをみつけて
??と思うようなタイトルで掲載していました。
かなり注目に値する記事だと思います。
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http://ameblo.jp/haretaraosanpo/entry-12011156511.html?frm_src=favoritemail
働くママ(SOHO編) の記事
私たちは原発の是非を選べないらしい。けれど、日本の原発事故を教訓にできた国は幸いだ。
テーマ:放射能汚染、被曝から子どもを守る

→平成27年2月定例会 「環境農林委員長報告」 - 埼玉県議会

「エネルギーの安定供給は国家的な責務であり、
技術的な知見を結集し、
将来のエネルギー供給のあるべき姿を見据えて判断すべき事項である。

国家の安全保障を左右するこのような重要課題を
『原発は是か非か』という単純な構図で県民に判断を丸投げすることは、
極めて無責任な態度と言わざるをえない。

また、原発立地地域では長年にわたり原発問題と命懸けで向き合ってきた。
原発の是非は立地地域の人々の安全や暮らしに重要な影響を及ぼす。
原発の是非を二者択一的に問う今回の請願内容では、
こうした問題や影響に考慮することは困難である」


たまたま見つけたんだ。。
昨年末から、原発埼玉県民投票に関わってきたけれど、
請願却下の理由ってそんなものか。


日本は、ひとりひとりの主権が踏みにじられてるね。
安全でありたいがために、安全ではない国に生きる矛盾。
命を育てる「人」として、多くの人が答えを選んでいるのだけれど
原発を政治問題とする方々はそれを絶対に認めない。
頭が固過ぎて、身動きがとれない硬直状態なんだね。


日本を飛び出せば、その阿呆さかげんが際立つ。
日本の原発事故を教訓にできた国は幸いだ。
この国に住む私たちは大きな失望を抱え続ける。


原発を持たないことを宣言する国は多い。


→Laudate | 活憲とヒューマンライツ(人権)
他の電力源があるし、今は再生可能な自然エネルギーに投資している。今回のフクシマの事故で原発は安全のためのコストが莫大であることが再確認された。「だからコスタリカが原発に投資することは、今後ない」と明言した。

→国民投票について | みんなで決めよう「原発」国民投票
原発をめぐる国民投票は、スイス(1957年、79年2月、同5月、84年、90年、2003年)、オーストリア(78年)、スウェーデン(80年)、イタリア(87年、2011年)、リトアニア(2008年、2012年)、ブルガリア(2013年)で行われています。2011年のイタリア国民投票では、原子力政策について「原発再開法を廃止する」ことの賛否を問い、賛成が94%を占めました。その結果、この法律の廃止が決定されました。

4月9日福島県郡山市・廃炉・汚染水対策福島評議会(経産省主催)

経産省の会議案内
福島県内で原発関係市町村の長を呼んで行われる経産省主催の会合の第7回が4月9日に郡山で開催されます。
経産副大臣、規制庁、環境省も出席するとのこと。7日申込み締切で後33分しかありません。ゴメンナサイ。
https://wwws.meti.go.jp/interface/honsho/committee/index.cgi/committee/10272
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
廃炉・汚染水対策福島評議会(第7回)-開催通知
開催概要
日時  2015年4月9日(木) 13時00分~16時00分
 場所 ホテルハマツ3階 右近〜桜の間(福島県郡山市虎丸町3番18号)
議題
1.東京電力福島第一原子力発電所の廃炉・汚染水対策に関する情報提供・コミュニケーションについて 他
その他
会議の様子はインターネット中継もしますので、遠方の方などご参加が難しい方は御覧下さい。
(中継サイト http://www.ustream.tv/channel/hyougikai
会議当日の入場に際しましては、「ホテルハマツ」3階の受付において、事前の傍聴登録の確認をさせて頂いた後で、お席までお連れさせて頂きますので、当日は、当該受付まで直接お越し下さい。受付での確認の際には、送付したメールを印刷したもの身分を証明できるものをお持ち下さい。ご提示がない場合は、傍聴をお断りすることがございますのでご了承下さい。
傍聴に際しては、以下「傍聴される皆様への注意事項」を遵守してください。
-傍聴される皆様への注意事項-
1.限られた時間内で円滑に審議を進行させるため、係員の誘導・指示に従ってください。
2.審議の妨害となるような行為(ビラ、プラカード等の持ち込み、鉢巻、ゼッケン等の着用により示威的行為など)、議事進行の妨げや会場内外で大声をあげるなどの行為は、厳に謹んで下さい。
3.会議場における言論に対しての賛否の表明や拍手などは禁止させて頂いております。また、傍聴の方からのご質問・ご意見等は受け付けておりません。
4.危険な物を持っている方、酒気を帯びている方、その他秩序維持のため問題があると認められる方の傍聴はお断りさせて頂いております。
5.携帯電話は、マナーモードにするか、電源をお切り下さい。
6.会場内でのお食事及び喫煙はかたくお断り申し上げます。
7.事務局の指定した場所以外に立ち入る事はできません。
8.手荷物・貴重品等の管理は各自にてお願いします。
9.当日は、マスコミ等による会議取材のためのカメラ撮り等も行われる予定ですので、あらかじめご了承願います。
※ 以上の事項に違反したときは、退場していただきます。
その他、傍聴席に限りがあるため、希望者多数の場合は抽選とします。抽選の有無に関わらず、傍聴可の方のみ4月8日(水)中にメールにてご連絡いたします。
傍聴予約期限 2015年4月7日(火) 23時59分
お問合せ先
資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 原子力政策課 原子力発電所事故収束対応室 信夫、辻
電話:03-3580-3051 E-MAIL:1f-jimu@meti.go.jp メールアイコン

