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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

3月11日当日福一にGE技術者が・・GEは口をつぐんだ・・・・3月30日朝日新聞

3月31日です。愚痴です。
今朝、久しぶりに起床前に新聞を読む事が出来ました。といっても29、30日の新聞。
そして連載の「プロメテウスの罠」を読んでビックリ・・私は知りませんでした。
福島の内緒話はけっこう知っていると思っていた・・・・・
皆さん、ご存じだったのですね・・私だけ知らなかったのですね・・・・・・・・
・・・・・・・プロメテウスの朝日新聞から一部コピーです・・・・・・・
プロメテウスの罠 875(2014年3月30日)
内部告発者のケイ・スガオカ(62)とデール・ブライデンボー(82)は昨年3月9日、
サンフランシスコで初めて会った。
・・・・略(SFでの脱原発の集まりにお互いに連絡しあっていた両者がその場で会う
約束をしていた。そしてブライデンボー氏の壇上からの呼びかけに会場にいた
ケイ・スガオカが壇上に来る事になり)・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2人はみんなの前で東京電力福島第一原発4号機について話し合った。その中で、
スガオカはとんでもない事実を明らかにした。
「地震のとき、4号機にはGEの人間がいた。彼らは原発から逃げ出した。
そしてGEは彼らを日本から出国させた。
GEは口をつぐんでいるが、私は内部につながりがあるから知っている」
・・・・・・略(この間壇上の二人が経緯他を話す。私だけ知らなかったのかもと
思うので最後の文に繋ぎます)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
震災発生当時、4号機では、GEグループが原子炉内の隔壁の取り換え工事を東電から
請け負い、作業が続いていた。記者はGEに、第一原発からの技術者の退去について
説明をもとめた。回答は「この件にコメントを差し上げることはございません」だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この記事を読んだ後、心が騒いで暫く数独(SUDOKU)をしました。
脈絡ないかもしれませんが、数日前の或る方とのメールのやり取りです。
*Aさんよりのメール一部コピー
http://fukushima20110311.blog.fc2.com/blog-entry-78.html
私が現場にいて、医師の立場でどんだけできたか、涙出てきます。
本当は涙出たらだめなんですけど、後から読んでいるからですね。
*私からの返信メール一部コピー
 大丈夫と思います。プロってやっぱり違うのだと思います。
本当の修羅場になった時には、何も考えずにその場で出来得る限りの仕事をすると
思います。トリアージ(注*)も瞬時に出来るはず。それが25年経ったプロだと
信じています。 生意気かもしれませんが、私は一つの事をずうっと続けてきた人は
底力があると思っています。きちんとした判断ができます。年の功も絶対にあります。

注*トリアージ - Wikipediaja.wikipedia.org/wiki/
トリアージ(仏: triage)は、対応人員や物資などの資源が通常時の規模では対応しきれ
ないような非常事態に陥った場合において、最善の結果を得るために、対象者の優先度
を決定して選別を行うこと。語源は選別を意味するフランス語の「triage(トリアージュ)」 ...
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甲状腺がんは原発事故由来と考えにくい・・厚労省の反論

厚労省にHPの最初に掲げられた文章があります。
安全で質の高い医療サービスを提供するためにけがをしたり病気になった時に、
安全で質の高い医療サービスを受けることができる医療提供体制を確立し、
赤ちゃんからお年寄りまで全ての国民が、健康で長生きできる社会を目指しています。


日本国福島県民の不安の声は厚労省に届かないのでしょうか?
安定ヨウ素剤は届けられず、私達の子供を心配する親達の声は届かない・・
やはり変だと思います。
フクシマン・マサさんの厚労省日報ダイジェスト
「厚労省投稿・世界こどもネット・福島の真実を伝える会」から転載します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(拡散可)

福島県のフクシマン・マサです。
ご存知の方も多いと思いますが、「報道ステーション」の「甲状腺がん」の特集に対し、
「環境省」がホームページで反論しています。
環境省「最近の甲状腺検査をめぐる報道について」
参照:http://www.env.go.jp/chemi/rhm/hodo_1403-1.html

この反論の中で「環境省」は、福島県で多発している、子どもたちの甲状腺がんは、
「原発事故によるものとは考えにくい」と主張しており。
その理由の一つとして、甲状腺がんの発生確率(有病率)についてのべています。
具体的には、福島では、約27万人の甲状腺検査が行われ、75人が甲状腺がん、もしくは
その疑いありと診断されていおり、その発生確率は、約3000分の1となっていますが、
環境省は、震災前に千葉県で9,988人の大学生・大学院生に対し、触診による検査を行い、
3人に甲状腺がんが見つかった事例や、震災前に、2,869人の高校生に甲状腺触診を行い、
1人に甲状腺がんが見つかった事例を証拠にあげ、過去にも(福島と)同じような発生確率
で見つかっているので、「原発事故によるものとは考えにくい」と反論しています。

この「多発か?多発でないのか?」という議論については、
フクロウの会(福島老朽原発を考える会)が、「予防原則に立った健康管理体制の充実を」
というリーフレットで、客観的なレポートをまとめてくれているので、要点を
箇条書きにして、紹介してみたいと思います。
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南相馬で脳卒中が増加している・・・厚労省日報ダイジェスト福島県版

3月29日です。南相馬で脳卒中が増加している・・・
厚労省日報ダイジェスト福島県版第846版 拡散可を転載いたします。
福島県の方と話をしていると、どなたも健康への不安をおっしゃいます。
周りの人達がどんどん倒れる事、自分の身体も爆発前と後ではずいぶんと違う事で、
健康への自信を喪失しているのですが、皆さん「次は自分の番か?」と戦々恐々と
していらっしゃいます。
現実に血液検査などの結果は「要検査」となる方ばかり、でも何故か再検査では
「問題無し」ばかり。その検査内容も「なんだか変だ」「違う検査方法だった」など
検査機関への信頼が少なくなっているようです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」によれば、平成26年3月17日(月)。
この日は原乳7点(県内全域)の検査が行われ、全て検出下限値以下でした。
(<Ge5.8~6.8Bq/kg以下)

今日は、検体数が少なかったので、昨年の5月8日に、衆議院の震災復興特別委員会で、
南相馬市立総合病院副院長 及川友好 氏(脳神経外科)が、南相馬市の脳卒中患者が
増えていることについて、参考人として話した内容について、書き起こしてみたいと
思います。

《衆議院震災復興特別委員会 書き起こし》
参照:https://www.youtube.com/watch?v=QS34wMR6ZBc
動画1分30秒~

南相馬市立総合病院
及川友好 副院長

私自身は脳神経外科医でありますので、脳卒中の発症率を、今東京大学の国際衛生学教室
と一緒になって、今データーを集めている所なんですが、これはあの、まだ暫定的な
データーで、確定的なものではないのですが、ただし、恐ろしいデーターが出ています。

我々の地域で脳卒中発症率が、65歳以上で約1.4倍。
それどころか35歳から64歳までの壮年層で、3.4倍までに上がっています。
これは非常に恐ろしいデータが今出てきていますね。これらのデーターをきちんと
解析しながら、発表してゆくのも我々の仕事だと思っているんです。
(書き起こし終わり)
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放射能を地下30cmに埋めただけ・・・フクシマ農地除染の実態

