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福島バッジプロジェクトは、福島の人達が「原発はイヤだ」と意思表示を出来る場を作り、その福島の人々の心に呼応して、同じ意思表示を日本中のだれもが出来るような場を作る事を目的として設立しました。

関久雄さんの詩 「直訴」

Facebookに掲載された関久雄さんの詩「直訴」を掲載します。
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詩の投稿「直訴」
 本日、11月28日より12月2日(金)まで、ひだん連の活動で、福島県庁にて自主避難者への住宅支援打ち切りをするなとの申し入れを行っています。12月4日は全国集会とデモがあるようです。皆さん、結集をお願いします。
 さて、朝、8時前から入り口でスタンディング。そして知事への直訴状を持っての行動を行いました。しかし、内堀知事は会おうともしません。今日は定例の記者会見がある部屋の前で粘っていました。やがて出てきましたが、こちらを見向くこともなくどこかに行ってしまいました。県の担当者は「きちんと伝えます」と言い、「避難者の方には個別に対応していますから」というばかりです。もう福島は線量もさがり、避難しなければならない状況にはないというのですが、放射能の影響は個人差があります。低線量でも影響を受ける人もいるのです。そもそも加害者で責任ある国や東電が、安全かどうか戻れるかどうかを決めるのはおかしい。戻るかどうか、安全かどうかは私が決めるのだということです。
 そんな思いを詩に書いて見ました。写真は県庁前の行動、直訴状を持っての申し入れ。
 風邪を引いたみたいで頭が痛いです。今夜は早く寝ましょう。

「直訴」               
                                           2016、11・28
県庁前に 
冬の雨ふる 雨ふる
こごえながら ぬれながら
わたしたちを追い出さないでの バナーにぎるひと
知事に 会わせてください
知事は なんで会わないのですか 
県庁の廊下 ふいに開くとびらから 
定例の 記者会見を終えたウチボリ知事
自主ひなん者の住宅支援 打ち切らないで
わたしたちの声を聞いて
直訴 じきそ ジキソの声 だども
ふり向きもせず 取りまきと立ち去るウチボリさんの背中に
「県民の声を聞くのが 知事の仕事でねえのが」の ば声とぶ
廊下で1時間半 押し問答
けっきょく 直訴状は担当の職員に
あしたも 直訴状もって来るぞ
県庁前に
冬の雨ふる 雨ふる
ふるえながら うおうさおうしながら
自主ひなん者は 4か月後には追い出されるのか
帰れない者は どごさ行けばいいのか

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以下参考までに:
原発事故被害者の切り捨てを許さない!12・4集会とデモ
日本政府と福島県による、自主避難者の住宅無償提供打ち切りは、すでに社会的、経済的にダメージを受けている避難者を切り捨て、救済をせず無権利状態に陥れることになり、人道上も許せることではありません。また、このことは原発事故被害者全体の今後に大きな悪影響を及ぼすことになり、認めることはできません。
私たちは12月6日からの福島県議会に、自主避難者の住宅無償提供の継続を求め、請願書を提出します。

これに向けて、11月28日(月)から12月2日(金)までの1週間、県庁前アピールと内堀県知事に直訴する連続行動を行い、12月4日(日)は4団体共同の全国集会とデモを開催します。
和製パンク「切腹ピストルズ」も全国から集結して一緒に福島の街を練り歩きます。参加する方の鳴り物、踊りの飛び入り大歓迎!
原発事故被害者の切り捨てを許さないために、是非、ご参集ください!
<福島県庁アピール&知事に直訴 連続行動>
11月28日(月)~12月2日(金)
8:00~9:00 県庁前アピール(県庁駐車場前歩道集合)
アピール後、知事室に 直訴行動 知事に訴えたいことを書いて持参ください。


<原発事故被害者を切り捨てるな!
自主避難者の住宅無償提供継続を求める4団体共同全国集会in福島>
12月4日(日) 福島県教育会館 
           福島市上浜町10-38 
           TEL:024-523-0206
12:30 開場
13:00 開会
15:00 デモ行進福島県庁まで 先導「切腹ピストルズ」
16:00 終了予定

自主避難者の住宅無償提供の継続を!

ひだんれんからのお知らせをお伝えします。
自主避難者の住宅無償提供の継続を求めて、福島県議会への
アピールと全国集会、デモを開催します。
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【緊急拡散お願い!】
 日本政府と福島県による、自主避難者の住宅無償提供打ち切りは、
すでに社会的、経済的にダメージを受けている避難者を切り捨て、
救済をせず無権利状態に陥れることになり、人道上も許せることでは
ありません。
 また、このことは原発事故被害者全体の今後に大きな悪影響を
及ぼすことになり、認めることはできません。
 私たちは12月6日からの福島県議会に、自主避難者の
住宅無償提供の継続を求め、請願書を提出します。
 これに向けて、議員への働きかけ、また、11月28日(月)から
12月2日(金)までの1週間、県庁前アピールと内堀県知事に直訴
する連続行動を行い、12月4日(日)は4団体共同の全国集会と
デモを開催します。
 和製パンク「切腹ピストルズ」も全国から集結して一緒に福島の
街を練り歩きます。
 参加する方の鳴り物、踊りの飛び入り大歓迎!
原発事故被害者の切り捨てを許さないために、是非、ご参集ください!
切腹ピストルズの動画はこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=fLDlB0TtXk4