日本各地に避難された方達へ,これから避難をかんがえていらっしゃる方へ

山口に避難された方達の呼びかけ
下手な写真で申し訳ありません。私のガラ携(と呼ぶらしい)で撮りました。
これは、3月21日に「上関原発を建てさせない山口県民集会」に参加した時に遇った福島から避難された方から頂いたチラシです。
同じ山口に住み始めた避難者が繋がっていこうという呼びかけチラシです。
私は初めて避難移住者の方が作ったチラシを見ました。どなたかがこのチラシを読んで暗い心に元気が出るかもしれません、私は励まされました。
シンプルでとてもすてきな温かいチラシだったので、紹介したいと思います。寄付の案内もありますので、身一つで避難された方達と、これから保養や避難をされる方達への力となりますように。
・・・・・・・・・・・・・・
<表面>
山口県へ避難移住してきた皆さまへ
 私たちは一人ではありません。
避難者同士つながっていきましょう。
 「私たちはここにいます」と
   声をあげましょう。

*紙の真ん中右側にオ~イと呼ぶような人の形の絵と「ここだよ」と書いてあります。

●福島第一原発事故をきっかけに、山口県に避難移住してみえた方なら
 どなたでも参加できます
 (政府の避難指示による避難、自主避難、避難元の地域を問いません)
●毎月第三土曜日に県内で交流会を開催しています。

 ★山口県避難移住の会
 代表 **** 
ブログ http://hinan-yamaguchi.hatenablog.jp/
電話 ****** 
メー *****(ブログをお読みになって連絡をお願いします)

<裏面>
【避難移住者への支援のお願い】
私たちは2011年3月11日東日本大震災と原発事故により、安心して住める故郷を失い、東日本各地から山口県へ避難してきました。また、これから避難しようとお考えの方もいらっしゃいます。避難者は仕事、住まいなど、すべてを置いて避難してきています。

★福島・東日本からの避難移住者への寄付をお受けしています。
振込用紙の通信欄に寄付と記入、あるいはその旨をメールでお知らせください。
お振込先:ゆうちょ銀行 普通 15550-7618231 
       口座名義: 山口県避難移住者の会
(他銀行からお振込みの場合
 店名:五五八(ごごはち)  店番:558 口座番号 0761823)

★避難移住の下見をしたい方々や保養を希望される方々のための空き家を探しています。これはと思われる物件がございましたら、ご連絡ください。

山口県の方々のあたたかいご支援を頂ければ幸せです。詳細はお問い合わせください。

地震があったらすぐ確認!(ずくなしの冷や水さんから転載)

今の時代は自分で考え判断する時代となりました。
「地震があったらすぐ確認」というのを読み、「一家に一枚必需品」と思い、転載させていただきますが、家族の誰もが(ネットに疎い家族にも探せるようにという意味)解りやすいように少し書き換えさせていただきました。
それぞれの方が家族の状況によって見やすい形に作り直して、活用していただけたらと思います。
私自身もブログからコピーし、ネット、PCに弱い親戚達に送る為に皆の顔を思い浮かべながら、大きな文字や色付その他見やすいように工夫しました。
以下は私が親戚に添付して送ったメールの内容です。余計なお節介で情報に疎い友人にも送ります。
・・・・
バッジのブログを書いてたら、「地震があったらすぐ確認」というのをみつけました。
多くの人が持っていたら便利と思い、1枚の紙にしました。
どこの家でもこのコピーをよく見えるところに貼っておいたら、何かの時の役に立つと思います。
**ちゃんか**さん、**君と**君にメールで送っていただけませんか?
**さん、**君と**家用にコピーして渡してもらえませんか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ずくなしの冷や水さんのブログ
http://inventsolitude.sblo.jp/article/60787046.htmlから、転載させていただきます。
地震があったらすぐ確認