3月26日です。フクシマン・マサさんの厚労省ダイジェスト福島県版内844版 拡散可
「放射能を地下30cmに埋めただけ・・・フクシマ農地除染の実態」を転載いたします。
この農地除染も私の喉にひっかかった福島の小骨の一つです。
それにしてもなんと小骨の多いこと!それも小骨なんて代物ではありません。
福島にとっても、日本にとっても未来に向かう私達には命取りになりそうな事ばかりです。
昨日のニュース「福島第1原発 相馬双葉漁協、地下水バイパス計画受け入れへ」もそう。
脈絡はないのですが、福島県の某漁業組合長さんのお顔をテレビで拝見した時に
「家の近くの漁業組合長さんに顔が似ている!」と思いました。その人は周りの反対を
押し切って海へ流れるきれいな川の横に残土埋め立てする許可を出しました。
田舎道にダンプがバンバン通り歩きにくくなり、海は見るも無残な形になりつつあります。
私の住む田舎の何処か・誰かに多額のお金が落ちた事だけは確かです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.11から4年目を迎え、福島の農業の今を知る、様々な報道が行われています。

例えば、福島県の農地の除染について、約8割の除染が終了したとの、報道がありました。
(市町村が除染する地域)(平成26年1月末日時点)
農地除染は、地面の上層部と、地下30~40㎝の土壌を、トラクターで「反転」させる、
「反転耕」が主流で行われています。
独立行政法人産業技術総合研究所のレポートによれば、農用地の除染を、
「表土5㎝の削り取り」と「反転耕」で費用比較を行った場合、
「反転耕」 33万円
「表土5㎝の削り取り」 625万円
(単位 万円/ha)
と、反転耕のほうが、圧倒的に除染費用を安く抑えられるといいます。

しかし、レポートには「反転耕による除染については、農用地の長期的な影響も含めて、
議論されるべきである。」と明記されており、(地下水汚染の心配など)反転耕のリスクの
部分について釘をさす形になっています。
参照:https://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20130604/nr20130604.html
環境省は、「除染関係ガイドライン」で、土壌汚染が5000Bq/㎏以下の農地で、「反転耕」
を推奨しているため、福島県の多くの農地では、「反転耕」による除染が行われています。
農地除染が進むことにより、福島県の農産物に含まれる放射能の割合は大きく減ってきて
いますが、産総研のレポートにあるように、「反転耕」による地下水汚染のリスクなど、
農用地の長期的な影響が心配です。
参照:http://josen.env.go.jp/material/
ちなみに厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」によれば、
平成26年3月13日(木)。
この日は
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3月23日 ママデモ・・バスから飛び降りてデモについてきた人

今日は渋谷でのママデモに参加しました。参加者は約500名だったそうです。

デモには色々な人が来られます。今日もそうでした。
デモが終わり、顔見知りの人とおしゃべりをしていた後ろから声が聞こえてきました。
「バッジ貰えるかな?」「あっ、福島の方ですね」「イヤ、**県だけど」
「それなら申し訳ありません、有償に・・」と応えようとしたら、どうも様子が違う。
「あの~初めて来られたのですか?」「ああ、バスから見えて・・」「エッ?」
「それでは、初デモ、おめでとう!バッジをプレゼントします。お出かけの時はバッジを
着けてくださいね」
おもむろに彼は話しだしました。
「今まで酷い事ばかりしてきた。でも今日から皆と一緒に行動にしていきたい・・・・・。
友達と遊びに行こうとバスに乗っていたら(デモが)見えたので、1人でバスから飛び降り、
そのままついてきたんだ。」「・・・・」
「ホントに酷かったんだ。親の金使って・・***にも入った・・・・」
一息ついた処で、デモの主催者の方に紹介しました。
これからその人はデモに来たり、勉強会に参加したりするそうです。
ひとえにこのデモの雰囲気が良かったから、決心出来たのだと思います。
子ども達が風船持って、穏やかな雰囲気で通行人に語りかけるようにして歩いていたデモ・・
こういうデモを作ってくださった主催者の皆さんに感謝します。
今日は地球が好きになった日です。
デモの中のたくさんの出来事を書きたいのですが、ここで止めます。

コウナゴのストロンチウム・・・あるMLからBさんのメールを転載

福島のBさんのメールを転載いたします。
こうして、一人一人が福島で頑張っている事をお伝えしたいと思いました。
読んでいて、なんだか切なくなります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Aさんと皆さんへ

コウナゴとシラウオのストロンチウム測定についてですが、Aさんに背中を押していただき、
お陰様で翌日、まず、福島民報で把握しているかもしれないと思い、報道部に
聞いてみました。
不明なので調べてお返事をくださるとのことでしたので、
相馬双葉漁業共同組合に直接電話し、聞いてみました。
国からはセシウムの簡易測定器しかきていないので、ストロンチウムは測っていないし、
県と国からはストロンチウムについては連絡がないとのこと。
測定器を漁協で購入する余裕はないことをお聞きしました。
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ヨウ素剤の服用について・・まみっちの日々からの転載

3月21日です。ブログ「まみっちの日々」からの転載です。
ヨウ素剤の服用について分かりやすく書いてくださいました。
http://mamitti8.blog.fc2.com/blog-entry-126.html
バッジのサポーターさんでもある彼女と「届かなかったヨウ素剤」の話からヨウ素の服用に
ついておしゃべりした時に「分かりやすくまとめてみましょう」との嬉しい言葉。
今の時代、今の政府、今のメディアでは、事故の避難もヨウ素剤の服用も自分達で判断を
する気持ちがないと生きる事は出来ないかもしれません。
必要な時に読む場所は濃い字にしました。
まみっちさん、ありがとう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヨウ素剤について
ヨウ素剤について週刊誌フライデイ(2014.3.7)に<安定ヨウ素剤飲んでいた医師たちの
偽りの「安全宣言」>という記事が出ていました。えっ!自分たちだけ飲んだの?
みんなには配らなかったの?と思って、フライデイの記事はすぐにコピーしておきました。
福島県立医大の内々だけにヨウ素剤は配られ、服用したそうです。
そしてこのことについて、箝口令がひかれたそうです。

医者が自分たちが服用すべきだと考えたなら、必要としている人々、避難地域の人々や
子供たちへの服用を積極的に提言すべきだったのではないかと思います。
ひとりもそういう考えを述べなかったのでしょうかね?言っても封殺されたのでしょうか?