<福島県庁アピール&知事に直訴 連続行動>
11月28日(月)~12月2日(金)
8:00~9:00 県庁前アピール(県庁駐車場前歩道集合)
9:00~17:00 直訴行動 知事に訴えたいことを書いて持参ください。
           参加される方は下記連絡先にご連絡ください。

<原発事故被害者を切り捨てるな!
自主避難者の住宅無償提供継続を求める
              4団体共同全国集会in福島>

12月4日(日) 福島県教育会館 
           福島市上浜町10-38 
           TEL:024-523-0206
12:30 開場
13:00 開会
15:00 デモ行進福島県庁まで 先導「切腹ピストルズ」
16:00 終了予定
主催団体:・原発事故被害者団体連絡会 
・原発被害者訴訟原告団全国連絡会
     ・避難住宅問題連絡会 
・「避難の権利を求める全国避難者の会」
賛同団体:・原発事故被害者の救済を求める全国運動 
・避難の協同センター
      ・福島原発震災情報連絡センター
連絡先 :ひだんれん TEL:080-2805-9004
           E-meil: hidanren@gmail.com

福島からのメッセージ(チラシの文章)

福島バッジプロジェクトの今年10月から配っているチラシの中の文章です。
中通りに住む方にお願いした「今の思い」を書いていただきました。
再度、このブログに掲載させていただきます。

当たり前の生活が突然無くなり、不安の中で生きていく・・・福島に住むという、
おもてに見えない葛藤、そして福島県外の人へ「未来の為に逃さないでほしい」
と思いを抑えて願う心にどう応えるか、日本に住む人々にこの思いが
届くようにと願います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福島原発が爆発したあの日、
        私の目の前にある全てが永遠では無くなった
当たり前にあるどれもが怖いと感じるようになった
呼吸は浅く深呼吸などする気持ちになれない
原発由来の核種は浄水器では取れないためミネラルウォーターを買う
毎日、壊れた原発からの風向きや台風を気にしながらすごす
当然、放射能が降り注いだ事実のあるこの場所は
風が吹かずとも線量計が放射線を拾うたびに赤く点滅する
除染作業が急がれるこの町では、ダンプが頻繁に行き交い
通学路であっても容赦なく走行し
          道端の乾いた土埃を酷く舞い上げている
そして、少なくとも今回の原発事故の影響はないだろう・・・・
そう思う遠い地域の野菜を買い求め生き続けている
目に見えず匂わず「直ちに影響がない」
           フクシマに降り注いだ放射能の影響から
今でも様々な制限のある生活を強いられている
確実に被ばくしたあの日、
      あの時から一度もここに留まることを選んでいるのではない
避難移住の権利が与えられず、
      補償が無い地域の住民をそうするしか無い構図の中に置く
それは国が勝手にしていることだが私には打開の手立てがない
さらに、構図を確立させるために
       様々な基準値を引き上げ逃げ遅れる人々を作りあげた

今は大丈夫なの・・・
〜今までのように安心して暮らせるのだよ〜
そう、国は言い続けている

それでも、あの日から不安が無くなったことなど1日すらない
住宅支援が打ち切られれば帰還しなければならない人々が現れる
でも、この町の内側はあの時から何も変わらず、
       安心して帰還出来るという保証もない
かっての里山には、
       今では積み上げられたフレコンバッグの山がある
それらは無言で、今のこの町を物語っている
悲しいことに子供は生れ落ちた時から小児健康診査を受ける
これは非常事態が続いているということではないのだろうか

除染を見続けフレコンバッグの山を里山とする環境で育つ
悲しみの中にある我が町の風景は、
       後に当たり前と呼ばれるようになるのだろうか
この世に生まれ落ちてから当たる前にあった私の空気、水、風、土
原発事故が起きた今はすでに元に戻すことは不可能で
                         全てが被ばくを意味する
フクシマでは当たり前で無くなったものがまだあなたの前にあるのなら、
しっかりと握りしめた未来の為に逃さないでほしい、そう願う
              (福島県中通り 在住)

福島の仲間にpdfで送られてきたメール

バッジプロジェクトの仲間だけでなく、福島の友人とメールで、電話でやりとりしていると、「友人が・・」「近所の人が・・」「同僚が・・」「親戚が・・」「子供が・・」といつの間にか、そんな話になっていくことが多いです。
姿が見えない・・・、来なくなった・・・、辞めた・・、病気になった・・・、亡くなった・・・、手術・・・、お葬式から戻ったとこ・・・、どす黒い顔してた・・・・・・延々と続きます。胸が詰まるような会話ばかりが続きます。
心優しい友人たちは会話の終わりに、ことさら明るい声で、
「でも頑張らなくっちゃ・・・」
「そうね」と言わないと友人との関係にヒビが入るかもしれない。
でも頑張るべきは東電でしょ!政府でしょ!県でしょ!