① 震源と震度を知る 
サイトの例 http://www.tenki.jp/bousai/earthquake/ 
(日本気象協会の防災・地震情報)
強震モニター http://realtime-earthquake-monitor.bosai.go.jp/
(防災科学技術研究所)

② 福島第一原発をライブカメラで見る。JNN福島第一原発情報カメラ 
http://www.ustream.tv/channel/tbs-live-camera 
フクイチライブカメラ4号機側 
 http://inventsolitude.sblo.jp/article/60787046.html
フクイチライブカメラ1号機側  
http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index2-j.html
長者原定点カメラ 
http://www.futabagun.jp/futaba_camera/camera?observationPointId=173

③ 空間線量率の変化を見る 
全国空間線量率一覧 (PCで危険なサイトとなったのでアドレスは表示しません) 
全国MP30日平均比変化 
http://www.whitefood.co.jp/radiationmap/
(ホワイトフードのただいまの線量) 
原発近辺のみ 
http://www.mdose.tb.iij-ii.co.jp/radiation/
(文部科学省原子力安全課原子力環境防災ネットワーク(環境防災Nネット)に よる、環境放射能と放射線情報(SPEEDI収集放射線リアルタイムデータ)のグ ラフ表示) 
原子力規制委員会 
http://radioactivity.nsr.go.jp/map/ja/(原子力規制委員会のモニタリング情報)

④ その日の気流の流れを見る 
スイス気象台日本の天気予報 
http://www.meteocentrale.ch/ja/weather/weather-extra/weather-in-japan.html 
直近の風向風速 
http://www.imocwx.com/amds/am1_ej.htm
(アメダス風向風速(気象庁発表))

⑤ 感度の高い人たちの反応を知る 
サイトの例  
https://twitter.com/account/suspended
(残念!「このアカウントは凍結されています。こちらからホームにお戻りください。」となっていました)

⑥ 高速道路の混み具合を見る 
サイトの例 
http://www.jartic.or.jp/
(日本道路交通情報センター・・交通情報 NOW!)

⑦ JRの運転状況を知る 
サイトの例 
http://traininfo.jreast.co.jp/train_info/kanto.aspx
(JR東日本の列車運行情報サービス)

⑧ 停電状況を知る 
東京電力管内 
http://teideninfo.tepco.co.jp/flash/index-j.html
(東京電力の停電情報・・東電のサービスエリア全域の地図)

⑨ 気象予測、方面別空間線量率呼び出し
http://inventsolitude.sblo.jp/article/105552172.html
(ずくなしの冷や水さんの気象予測、方面別空間線量率呼び出し)

上関原発用地 埋立禁止住民訴訟 4月21日裁判傍聴のチラシから

3月21日の「上関原発を建てさせない山口県民集会」にていただいたチラシを紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上関原発用地
埋立禁止住民訴訟

日本は、法治国家なのに、山口県庁は法律を守っていません
法律に則って政治は行われます。ところが、山口県庁は、違法を繰り返しています。
上関公有水面の埋立の許可期限は、とっくに切れているのに、そして、正当な理由も示さないで、中国電力の延長申請があったこと、ただそれだけを理由にして、「判断の先送り」を繰り返しています。
瀬戸内海のきれいな海は、県民のもの
そもそも、公有水面埋立立法は、公害の反省にたって、乱開発から自然を守るための法律です。
山口県と知事の役割は、県民の貴重な財産であり漁業者や住民にとっての田からの海である瀬戸内海を守ることです。
守るための役割を任せているのであって、破壊の役割を一任しているわけではありません。まして、埋立てて建設しようとしているのは、原子力発電所です。
2011年の福島原発事故によって、実際に賛辞が起こっており、汚染水の海への垂れ流しなどその収束もままならない原発です。
二井関成元知事が「延長は認められない」(2012年6月県議会答弁)としたのは、当然であり、これこそが県民の声です。

 裁判を傍聴してください!
第9回口頭弁論(対・山本知事)/第1回口頭弁論(対・村岡知事)
同時開催
2015年4月21日(火) 14時00分 山口地裁
傍聴券配布のため30分前に集合してください。
いつまでも違法状態を続けさせるわけにはいきません。この違法を市民は許していないということを裁判所に示すのが傍聴人です。裁判の傍聴で、行政の法律違反を止めさせましょう。


皆で監査請求をしましょう!
村岡嗣政 山口県知事は2014年5月14日、違法に埋立免許の一年判断先送りをしました。これから1年以内(2015年5月13日迄)に、この間の違法な支出に対して山口県民は「住民監査請求」を実施できます。
請求に必要な書類は当会のHPからダウンロードできます。そして、請求が却下された場合(既に却下され裁判になっているわけですが、)当訴訟の原告になりましょう。県民の権利を行使しましょう。詳細は、当会HPにて。
 
