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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

100回目の官邸前抗議行動で福島からのメッセージを読みました

5月2日の官邸前抗議行動は100回目でした。長いような長くないような
アッと言う間のようでもあり、暑い日、寒い日色々あったとも思います。
「希望の星」エリアで福島からのメッセージを2通読ませていただきました。

①もう、数ヶ月になりますが病院に勤務している知人が「放射能の影響は予想以上
に進んでいるかも知れない、若い方が亡くなるのが目に見えて多くなっている。」
と話したのを、私はぼんやり聞いていました。
あれから数ヶ月、気のせいでしょうか?この頃「〇〇家」と言う葬儀の案内板を
よく見かけます。先週の土曜日は突然亡くなった私の叔父の葬儀でした。
その日は運よく葬儀の会場が空いていました。その日だけ空いていました。
私の気のせいではありません、亡くなる方がとても多いのです。

私の自宅の庭には、とてもいい匂いのすみれがあります。もう何年になるで
しょうか?今は空き家になってしまった民家の裏庭に自生していたすみれを私が
頂いて来ました。「沢山採って行きなさい」とその女主人は言いました。
去年、「もうあのすみれはなくなってしまったようだ」と、母がとてもがっかり
して私に言いました。そして先日、私があの空き家の近くを通った際に車を降り、
ひとつでも残っていないかと思いすみれを探してみましたがみつけられません
でした。
その空き家の辺りは線量が高く、除染によって土が入れ替えられていました。
私は母に、「すみれは見つけられなかったよ」と言うと母が「うちの庭に二株
だけ残っていたのを見つけたから、すみれを頂いたお宅に持っていってあげなさい」
と私に言いました。でも、私にすみれを分けてくれたあの家の女主人はもう戻って
来られないようです。最後にあの女主人と話した時、彼女は小さな声で言いました。
「出て行くしかない。」

4月20日の東京新聞を読んだ福島の方のリアクション

福島によく出かけるので理解できます、以下の記事に反応する福島の人。
先日、「埼玉県にも復興住宅を!」という署名活動をされている方と話をしました。
埼玉県には双葉町から避難されてきた方達がこのまま埼玉県に住みたいという希望が
あります。なかなか事が進まない理由の一つが福島県側にあるというような感じ
でした。福島県は大事な時にヨウ素剤を人々に配らず、放射線の定時降下物を
発表しなくなり、他に避難した人たちには帰還を勧め、マスクも要らないと
言い始め、とうとう住民の相談員に原発関連財団が関係する・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
思っていたとおり、エートス要員として原子力ムラが送り込まれることが決定
しました。今後の避難者の相談員は原子力ムラの人間が送りこまれます。
もちろん彼らの目的は避難者を早期に帰還させることです。
みなさんも知り合いの避難者の方に教えてあげてください。

<東京新聞>
事故避難住民の相談員 原発関連財団が研修
2014年4月20日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014042002000113.html
国が東京電力福島第一原発事故で避難している住民をサポートするために配置する
「相談員」制度で、相談員の研修や助言業務を、電力会社や原発メーカーの幹部らが
役員を務める公益財団法人「原子力安全研究協会」(東京)に発注したことが
分かった。原発推進色の強い団体から、原子力の安全性を強調するなど偏った情報が
発信される恐れがあり、避難住民の不信を招きそうだ。 (大野孝志)

事故の影響は長く続き、住民の間では帰還や移住を決断する人、当面は避難生活を
続ける人と対応が分かれている。

国は全員の帰還を目指す方針を改め、各地に相談員を配置し、線量計の使い方や、
低線量被ばくによる健康への影響、被ばくの低減策などについてアドバイスし、
住民に今後の対応を決める材料を提供する。だが、早期帰還を強いられるのでは
という懸念は根強い。

 相談員には、地元の医師や保健師、自治体職員OBらが想定されるが、相談内容は
広く、専門的な知識も要求される。こうした人材は多くないため、国は相談員を支援
することを決め拠点を福島県内に設ける。

環境省は三月、支援業務を請け負う団体を決める入札を価格評価と技術力評価を
組み合わせた総合評価方式で実施。二者による入札の結果、原子力安全研究協会が
七千四百万円で落札した。

 協会は放射線防護をはじめ、原子力の安全性を中心に研究している。ただし、
運営方針を決める評議員や理事には、日本原子力研究開発機構の理事長、中部電力
や電源開発(Jパワー)の副社長、三菱重工業常務らの名が並ぶ。法人登記で
歴代幹部を調べても、国の原子力政策と深く関わってきた人たちがほとんど。

 こうした団体が相談員制度を後押しすることについて、福島県内の女性保健師は
「偏った人たちのサポートを受ければ、住民からの信頼を失う」と話した。
避難中の住民からは「放射線のことは、電力会社とは無関係なところで勉強して
きた人から教えてもらいたい」との声が聞かれた。

 発注した環境省の担当者は「応札者の提案内容や金額で公正に判断している。
どんな人が相談員になるか未定だが、総合的に対応できる拠点にするため、
外部に運営を委託した」と話した。協会は「取材対応する人材がいない。
業務が立て込んでいる」と取材に応じなかった。