最近、再稼働の動きがはっきりと出てきています。大飯、高浜原発の風下に住む大阪の
まみっちにも無縁のことではないかもしれません。
でも、よく考えたら、ヨウ素剤服用について、予備知識があんまりありません。
ちゃんと今のうちに知っておくべきなのじゃないかと考えました。

原子力安全委員会なんかの文章はめちゃくちゃ煩雑で読みにくい。
原発労働者の労災などで被ばくについて詳しいM先生に聞いて、いろいろなサイトを
教えてもらいました。ちょっと必要なところを書き出してみます。

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再掲載「届かなかった安定ヨウ素剤」  北欧の新聞に掲載されたのを記念して

3月19日:2月23日掲載したフクシマン・マサさんの「届かなかった安定ヨウ素剤」を
再度掲載させていただきます。
3月17日に原発推進国であるフィンランドの設立150年の新聞のオピニオン欄に
この「届かなかったヨウ素剤」記事他を参照して爆発当時の混乱の中でヨウ素剤が
住民に配られず、福島医大関係者には配られた事実経過を掲載できた事、
多くの皆様に助けられ、ここに報告出来る事、感謝します。

英語訳とスウェ―デン語でのフィンランドの新聞記事掲載写真をブログ掲載場所
http://fukushimabadge.blog.fc2.com/blog-entry-286.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*2月23日加筆、修正されましたので差し替えます。これは福島にとっては大変に大きな問題
だという事、これから先の子ども達の未来を左右する深刻な事なのだとご理解ください。
再度読み直し、涙が止まりません。悔しいです。 
2月22日 転載します。拡散希望、メールも嬉しいですが、お友達に家族に自分の口から
伝えてください。その方が記憶に残りそうだし、お互いに話も出来るでしょうから。
この記事は知っている人には事実として広まっていると思うのですが、改めてこのように
拡散したいと行動に移してくださった事に感謝します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福島県のフクシマン・マサです。

本日販売の(平成26年3月7日号)のフライデーに、
原発事故当初、福島県民には配られなかった安定ヨウ素剤が、福島医大の医師や関係者
にのみ、極秘で配られていたという、大変にショックな記事が、報道されていました。
福島では原発事故以降、3000人に1人の割合で、子供たちが、甲状腺がん、もしくはその
疑いあり(手術を待っている状態)と診断されています。

原発事故前は、小児甲状腺がんにかかる割合は、100万人に1人以下とも言われていました
ので(国立がんセンターの10歳児以下の統計)現在の発生率は、事故前の300倍にも
上ります。
(※現在約27万人のフクシマの子供たちの甲状腺検査が行われ、75人が甲状腺がん、
もしくはその疑いありと診断されている。)

これらの甲状腺ガンは安定ヨウ素剤を飲んでいたら防げていたかもしれません・・・
この問題は、本来であれば、福島民友新聞や民報新聞などの地元紙や、全国のマスメディア
が報道をするべき、大きな問題だと思います。
もしも、この問題をメディアはもっと取り上げるべきだと思ってくださる方が
いらっしゃたら、お近くの新聞社やテレビ局に連絡してみていただけますでしょうか。
※(私も電話してみましたが、)一人一人の声が、記者の人たちを動かすことも、
きっとあると思います。

それと、こうした大切な報道をしてくれた、フライデーを、ぜひ購入しお手に取ってみて
いただけたらと思います。
今回の記事の全文は、(貴重な情報公開請求された書類の証拠写真とともに)
現在、発売されています。

###############
~3.11から3年 フクシマの真実~
「安定ヨウ素剤を飲んでいた県立医大医師たちの偽りの『安全宣言』」
FRIDAY 2014年3月7日号
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Why didn't everyone get iodine?(届かなかったヨウ素剤記事・・フィンランドの新聞に掲載

多くの皆様のご協力を得て、フクシマン・マサさんの記事「届かなかった安定ヨウ素剤」他を
参照にヨウ素剤が配られなかった経緯をフィンランドのスウェ―デン語新聞のオピニオン欄に
3月17日に掲載する事が出来ました。
是非とも、日本に住む外国人の方へ、海外のお知り合いに原発事故の影にあるこの情報を
共有していただきたく、此処に掲載させていただきます。
Dear Reader,

The article about the failure of certain authorities to distribute
iodine pills to the general public in Fukushima was edited, shortened
and published by the major national, Swedish-language daily newspaper
in Finland, Hufvudstadsbladet, on March 17, 2014. Some readers of my
blog have asked why this was done, and what the significance was,
as far as the Fukushima Badge Project is concerned.

The answer is that it does not concern the Badge Project directly,
but it serves the purpose of highlighting a typical botched
administrative decision, of a kind that is all too common. The point
is that many narratives of this kind do not reach the general public,
and they are ignored by mainstream media in Japan. More mismanagement
stories need to be made public and spread, not ignored.

When I got the chance to describe this particular failure to a news
editor of the paper, she responded positively and suggested I’d
supply the material for publication. I of course eagerly did so, and
the result was then published, however not as a feature but in the
section “Letters to the Editor”. But published it was, and potentially
reached 98 000 readers in Finland, according to distribution statistics.

This was but one story that needs to be told and retold, with your help.
Please pass it on. The more that is told about the irresponsibility
and incompetence of those in power, the better.

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
HBL 204.03.17
3月17日の新聞の掲載欄です。Varför gavs inte jod åt alla? から始まります。
以下は最初に英語訳、次にスウェ―デン語記事文章です。
Here is the story published on March 17, 2014 in Hufvudstadsbladet,
a national newspaper in Finland (the country’s main daily newspaper
in Swedish, 98 000 readers, established in 1864).
The paper shortened the article, leaving out some information,
and what’s below is a translation of what was actually published.

<フィンランドの新聞に掲載された記事の英語訳>
Why didn’t everyone get iodine?
FUKUSHIMA DISASTER
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「米沢市に冒険遊び場を!」・・・福島ではなく、線量の低い米沢で子ども達を遊ばせたい

放射能の線量の高い福島で幼児教育を止めて、比較的近くて線量の低い山形県米沢市で
福島から通う保育を頑張って続けている青空保育たけの子の辺見さんのメールを
転載します。
爆発後3年経ち、子どもの保養ばかりでなく、多くの問題を抱えた福島の方達の頑張りや
お金の遣り繰りも極限に来ています。話をしているとヒシヒシとそれを感じます。
未来の世界に生きる子ども達を少しでも線量の低い所で伸び伸びと育てたいという
素晴らしい保育者のこの希望がどなたかの胸に響いていただけると嬉しいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
青空保育たけの子辺見です。

わたしたち青空保育たけの子は米沢市に福島の子ども達のための冒険遊び場を
作りたいと思っています。
それは、福島の土壌が汚染されているに他ありません。
福島市内のプレーパーク(冒険遊び場)の放射能測定値が主催団体のHPに公表
されています。

それによると
「土壌については1,000Bq/kg、落葉は未検出~565Bq/kgでした。
灰は、6,132Bq/kgでした。」となっています。

チェルノブイリ法の単位はkBq/㎡なので、これを同じく1,000Bq/kgにすると
以下のようになります。

居住制限区域  3,700~ 1,480kBq/㎡
  (公園 56,900~22,800Bq/kg  畑 1,900~7,590Bq/kg)
移住必要区域 1,480~555kBq/㎡
   (公園 22,800~8,540Bq/kg 畑 7,590~2,850Bq/kg)
移住権利区域  555~185kBq/㎡
   (公園  8,540~2,850Bq/kg 畑 2,850~949Bq/kg)
モニタリング区域 37~185kBq/㎡
   (公園  570~2,850Bq/kg  畑 189~949Bq/kg)
です。

