福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。
3月27日、金曜官邸前抗議行動「希望のエリア」にて<福島からのメッセージ>を読ませていただきました。
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詩の投稿「見てみい 満月だぞい」 関久雄
「女性自身」という週刊誌に載った、「福島の仰天洗脳シンポジウム」の記事でいろんな方から問い合わせがきます。「大人は1000ベクレル、子供は100ベクレル」という主催者の主張、安心な食べ物を求める人には受け入れられるとはとても思えませんが、これは生産者にとってもプラスにならないのではないでしょうか?
詩を投稿します。福島にいるということは、このような対立構造に巻き込まれてしまいがちです。悩ましいです。何を大切にしなければならないかを考えながら書いたものです。...
「見てみい 満月だぞい」
いろんな ひと きらわねえで
すきに なって 死んでいければ いいない
としよりに なったんだもの
ほうしゃのう あびたんだもの
あんひとも こんひとも
いちにち いちにちが いとおしい
おかしねごとは おかしねとわかる あたまと
こころさ とどく ことば もたねばなんねえ
ふくしまさ いるということはな
死の 灰の ドクさ おかされ
病んでな 狂ってな
あい争う とこさ いるってことだ
そうなんねえ ためにも まいにち いのってさ
アイロンで おなか あっためたり ビセイブツ のんだり
ときどき ボーと うみ ながめたり してな
たまには すきなひとのことさ いきてえと おもうのさ
見てみい 満月だぞい
うつくしいのお せつないのお
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