 <相談員制度> 原子力規制委員会の有識者会議が昨秋、避難した人たちの帰還に
向けた対策の一環として、個々人で線量計を持って被ばく線量を把握し、身近な
相談員のアドバイスを受けながら、帰還か避難継続、移住を判断することを提言
した。空間線量から被ばく線量を推計する従来の方式では、実際の被ばく線量と
かけ離れるケースが出ることが背景にあり、国は提言に沿って相談員の制度化を
進めている。

山下俊一氏「福島未来創造センター」のセンター長に就任

5月3日です。福島の方のメールです。
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本日(*5月1日)の民報、民友3面にはなぜか、カラーで山下俊一氏が載って
いました。
山下俊一氏と言えば、せっかく住民にヨウ素剤を配付する準備が医大を中心に
出来ていたのに、それを止めた人物。
100ミリシーベルトまでは大丈夫だと広報し、子どもたちをはじめとする住民に
無用の被曝をさせた人物。
そして、チェルノブイリでは調査だけして治療はしなかった人物。
そのような方が、神谷研二さんとともに現在も福島県立医大副学長であり続け、
今度は「福島未来創造センター」のセンター長にご就任だそうです。
センターは、医学生や看護学生が放射能について学ぶ研修会を開いたりするそう
です。こんなの、有りでしょうか?
私には、福島県立医大学長の無知が、原子力ムラに利用されているように思えて
なりません。
「鵜呑みにせず自分で学ぶこと、自分で判断すること」は、身を守る大事な要素。
私は、福島市の小児科医師の市川陽子先生にも、上部からの情報を鵜呑みにせず、
事実は事実としてとらえ、はじめから否定せず、自分で考え、ご自分の責任のとれる
範囲で私たちに安心を呼びかけてほしいと思います。
市川陽子先生のような医師を育てるためのセンターかもしれません。
みんなで、反対の声をあげなくてよいのでしょうか?
Cより

「定時降下物量」の測定は事実上測定が終わってしまった?!へ提案

4月29日の福島の「定時降下物量」の測定は事実上測定が終わってしまった?!
掲載記事に福島の他の方が提案をされています。Bさんのメールです。
福島での放射線量降下物量の確認が出来なくなると、私達は日常の自分なりの判断が
出来なくなります。県外の方も連絡してくださいませんか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
定時降下物の件ですが、今週月曜日に資料を持参し、担当の方にお願いして
きました。あと一押しがあると、県への信頼の要であった、元のやり方に戻して
いただけると考えます。

その方法は、生活環境部ではなく、福島県保健福祉部子育て支援課に要望を伝え、
子育て支援課の方から、生活環境部に、元のやり方が、子育て世代にとっては、
たいへん信頼できる、子どもを健康被害から守ることのできる重要なデータ
なのでと、頼んでいただく方法です。

子育て支援課、地域子育て担当の電話番号は、0245218205です。
福島県のホームページの、「組織でさがす」から、保健福祉部を出し、
下がっていくと子育て支援課が出てきます。
ファックス0245217747の下に、「お問い合わせはこちらか」という文字があり、
そこからメールでも送れるようになっています。
「子育て支援課」のお仕事内容の中には、「子ども・被災者支援法」も
含まれています。定時降下物に限らず、皆さんの知識や要望、すべて、
お届けすべきではないでしょうか?
ちなみに、生活環境部の方は真面目そうな男の方でしたが、その認識は、
「セシウムによる健康被害はありません。チェルノブイリの健康被害は、
ヨウ素で汚染された牧草を食べた牛の乳を飲んだからです。」というものでした。
いまだに、このような認識の方がいらっしゃることに驚きましたが、
それは無理もありません。公務員に入れられた情報はそうだったし、口コミや
ネットで情報を得ない限り、違う情報は入らないし、福島県職員の仕事は本当に
膨大で、こなすだけで精一杯だったのだと思います。

明日からは連休ですが、メールは送れるので、皆さん、活用されると
良いと思います。 Bより

バッジの写真募集中です。

5月1日2回目の掲載です。これは福島バッジプロジェクトからのお願いです。
どなたか、福島バッジプロジェクトのバッジが写った写真はお持ちではないですか?
顔が写っていても、後姿でも車のステッカーに使っているのでもかまいません。
他のバッジと一緒に写っていたら、それも嬉しいです。送っていただけませんか?
新しいチラシに載せたいというデザイナーさんからの希望です。
他にも何か載せるのに相応しければ、デザイナーさんにお渡しします。
今配っているチラシが6月にはなくなりそうで、現在新しいチラシを作成中です。
私達はチラシをバッジを支援いただく為の広報ではなく「福島からのメッセージ」
として考えています。福島の方達からの原稿を頂いて載せています。
ですので「もう着けているからチラシは要らない」とおっしゃる方がいらっしゃる
のですが、やはり、1年・2年・3年経ちして、心が変わっていく、その今の福島
の心の中の思いをお伝えしていきたいと考えてお渡ししています。
明らかにバッジを支援する気持ちがない方にもチラシを配っています。
推進する方にも目を通していただきたいと、いつも思って渡しています。
思い出して欲しいのです。爆発があり、多くの方の人生が変わりました。
明日は他で事故があるかもしれません。地球という規模、100年後、千年後の
未来を想像して読んでいただきたいと思い、チラシをお渡ししています。
メールでの写真の送付先は fukushimabadge@gmail.com
どうぞよろしくお願い申し上げます。お待ちしております。
福島バッジプロジェクト