なので、1,000Bq/kgある場所は、公園であればモニタリング調査の必要のある区域になり、
畑であれば移住の権利のある区域ということになります。

あとはそれぞれ個人が判断するしかないです。
過去の情報に照らし合わせて自分はここまでなら許容できるとしていくしかないです。

ちなみにたけの子の活動場所の灰は200Bq/kgです。

プレーパーク開設にはプレーリーダーの常任が必要と考えています。
また、土日などに福島―米沢間のバスの運行を考えています。
できれば平日も…。
これらの経費をなんとかしたいのです。一緒に考えていただけませんか?
チラシ配布、バス同乗、プレーリーダーボランティアなどなど、一緒に活動して
くださる方を募っています。

福島にいる子ども達と山形に避難している子ども達とが遊びを通じて交流し、様々な障壁を
超えて、自分で考え、行動できる自律した大人になることを願っています。

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
NPO法人青空保育たけの子 辺見妙子
080-3347-7126(softbank)
tae-elyzion@mbg.nifty.com
http://aozoratakenoko.blog28.fc2.com/
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

デモで出逢って繋がった会津出身者の方からの3月15日の報告

昨夜、3月9日、15日と続けてバッジプロジェクトのチラシ配りと福島出身者への
バッジ配りをしてくださった会津出身の方から、15日のレポート戴いたので掲載します。
脱(反・禁)原発の活動の未来を示唆してくださっているようで嬉しく感じます。
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先週土曜日と続けて日比谷公園集会に参加して感じたことは、
いろいろな人々がそれぞれ運動の仕方を工夫して脱原発運動をしている、
ということでした。
福島バッジプロジェクトもそのひとつです。

3.11直後から支援や運動をされている人々は、まる3年が過ぎました。
よくぞ、ここまで継続されてこられたと思います。
そして、ブログに書かれたAさんの今の思い。
率直な思いが伝わってきました。

原点を言葉で確かめあう時期なのかな、
3年、って大切な時期のよう、
うまく言えませんが、
Aさんの文章を読みながら、そんなふうに感じました。

さて、この土曜日も、福島バッジプロジェクトのチラシを配りながら、
いろいろな方たちと出会いました。
3つの出会いを報告します。

☆ 「福島の脱原発運動で~す!」
この一言に、たくさんの人々が足を止めて、関心を持ってくださいました!
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3月15日フクシマを忘れない!さよなら原発集会・サポーターさんの報告

3月16日です。
昨日、15日の“フクシマを忘れない!さよなら原発”脱原発集会に参加しました。
中に入って皆さんのスピーチを伺いたいのですが、バッジのチラシ渡しに忙しくて・・。
もう一つ出来ないのは多くの団体の情報のチラシを戴く時間が取れない事。
最近の金曜日官邸前抗議行動ではめっきりとチラシが少なくなり、
今ではこういう集まりが一番情報を得られるので、欲しいのですが。
私は福島の友人達に東京他で行なわれる講演会などのチラシを毎週送っていたのですが、
この頃は月に1回になってきています。福島への紙媒体の案内は出来るだけ続けたいです。
3月15日の集まりに参加出来なかった方達にどんな感じだったのか、
バッジのサポーターさんのブログから転載して報告します。
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ブログタイトル: 働くママ(SOHO編)
▼ブログを見る
http://ameblo.jp/haretaraosanpo/entry-11797060119.html?frm_src=favoritemail
「フクシマを忘れない!さようなら原発3.15脱原発集会」今日は私のご褒美Day。
テーマ:放射能汚染、被曝から子どもを守る

今日はポカポカ陽気でしたから、お散歩気分で
日比谷公園の脱原発集会に行ってきました。


脱原発派にとってはお祭りといえる「ハレの日」ですので、
家を出た瞬間から1人デモのスタートです。
大きなプラカードと、柚木ミサトさんの赤いつぶつぶバッグに
今回は福島バッジをジャラジャラつけてみました。

昨年よりも楽しい。
なぜなら、都知事選で大きく脱原発がアピールされているし、
世論も脱原発を支持傾向だから、安心感があるのでしょうね。
 →原発「減らすべき」「全廃」80%近くに NHKニュース

日比谷公園に出向くのは2度目です。
昨年は到着が遅れ、野外音楽堂に入れず残念でしたが
今回は、楽々入れましたよ!
福島バッジプロジェクトの方に「楽しんできて~!」と声をかけられて、
まさかまさかと思いながら、野外音楽堂に入れちゃいました!
始めて入る野外音楽堂に大感激! 本当に嬉しかった~!!
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3月14日金曜日官邸前抗議行動の報告

3月16日です。2日遅れの金曜日官邸前抗議行動の報告です。
午後3時過ぎから経産省テントひろばにて例のごとくのチラシ配りをしました。
毎週、ここでチラシ配りをしていますが、時が経つにつれて段々私が透明人間になって
きているような錯覚に襲われます。
まあ、あまりおしゃれでないテントの前でビラ配っている事が人々の心を閉ざす原因かも。
「福島の事故は自分には関係ナイ」と思っている方が日増しに多くなっているようです。
今では、心ある多分官庁にお勤めの方達に渡すチラシがゼロではないのが心の拠り所に・・。
地方からは名古屋、京都、福岡、石川から来られた方と話をしました。
抗議行動ではいつものように多くの方と「こんばんわ」をしましたが、
9日、15日の集会の間だったので、人も少なく感じられました。
そして、抗議行動の「希望のエリア」から福島からのメッセージとして
3月9日の集会で会ったバッジのサポーターのご夫妻から南相馬の方の詩集を
いただいたので、その詩集から1編の詩を読ませていただきました
が、ここにその詩を書けません。
当日、一緒に行動した福岡の九電本店前ひろば(1月半ばに既に千日超えている!)他で
活動されているサポーターさんにその詩集を福岡の金曜日行動で「福島からのメッセージ」
として読んでいただこうと渡してしまいました。お渡しした後で「アッ!コピーしてない!」
本から読むなんて自分らしくない、着飾りの心、カッコよくしようとした罰です。

「子どもの体操着から93ベクレル」洗濯物の放射能測定ダイジェスト 拡散可

3月14日です。子どもの髪の毛から、洗った体操着からも・・・
地べたにべったり座る子もいます。このような事を教えなければいけない世界になりました。
フクシマン・マサさんの厚労省日報ダイジェストからの転載です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フクロウの会(福島老朽原発を考える会)の、福島の洗濯物の測定結果によれば、
福島県伊達市の「洗濯物10点」を測定した結果、「2点」より、「65~93Bq/kg」
の放射性セシウムが検出されました。

「93 Bq/kg」の衣類は、子どもの「体操着」で、2年間着用し何度も洗濯をしたものでした。

フクロウの会の推定によれば、この衣類を1日16時間1年間着用した場合の被曝量は、
約0.5マイクロシーベルトと推定されるということでした。
これは、全体が均一に汚染されていると仮定した場合の被曝量であり、
汚れが一部分にこびりつく、スポット的な汚染をしている場合、
被ばく量は1万倍になることも考えられるそうです。

その場合は、ミリシーベルトのレベルの被曝になることも考えられるので、
注意が必要とのことでした。

また、65 Bq/kgの衣類は、
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「あの日から3年 厚労省日報ダイジェストを書き続けて」