上関原発用地埋立禁止住民訴訟の会
http://umetatekinshi.wix.com/jyuuminsoshou
以下裏面です。
続きを読む

[福島日報ダイジェスト] 最新! 福島県の山菜 放射性物質情報

春になりました。
福島県の野生の山菜についてフクシマン・マサさんの
[福島日報ダイジェスト] 最新! 福島県の山菜 放射性物質情報
転載させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福島県のフクシマン・マサです。
山菜シーズンがやってきました。
ここ1年間(平成26年2月~平成27年3月)の、福島の野生の山菜に含まれる「放射性物質」の状況をしらべてみました。
全て、福島県発表の数値になります。
わらび(野生)
99件中 45件(全体の45%)から5~622Bq/kg(県内全域)
浜通り最大値622 Bq/kg
中通り最大値37.3 Bq/kg
会津地方最大値51Bq/kgの放射性セシウムを検出。

ふきのとう(野生)
105件中 38件(全体の40%)から4.27~443Bq/kg(県内全域)
浜通り最大値443 Bq/kg
中通り最大値69.8 Bq/kg
会津地方最大値12.8 Bq/kgの放射性セシウムを検出。

フキ(野生)
84件中14件(全体の16%)から11.7~139.4Bq/kg(県内全域)
中通り最大値139.4 Bq/kg
浜通り最大値32.6Bq/kgの放射性セシウムを検出。

よかったら参考にしてみて下さい。

※過去の動画が見たい方は、こちらへ・・・
英語版「4年目のホットスポット ~通学路編~」
https://www.youtube.com/watch?v=JumdkC3NC8E
英語版「4年目のホットスポット ~公園編~」
https://www.youtube.com/watch?v=B9GMOquaXLQ
「4年目のホットスポット ~通学路編~」
http://www.youtube.com/watch?v=aP4JkpSyrqY
「4年目のホットスポット ~公園編~」
https://www.youtube.com/watch?v=EzZTOZAt3vQ
「フクシマの桃源郷 花見山 放射能測定」
http://www.youtube.com/watch?v=z_epBHwjdxY&sns=em


※現在厚労省ダイジェスト福島県版は、
ココラジ(郡山市のコミュニティーラジオ)で放送中の、
「放射性物質検査結果報告」の放送原稿をお借りして、
投稿させていただいています。
ココラジ(FM79.1Mz)の、
「放射性物質検査結果報告(厚労省ダイジェスト・ラジオ版)」の
放送時間は、毎週「月曜~金曜」の、「午後16時40分」になります。
参照:http://www.kocofm.jp/

※スマホやパソコンから全国での視聴も可能です。
※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…
http://ameblo.jp/masa219koro/
(アメブロにアドレスから入れない方は、
タイトル「フクシマンの福島リポート」で検索してみて下さい)

※映像版のホームページもあります。
http://fukushiman.jimdo.com/

※アドレスは配信専用のアカウントです。
みなさまからのご意見、ご質問はmasa219koro@yahoo.co.jp
へお願いいたします。
(福島県 フクシマン・マサ)

大間原発をたててはいけない10のわけ

いただいたチラシから書き起こします。ゆっくり読んでいると怖くなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1・大間原発は世界で初めてのフルMOX
・・・・・1年間に6・5トンのプルトニウムを使用する
2・電源開発は原発を建てたことがない
・・・・・世界で初めての危険な実験が大間で行われる
3・大間原発から函館市まで23キロしかない
・・・・・隔てるものがない海を越えてやってくる「放射能から逃げるすべはない
4・大間原発の50キロ圏内は、青森の9万人に対し、道南は37万人
・・・・・しかも電源開発は北海道で一度も住民に対して説明会を開いていない
5・火山帯のど真ん中! 大間原発は二橋日本火山帯の上に建設
・・・・・火山が噴火すると降灰や津波が原発を襲う
6・大間原発付近の海底には長大な活断層が存在する
・・・・・地震が起きればマグニチュード7クラス
7・原発から出る毎秒91トンの化学薬品混じりの温廃水は海を壊す
8・大間原発はプルトニウムを燃やすための原発、ごみ処理のためにつくられる大間がなければ≪核燃料サイクル中止   六ヶ所再処理工場もいらない
9・津軽海峡は国際海峡
・・・・・・大間原発はテロの絶好の標
10・行き場の無いMOX燃料廃棄物は永久に大間町に
・・・・・猛毒のプルトニウムを何万年も管理するのは未来の世代。電気をt蔵内原発の定期点検、廃炉作業で未来の子ども達が被爆する
資料: 「大間と私達・未来につながる会」

*裏面
2014年12月16日
電源開発株式会社の大間原発に対する
新規性基準への適合審査申請に抗議する

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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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