地震国のトルコへの原発輸出に、福島の国会議員『賛成7』『反対1』」

5月1日:福島日報ダイジェスト「地震国のトルコへの原発輸出に、福島の国会議員
『賛成7』『反対1』」ダイジェス873報 拡散可を転載させていただきます。
人間には「学習能力」というのがあるはずです。福島県選出の参議院議員の皆様に
おかれましては、その学習能力が備わっておられるのか、甚だ疑問に感じます。
それとも、国会での国会議員としての経験を積み重ねていき、そこから学んだ事が
福島県から選出された事と県民の今の状況を鑑みて思いを馳せるという事よりも
優先される何があるのでしょうか?一度伺ってみたいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日は参議院で、「20ミリシーベルトならば帰れるというのを考え直してもらえ
ないか?」と、フクシマに生きる人々の声を訴えてくれた、荒井広幸参議院議員
(新党改革)について紹介しましたが、今日は、原発のトルコ輸出に対し、
党の方針に逆らって、反対を表明してくれた、増子輝彦参議院議員(民主党)
について、紹介させてください。

国会は4月18日の参院本会議で、トルコとアラブ首長国連邦(UAE)への原発輸出を
可能にする原子力協定の締結を、与党と民主党の賛成多数で承認しましたが、
福島県選出の増子輝彦議員は「14万人近い人が避難を続け、汚染対策もままならない
本県の状況を考えれば、県民の一人として容認できない。反対の意思を表明した。」
と語り、棄権票を投じました。
これをうけて、民主党は、増子氏を、参院政審会長と
参院東日本大震災復興特別委員会理事から解任し、副代表の役職停止なども
検討する方針ということです。

トルコは過去25年間にマグニチュード6以上の地震が72回発生している、
世界有数の地震国です。
地元住民(地元のシノップ市長やトルコ市民)も原発誘致に反対しており、
3.11の大地震で原発事故を起こした日本が、トルコやUAEに原発を輸出することは、
福島県民として、とても容認できるものではありません。
しかし、福島県選出の国会議員の中で、今回の法案に反対したのは、
増子議員ただ一人しかいませんでした。
他の7議員はみな「賛成票」を投じています。
「トルコへの原発輸出に賛成した福島県選出の議員」
根本 匠議員(自民)
森雅子議員(自民)
岩城光英議員(自民)
亀岡 偉民議員(自民)
菅家 一郎議員(自民)
坂本 剛二議員(自民)
玄葉 光一郎議員(民主)

ちなみに、厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」によれば、
平成26年4月24日(木)。
この日、福島県では、ウド2点(野生)の放射性セシウム検査を行い、1点より、
27Bq/kg(南相馬市)の放射性セシウムの検出が報告されました。

《その他の、放射性セシウムが検出された食品》
きのこ類4点
4.1~28Bq/kg(原木しいたけ・菌床しいたけ)(中通り・浜通り地方)
山菜類11点中「5点」
5.5~31 Bq/kg(コゴミ・フキノトウ)(県内全域)
牛肉15点中「2点」
8.1~8.5Bq/kg(鮫川村)

《検出下限値以下の食品》(<Ge7.9~18Bq/kg以下)
野菜類4点(カブ・キュウリ・ネギ)(中通り・会津地方)
山菜類11点中「6点」(コゴミ・シドケ・フキノトウ)(県内全域)
牛肉15点中「13点」(中通り・浜通り地方)

※ダイジェストの詳細に関しては、厚労省の
「食品中の放射性物質の検査結果について」を参照してみてください。
参照:http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000044377.html

※現在「厚労省ダイジェスト」は、3つの団体・個人により、取り組まれています。
1.「厚労省ダイジェスト全国版」(by世田谷こども守る会)
http://setagaya-kodomomamoru.jimdo.com/
2.「厚労省ダイジェスト・ラジオ版」(byココラジ)
FM79.1Mz「午前8時頃」「午後15時5分」「午後17時頃」(月曜~木曜)
http://www.kocofm.jp/
※スマホやパソコンから全国での視聴も可能です。
3.「厚労省ダイジェスト福島県版」(※過去のダイジェストが見たい方は、こちらへ…)
http://ameblo.jp/masa219koro/
(アメブロにアドレスから入れない方は、タイトル検索してみて下さい)
※Geはゲルマニウム半導体検出器を用いた核種分析法の略
※アドレスは配信専用のアカウントです。みなさまからのご意見、ご質問は
masa219koro@yahoo.co.jpへお願いいたします。
(福島県郡山市 フクシマン・マサ))
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Author:福島バッジプロジェクト
福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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