厚労省日報ダイジェスト福島県版第839報・転載可を転載させていただきます。
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フクシマン・マサです。
昨日3月11日
東日本大震災から3年・・・
厚労省ダイジェスト福島県版を書きはじめて一年半が経過しました…
私は、3.11前は、「原発」のことなど何も考えていませんでした・・・
そのことについて何も考えずにいたら、
いつのまにか、自分は放射能汚染の中心地に立たされていました・・・
私は3.11から、
「自分たちの問題は、自分たちで判断しなければ、いつか自分自身が被害者となってしまう」
ことを学びました。
そして、今自分にできる精いっぱいのこととして、
「判断」する為の材料を伝えたいと思い、
福島の食品に含まれる放射能の情報や、
環境中の放射能の情報など、
一人一人の「判断」の参考にしていただけるような情報を、
発信するようになりました。
私の周りには、我が子のことを命がけで守ろうとしているお母さんがいる一方で、
1ベクレル以下の作物を作りたいと、有機農法に取り組みながら、農作物が売れずに、
苦しんでいる農家の方たちもいらっしゃいます。
(放射能に対する考え方に)温度差のある中で、どんな言葉でダイジェストを
綴ったらいいのか?
随分と悩み、試行錯誤を続けてきました。

3月1日の福島民報新聞の記事によれば、
昨年3月、第一原発が配電盤に侵入したネズミの被害により停電した時、
市内の食品関連業者は県外のスーパーから取引停止を通告された事があったそうです。
また、汚染水漏えいが発覚した直後、
家族連れを中心に予約のキャンセルが相次いだ宿泊施設があったそうです。

記事の中で記者の方は、こう胸の内を吐露していました。
(以下記事抜粋)
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フクシマに住む私の叫び「心筋梗塞やダウン症が増加の可能性!?国は至急調査を!

3月10日です。
11日です。②が届きましたので、読みやすくする為に一つにまとめました。
もし、前日読んだ方がいらしたら、申し訳ありません。
フクシマン・マサさんから、また、心が重くなる福島リポートが届きました。
厚労省投稿;福島の真実を伝える会 「福島日報ダイジェスト」
「フクシマに住む私の叫び(心筋梗塞やダウン症が増加の可能性!?
国は至急調査を!)」福島リポート 拡散可
 を転載します。
彼はこの拡散を願っています。家族・友人とこのリポートについて話し合って欲しいです。
福島はどのくらい涙を流さなければいけないのだろうか?
私達はどうやってこの苦しみを耐えていけばよいのだろう?
東電の人達も涙を流しているのだろうか?苦しんでいるのだろうか?
その中で再稼働を決断をする事が出来るのだろうか?
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福島県のフクシマン・マサです。

あの日・・・

3月11日が近づいてきました。

ダイジェストやフクシマンの福島リポートは、できる限り客観的な情報を
届けたいと思い書いていますが、
毎年、3.11が近づいてくると、当時の記憶や、悔しさがこみ上げてきて、
客観的になれない時があります。

3.11までの間、投稿の内容が、いつもと変わるかもしれませんが、
どうかお許しいただけたらと思います。

私が福島に住んでいて、今一番心配なこと・・・

それはやはり、健康問題です。

先輩が心筋梗塞でなくなった話を聞いたり、

友人に甲状腺の機能異常が現れた話を聞いたり、

同じ町内の方が白血病にかかった話などを聞く度に、

「いろいろな病気が、放射能の影響で増えているのではないか?」

と不安になります。

自分なりにいろいろ調べてみてはいるのですが、国や県が、
「病気別の疾患の増減の統計データー」
をきちんと調べてくれていないようなので、
判断材料がなく、ますます不安になります・・・。

例えば、白血病の増減について調べてみると、厚労省の「患者調査」(平成23年度)から、

福島県と、宮城県の一部だけが、除外されており、

福島県民は原発事故後の白血病の増減を、知ることができなくなっています。

厚労省に、福島を除外した理由を聞くと、「平成23年度は、震災があり、被災した福島や

宮城の病院からは、データーが集められなかった」と言っていましたが、

それならば、変わりに平成24年度に臨時的に施行するなど、特別予算を組んででも、

きちんとした調査を行ってほしかったと思います。
(※患者調査は3年に一度しか施行されておらず、次回の調査結果は
今年の12月に発表される予定)

先日の朝まで生テレビでは、
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1094日目・・・ブログ(郡山市の空手先生奮闘記)から3月11日当日の話

「今日は***日目です」という言葉から始まるブログの今日の記事を転載します。
この***日目という文字が毎日私の気持ちを引き締めてくれ、支えとなってもいます。
彼は私の頼みごとの大変面倒な部分を辛抱強く手伝ってくれてからのお付き合いです。
彼の友人のフクシマン・マサさんにも会い、二人と11年12月、一緒にご飯を食べました。
その半年後に二人とまた偶然会い「エッ~!何故此処で逢うの?」。
武道の先生として生きている彼から多くの教えを戴いてます。11日の体験をお読みください。
記事タイトル: 1094日目
http://ameblo.jp/4493/entry-11792303839.html?frm_src=favoritemail

おはようございます。
今日で震災から1094日目です。

2011年 3・11 から三年の月日が流れました。

今日のPM2:46にその瞬間は訪れました。

体感的には一ヶ月以上前から地震が増えはじめ、一週間前になると一日に何十回という
小さな地震が起き続けました。

さすがにみんなが口々に「これは異常だよね」と言い出した頃に
東日本大震災は起きたのです。

地震は三段階くらいで、ドンドンと巨大化していったように感じました。

三分弱揺れ続ける時間がいかに長いか……これ以上地震が大きくなったら終わりかも…
そんな考えが脳裏を過ぎるほど激しく長い時間でした。

東北の三月は寒く部屋では石油ストーブをつけていたので、火事にならないように
すぐに消化したのですが火はすぐには消えません。

もしストーブがひっくり返り、部屋の何かに引火したらそれこそ大火事になり大変なことに
なるので火が完全に消化されるギリギリまではストーブの近くにいようと決め、
本棚などが倒れて来ないように支えていました。

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3月9日東京の原発ゼロ大統一行動に参加された福島出身者の方の報告

3月10日:3月9日原発ゼロ大統一行動に参加された福島出身者の方の報告です。
今日だけでフクシマン・マサさんの福島リポート、福島での大集会、東京での大統一行動と
3人の方の報告を転載させていただきました。
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福島バッジプロジェクト ****さま、日比谷公園で活動されていたみなさまへ

こんばんは。

私は会津若松市出身で、東京都江東区在住の****と申します。
改めて、初めまして。

皆さまからチラシと福島県内用のバッジ5個を預かった後、
皆さまと分かれて国会包囲のデモに参加してきました。
お預かりしたバッジとチラシの配布結果を報告します。
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3月8日に行われた福島県・県民大集会の報告

3月10日:3月8日に開かれた県民大集会についての報告が届いたのでお伝えします。
内容は、集会の趣旨、招待者、参加者の発言、新聞の報道・個人の所感と続いています。
福島からのメッセージとしてお読みください。あらおさん、ありがとうございます。
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みなさま
 参加された方も多いと思いますが、8日の福島県民大集会の様子をお伝えします。
 (重複投稿。拡散OK)
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『原発のない福島を!県民大集会』の概要報告(郡山会場に参加して)
・3回目の3.11を前にした2014年3月8日。郡山市と福島市といわき市の3会場で
5300人の人が参加して行われた。
呼びかけ人は、福島大学・清水修二氏など。浜通り8町村が後援した。
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福島 被ばくの実態・・・・バッジプロジェクトを支えてくださる或る方のブログから

3月9日:バッジプロジェクトと支えてくださる或る方のブログから転載します。
多くのサポーターさんが福島バッジプロジェクトの活動を支えてくださいます。そして・・
それだけでなく、私達自身をも支えてくださいます。3月9日の今日も日比谷公園での
集会に何人かのサポーターさんに声かけられました。近況報告だけでなく、
他愛ないおしゃべりもします。元気の出るひとときです。
そしてメールで、電話で、手紙で、ブログで・・・教えられる事ばかりです。
いつもありがとうございます。
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http://mamitti8.blog.fc2.com/blog-entry-124.html
福島 被ばくの実態

311を前に、東日本大震災関連のテレビの特集が多く組まれている。
その中で多くのお年寄りが狭い仮設住宅の中で窮屈そうに暮らしている。
そして、避難解除された地域の人たちは、実際には帰れないのに援助を打ち切られている。
84歳のおじいさんが、月4万の中で、お米も味噌も買わなくてはならない。お金がないと、、。
避難先を点々としている間に奥さんは体調を崩し肺炎で亡くなられたと。
切ない、悲しい。でも、私にはどうしてあげることもできない。

子どもたちも除染がすんだということ?で、学校に通って、避難しなくていいと。
草地には放射能が高いから入ってはいけない、
水もあぶないと低線量被曝を強いられている。

福島の人が、「私たちはモルモット」というのを聞いたとき、瞬間に思った。
違う、モルモットにさえなっていないよ! 見捨てられているということなのだよ!!
と思った。

アメリカは、広島に原爆を投下した後、ABCC・原爆傷害調査委員会
(げんばくしょうがいちょうさいいんかい、Atomic Bomb Casualty Commission)
をつくった。
16万人の被ばく者について被ばく状況を調べ、7500人を解剖したと書かれている。
そして、1995年現在で生存している12万人の被ばく者についてなくなると死因を追跡し、
2年に一度の健康診断をおこなっており、8万人の被爆二世、2800人に
体内被曝者についても追跡調査がされている。
これは、本当にモルモットにされていると思う。
被ばくについての状況調査をし、その後の変化を健康診断という形で追い続け、
ただし、診療はしないという。
さらに亡くなったら、死因を追求し、臓器を調査資料として要求している。
ABCCについては
http://blogs.yahoo.co.jp/mitokosei/26276180.html
しかし、今の福島はどうか?
被ばく状況をちゃんとした形でききとり、記録し、管理しているということをきかない。

私が知らないだけ?
子どもたちが甲状腺以外、血液検査などを行って、経過を見られているということも聞かない。

ちゃんとしたデータもとられていない、つまりモルモットとしてもちゃんと管理されていないと
いうことだ。漠然と福島の人が死んでいったとうことにされてしまう。

閣僚が「原発事故で死んだ人はいない」と言い切る。
原発は関係ありませんというために、まともな基礎データの収集さえしていないのだ。


ここではっきりしてくるのは、福島の人々を見捨てている国の姿。
そして、今経験していることを科学的に考えようとしない姿勢は、今後の事故や事態にも
責任を持って対応しないという国の姿だ。
福島をみすているということは、つまり日本全体の人々を見捨てるということなのだ。


自分で考えて、自分で行動して、生きていかなければ。
国は決して助けてくれない。

2014.03.08

フクシマ或る避難者の叫び「現実を忘れたくて・・・酒だけが逃げ場」福島リポート

3月9日:フクシマン・マサさんからの転載です。
福島の心をお届します。マサさん、いつもありがとうございます。
私は彼の字を読んでいると、まるで彼から直接話を聞いてるような気持ちになります。
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福島県のフクシマン・マサです。

あの日・・・

3月11日が近づいてきました。

ダイジェストやフクシマンの福島リポートは、できる限り客観的な情報を届けたいと思い
書いていますが、毎年、3.11が近づいてくると、当時の記憶や、悔しさがこみ上げてきて、
客観的になれない時があります。

3.11までの間、投稿の内容が、いつもと変わるかもしれませんが、
どうかお許しいただけたらと思います。

私は福島県で老人介護の仕事をしています。

自分のブログのタイトルを、フクシマンの福島リポートとしているのは、
フクシマへの思い入れと、福祉(フクシ)の仕事への思い入から、
「フクシマンの…」というタイトルを選んでいます。

今日は福祉のフクシマンとして、とても印象に残る記事と出会ったので、
紹介させてください。

避難生活の絶望からアルコール依存症になってしまった、
ある避難者の苦しみを伝える、記事です。

メールで読みやすいように改行してみましたので、よかったら読んでみてください。

福島民報新聞(平成26年3月4日)
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フクシマのお年寄りの叫び「劣悪な環境で何とか生きる」福島リポート

福島の声です。転載します。
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福島県のフクシマン・マサです。

あの日・・・
3月11日が近づいてきました。
ダイジェストや福島リポートは、できる限り客観的な情報を届けたいと思い書いていますが、
毎年、3.11が近づいてくると、当時の記憶や、悔しさがこみ上げてきて、
客観的になれない時があります。
3.11までの間、投稿の内容が、いつもと変わるかもしれませんが、
どうかお許しいただけたらと思います。

私は福島県で老人介護の仕事をしています。
現場で働いていると、沢山のお年寄りが3.11以降、
急速に認知症や要介護状態になっている現実に直面します。
3月5日の福島民友新聞によれば、
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健康診断を受けて改めて福島の問題を考える

3月8日:ある人から年1回の健康診断に出かけ、医師の問診で甲状腺障害の疑いを
指摘され、甲状腺の検査を受けて病名を診断されるまでのメールをいただきました。
改めて改訂版を戴きましたので、差し変えさせていただきます。
「関東地方の人も全国の人も是非甲状腺の検査を皆が受ける事を勧めたい。
記事にして拡げてください」との事。必要な情報満載です。
S.N.さん、ありがとうございます。
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健康診断を受けて改めて福島の問題を考える
~甲状腺検査について私の体験談とホールボディ検査について~

神奈川県在住 S.Y.男性

1.年に一度の健康診断
私は普段から食生活に気を付けていて、塩分・糖分・油分は控えるようにしている。
そのおかげか、今までは健康診断で特に異常が見られなかった。
さて、今年も健康診断の時期が来たので、2014年2月に神奈川県内の総合病院で
健康診断を受けた。胃がん検診では、バリウムを飲み検査台にのって検査を受けた。
いつもは別室で検査技師がマイクを通して指示を出していたが、今回は放射線防護服
を身に付けて検査台の近くで指示を出していた。
一通り検査が終わり、気になったので30代と思われる検査技師に、一日に従事する
検査時間と被曝量などについて質問をした。
検査技師の男性は、検診の際の放射線量はだいたい分かっているし、ガラスバッジで
総量をチェックしているので問題ないとの答えだった。
その時、始めて間近でガラスバッジを見た。
インターネット上で福島の子どもたちが付けているガラスバッジのことを思った。
全ての検査が終わり、女医の問診を受けた。
聴診器で検査を受けた後、触診を受け顎を上に上げ、唾を数回飲み込むと、女医は
「甲状腺の腫れが気になりますね。甲状腺科で診察を受けて下さい」と言われた。
この検査は、昨年まではなかった検査だった。
甲状腺異常と言う言葉が気になった。
この検査は、福島の原発事故と関係あるのか質問をしたが、女医はポカンとした顔を
していた。
福島原発事故後、首都圏にも多量の放射性物質が飛散したことは周知の事実で、
インターネットで情報を共有している私たちは、自分がどれほど被爆しているのか
気になるところだ。
甲状腺障害については、医療機関は厚労省からの通達があるのだろうか、
福島原発事故との関係性には触れない。
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2.専門病院を探し甲状腺の検査を受ける
甲状腺障害の疑いがあると聞かされ、内心穏やかではなかった。
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関久雄さんの詩「うらやましい」・金曜日抗議行動で読ませていただきました。

3月7日:今日は官邸前抗議行動の日・・だったのではなく、9日の大集会の前のお休み日。
でもファミリーエリア改め「希望のエリア」と官邸前はオープン?しました。
3.11も近いので、福島の詩を読ませていただきました。
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◇関久雄さんの創作詩「うらやましい」
私はみなさんがうらやましいです。
マスクをつけずに空気を吸えることが。
私はうらやましいです。
家族や友人や地域の人と別れずに暮らせることが。

私はうらやましいです。
普通に野菜や魚、お米が食べられ、水が蛇口から飲めることが。
山や川で遊び、グラウンドをかけ回り、虫や犬や草や木にふれることができる。
春は山菜をいただき冬には薪(まき)で暖をとる。
落ち葉やわらでたい肥をつくり自然と共に暮らしていける「当たり前の暮らし」がうらやましい。
私はみなさんがうらやましいです。
子どもをたった一人で見知らぬ土地に送り出さなくてもいいことが。
避難をめぐって、「そんなこど、やっこどねえ!」と言い争い、家族がバラバラに
なることがないこと、家族、友だち、ふるさとを捨てなくてもいい暮らしのあることが。

でも、うらやましがっていても詮(せん)ないことです。
私と私の家族はそんな道を進んでいくしかありません。
どうか、できるところでかまいません。福島を助けてください。
そして、原発を止める動きに立ち上がってください。
なぜなら、この日本列島に暮らす限り震災は免れません。
そして原発事故に備えてください。
家具は倒れないように。ガソリンや水、食料、合羽を用意してください。
どこに逃げたらいいかを考え、線量計を用意してください。
必ず地震は起きます。10年後かもしれないし明日かもしれません。
誰の上にも放射能は降ってきます。だから支え合う仲間とつながってください。
あなたとあなたにつながるすべての人を守るために、福島の教訓を生かしてください。

福島県の損害賠償金に関する情報・・・二本松の方からの情報です

3月7日:福島の爆発による損害賠償金の事、県外に住む人にとっては人様のお金の事
なので、なかなか情報を得る事に対して遠慮しているかもしれません。
メディアからの情報を、福島の方が県内で発信されているのを知り、転載の許可を
頂きました。
この問題に対しての福島の声を県外の方々に理解していただきたいと思います。
そして、どのような形の支援の可能性のヒントも声を聞く、声を読む事から始まる
ような気もします。・・・・・・でも、この方のおっしゃるとおり、
“このような状況下で日本列島の原発が再稼働され、再び事故が起こった場合を考えると
これは福島だけの問題ではないのは言うまでもないことです”・・・・
・・・なんとも言えません。おっしゃる通りです。
転載許可をいただく為にメールで連絡したお返事も含めて掲載します。
私のお願いに誤解を与えないようにと配慮された文章を作り直して送ってくださいました。
Sさん、ありがとうございます。お手間をおかけしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・
情報はメディアからの情報ですから、拡散することは基本的には問題ありません。
ただ、周辺の関連の状況をある程度理解していただいていないと分かりずらく、
誤解も生じるかもしれません。

それで、必要最低、下記のような形で流してもらうのが良いだろうと考えました。
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福島の損害賠償金に関する情報を福島県二本松市の一市民 ”S” から発信いたします。
既にご存知の方も多いと思いますが
直近のメディアからの情報をおつなぎ致します。
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自主避難地区で賠償金一人150万円が出る!

月刊誌「東洋経済・3月号」などによると、東電との損害賠償請求について次のような
動きがあった。
福島県北にある霊山町小国地区323世帯(約1200人)がADRで東電に損害賠償請求を
していた。
この地区は特定避難勧奨地域に接していて、年間20msvを少し下回る線量のいわば
自主避難地域である。

こういう自主避難地域の住民に対して今まで東電は賠償金を大人一人当たり12万円で
打ち切る姿勢をとっていた。
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年間1ミリ超の引越支援&原乳検出下限値以下・・厚労省日報ダイジェスト

3月2日:厚労省日報ダイジェスト福島県版第836報・転載可を掲載します。
引越支援についての新聞記事の説明があります。
私事ですが、昨夜遅くまで電話で福島の友人と真剣に引越について話し合いをしました。
友人はこの記事には気づいた様子はありませんでした。
でも、こういう移住政策が出来れば、本当に、本当に有難いです。
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厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」によれば、平成26年3月3日(月)。
この日は原乳8点(県内全域)の検査が行われ、全て検出下限値以下でした。
(<Ge4.5~6.6Bq/kg以下)

今日は、検体数が少なかったので、最近の新聞に載った、気になる記事を
紹介させてください。
2月27日の福島民友新聞によれば、新党改革が、年間1ミリシーベルトを超える地域にすむ
住民が「希望」する場合、「移住」や「(将来の帰還を見据えた)引越」の支援をするよう、
「移住政策」を提言してくれたそうです。
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青森に避難された方々と六ヶ所村の方々に伝えたい事・・Sさんからのメッセージ

福島県のSさんが本日3月4日の福島民報の各面の記事を紹介してくださいました。
*はSさんの見解です。
理由は、福島から青森に避難された方々や六ヶ所村の方々に伝えたい事があるそうです。
皆さんはどちらに住まわれていますか?青森に住む方をご存じですか?
Sさんからの伝言をお伝えします。青森の方にSさんの話を伝えてください。
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【拡散希望】本日3/4の福島民報より;(詳しくは紙面にて。※印はSの見解です。)
30面

○本県から宮城県に避難した22世帯58人は3日、原発事故で精神的苦痛を受けたと
して、国と東電に対して計24億4千7百6十万円の損害賠償を求め仙台地裁に提訴した。
※ たくさんの方が提訴されると良いと思います。特に青森に避難した方が提訴して
くださり、いかに大変な被害だったかが六ヶ所村の議員さん方の心に届けば、再処理工場
の稼働は見送られ、工場がただの化学工場として生まれ変われば、福島の低線量被曝の
影響が認められるようになるのではないでしょうか。
何しろ、六ヶ所村の再処理工場は通常運転で環境中に放射能がばらまかれる
(原子力資料情報室)ことが、当の六ヶ所村の住人、議員さん方に知らされていない
事実があります。
良いことだけ知らせ、都合の悪いことを伝えない、福島で行われた手口と同じです。
六ヶ所村の議員さんたちは、無知を利用されていることに早く気づいてほしい…。
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フクシマがん検診強化キャンペーン  厚労省日報ダイジェスト福島県版

3月2日:フクシマン・マサさんの厚労省日報ダイジェスト福島県版第832報を転載します。
県内の新聞の情報の傾向を書いてくださっています。お読みください。
昨日は保養関係の講演会に出かけましたが、福島の八方塞の状況の中で、多くの心ある
方達が頑張って苦しみながらも多くの情報を提供してくださっています。
小学校へのガンのパンフレットもなんとか県外の方に伝えたいと思っていたので、
こんな悲しい情報もこのように活字にしてくださって嬉しい?!
フレー!フレー!福島の人達!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
厚労省の「食品中の放射性物質の検査結果について」によれば、平成26年2月25日(火)。
この日は野菜類3点(ホウレン草・クキタチ菜・イチゴ)(中通り地方)の検査が行われ、
全て検出下限値以下でした。(<Ge6.2~11Bq/kg以下)
今日は、検体数が少なかったので、この日の新聞に載った、気になる記事を紹介させて
ください。

2月25日の福島民友新聞には、「原発事故 がん影響小さい」~住民被ばくデーター分析~
という記事が、大きな見出しで、3面に報道されていました。
記事によれば、福島大や京大などのチームが調査を行い、原発から20~50キロ離れた、
川内村・南相馬市・相馬市の住民約460人の被ばく調査データーを分析したところ、
最大でも、生涯に癌にかかる「確率」は、1.06ポイントしか上昇せず、白血病は
どの地域でも、ほとんど上昇しなかった。
したがって、「原発事故によるがんへの影響は小さい」という内容の記事でした。

このところ福島の地元紙には、このような「被ばくによる癌への影響は考えにくい」という
記事が、連日2面や3面で、大きく報道されています。
続きを読む

子どもを幸せにしたい気持ちはみんな同じ・Sさんのつぶやき・・3月1日福島の新聞から

3月1日:マメに新聞の記事の書き起こしをしてくださるSさんの3月1日の新聞からです。
どのような情報が福島で読まれているのか、参考にしてください。
新聞情報なので、名前はアルファベットで書きなおしました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
きょう3/1の福島民報の記事を、一部略して紹介します。
それにしても、県も市もホールボディカウンターの結果を相変わらず
「全員が一ミリシーベルト未満でした。健康に影響なし」とし、安心させ過ぎています。
内部被曝で一ミリなんて、とんでもない危険な数値。人を疑わない、善良で無知な市民ほど、
健康被害が出ることが予想されます。行政も、新聞社も、再稼働させたいグループに
誤魔化されないよう、住民の「かしこい用心」を妨げないよう、情報の出し方を工夫して
ほしいと思います。

8面;
「支え合い 溝を埋める 子どもを幸せにしたい気持ちはみんな同じ
母親同士 絆強く福島 自主避難者 帰郷の動き」
東京電力福島第一原発事故で、県外に子どもを連れて自主避難した本県の母親らに帰郷の
動きが広がっている。
夫と離れた二重生活が続き、経済的にも限界を感じてやむを得ず戻った人も多い。不安を
抱える母親たちが地元で支え合う取り組みも出てきた。
二本松市のAさん(36)は避難先の山形市から戻った一年前、友人とグループ
「アースエンジェルス」を発足させた。
放射線への不安や夫のこと、日々口にする野菜や子育ての悩み…。月に二回、母親たちが
自由に語り合う「ガッツリお話会」を開き、キャンドル作りなども楽しむ。放射線量が
少ない地域に、子どもを週末などに避難させる保養の相談会を開くと約2百人が集まった
ことも。「まだまだ心配で、保養を必要とする人はたくさんいる」と実感した。
山形から福島に戻った後、半年間ほど自宅の外に出ていないという母親がグループの
活動に参加した。「来て良かった」と打ち明けるのを聞いて、安心して自分の本音を話せる
場所がないのだと胸を痛めた。

山形県から帰郷した母親のグループ「アットホームママーズ」代表のBさん(46)も
「戻っても不安な気持ちを安心して吐き出せる場をつくりたかった。
同じ避難経験をした母親なら受け止められるのでは」と話す。避難した母親、残った母親、
さまざまな自乗から避難したくてもできなかった母親…。Aさんは「子どもを幸せにしたい
気持ちはみんな同じ。原発事故で福島の母親の間に生まれた溝を埋めたい」。
Bさんも「福島に残っていたお母さんたちとのかけはしを広げていきたい」と話した。

「相談員は本県避難者 秋田 子育て、夫… 会話が弾む」
秋田県は福島、宮城、岩手県から避難してきた12人を相談員として雇用。相談員は
月一回程度、自分と同郷の避難者の見回りをしている。「避難者同士でしか語れない
福島のことや放射線のことを話せるのでありがたい。」郡山市から秋田県に移った
40代女性は、同様に本県から避難している女性相談員の訪問を受けている。
一時間近く、子育てや、福島に残る夫のことを話し合う。秋田県では現在、20市町に
約440世帯1090人の被災者が暮らしている。秋田県被災者受入支援室の新開主任は
「福島、岩手、宮城はそれぞれ事情が違う。同郷同士の方が会話が弾むと思い、
相談員と見回りを受ける人の出身地を合わせた」と話す。
2012年5月から相談員を務める本県の30代女性は、放射線への不安から夫を残し、幼い娘
と秋田市で暮らしている。「二重生活を維持するため、働くことが必要だった」福島の
避難者を訪ねると、気持ちが重なる部分が多く「分かります」と相手の話をスムーズに
聞ける。相手から電話がかかるときもあり、「頼ってもらえることがうれしい。」
自分はまだ「福島には帰れない」と考える一方で、故郷に戻る人を見送ってきた。
「置かれている状況や考えは違うし、それぞれが最善と思える選択をしてほしい」と願う。
新開主任は「秋田の取り組みが一つのモデルになれば」と話している。

金曜、官邸抗議行動・希望の星エリアで「3.11に向けての福島からのメッセージ」

本日2月28日で、金曜日・官邸前抗議行動のファミリーエリア改め[希望の星エリア]から、
福島県二本松市の方からの「3.11に向けての福島からのメッセージ」を
読ませていただきました。

やはり「3.11に向けての福島の方のメッセージです」と最初に話すとシーンとなり、
一語一句言葉を真剣に聞こうという雰囲気になり、時々、「そうだ!」とかドラムが
鳴ったりと私の読む事を力づけてくれました。
希望のエリアいにいた皆様ありがとうございました。
以下、「3.11に向けた福島からのメッセージ」を掲載させていただきます。

2014年「 3.11メッセージ 」
みなさん! あの忌まわしい福島第一原発事故からまる3年を迎えようとしています。
ご承知の通り、福島原発は収束どころか大きな問題を抱えたままです。
昨年暮れに次のような川柳をみかけました。「コントロールしているとウソをつくシンゾウ」。
まさにこの通りです。汚染水は流れ続けています。廃炉までの道のりは手探り状態で、
リスクを抱えながら世代を越える長期戦になります。
現在、依然として十数万人の福島県民はじめ多くの人が過酷な避難生活を送っています。

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福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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