おかしくないですか!?
なんでこんな会話ばかりになるのって、おかしくないですか?
誰でも知っている答え、
でも表向きには誰も言わない言葉「原発」「放射能」「東電」
そのような会話もだんだん、関東圏でも聞こえてきています。

福島の仲間からメールに何の説明もないまま、pdfで添付された一つの文章が送られてきました。転載させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・

最近、世界中で異常気象や大きな地震が頻発しています。
建物が崩れて人が亡くなったなどの被害ニュースに、心が痛みます。

東日本大震災から5年が過ぎ、公共施設や学校では耐震強度の工事が急ピッチで進んでいるよう です。
東京下町の木造住宅密集地で、国から補助金を出して耐震強度工事をするような動きがあるよ うですが、実際に住民は「300万円を補助してもらっても、実際にかかるのは何千万円もかかるんだよ。ウチじゃあ無理だ...」っと。
危険と解っていて住み続けなければならないのです。

同じ様な事で、「あなたのお住まい地域は放射線量が高いです!!」と言われても、他に移住出来 る人はどの位いるのでしょうか。
私の夫は8月に骨髄由来の血液の病気を発症し、急遽入院しました。
アメリカに住む娘は、「そ こに住んでちゃダメよ。こっち来たら!?」と言います。
復帰後に仕事の事や高齢の両親など、直ぐに行ける状態ではありません。
むしろ、不可能かも...。
殆どの人がそうでしょう...。
危険だと解っていても住み続けるしかないんです。

バッジプロジェクトは、とても尊いもので携わる方々の地道な働きには頭が下がります。
ノーベル平和賞受賞者のマザーテレサは「私達の働きは大海の一滴に過ぎません。
でも、これを止めたら大海にも一滴足りなくなります。」と名言を残されました。

バッジプロジェクトのある方から「〜は物凄く線量が高いんですよ。」と言われました。
「だからってどーしょもないでしょ...~_~;」
私は震災後間もなくから頻繁にその辺のゴルフ場に行ってました。

尊い一滴が「バッシャーン!!」と全身ずぶ濡れになるような気がするのはアタシだけ

[福島日報ダイジェスト] 「お母さんたちの声」 甲状腺検査縮小について

県民健康調査検討委員会で甲状腺検査縮小される方向が示されているようです。子供を持つ多くの母親たちの間で動揺が拡がっているように感じますが、その声や思いはかき消されているように思います。
福島日報ダイジェストのブログを転載させていただきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[福島日報ダイジェスト] 「お母さんたちの声」 
 甲状腺検査縮小について

http://ameblo.jp/4493/entry-12199466759.html?frm_src=favoritemail

郡山の池田雅之です。

9月14日に県民健康調査検討委員会が開かれます。

県民健康調査委の星北斗座長は

「甲状腺検査について、縮小・拡充など、いろんな意見があり、議論すべきタイミングにきている」とのべ、
14日に、甲状腺検査見直しの議論が行われる見通しになっています。

甲状腺検査縮小の議論は、
お父さんお母さんたち当事者の声が不在のまま、
えらい人たちの間だけで
決められていっている気がします。

実際のところ、
お母さんやお父さんや子供たち当事者は、
どう感じているのだろう?
それを聞いてみることが大切ではないかと思い、
自分の身の回りの人たちの声を聞きたいと思いました。

しかし、甲状腺の問題は
福島ではタブーとなっている話題であり
気軽には聞きづらいので
質問の仕方に、ひと工夫、加えてみました

県小児科医会の甲状腺ガン検査縮小の提案を紹介する記事と、
家族の会が甲状腺検査拡充を求めている記事と、
2つの記事を並列にならべ、
どちらの立場にもよらないフラットなスタンスで

「どう思いますか?」

と聞いてみました。

すると、これまでは放射能の話に耳を傾けてくれなかったお母さんたちが、
ビックリするぐらい率直な思いを教えてくれました。

その一部を紹介させてください

お母さん①
「子どもに嚢胞があると言われ、不安な気持ちがある。
きちんと検査をうけさせたいが、学校の集団検診から甲状腺検査が外されると、うけさせづらくなる。
集団検診は続けてほしい。」

お母さん②
「不安な気持ちがあるので検査は縮小してほしくない。
検査が遠いところだと受けさせるのは大変なので、近いところで気軽にうけられるように、検査体制を充実させてほしい。」

お母さん③
「子どもが成人し、県外に出てしまうと、どうやって検査をうけさせたらいいのか?わからなくなる。
県外に出ても、気軽に検査をうけられる体制を作ってほしい。」

お母さん④
「自分のように子どもが思春期に入ると、多感な時期だから、親が甲状腺検査をうけてほしいと思っても、子どもが受けたくないと言う時もある。
だからこそなおさら、学校の集団検診に甲状腺検査は入れてほしい。
集団検診から外されてしまったら、思春期の子供に甲状腺検査をうけさせるのはどんどん難しくなると思う」

お母さん⑤
「安全なのか?心配なのか?正直わからないけれど、今はまだ不安がある。
不安なうちは、しっかり検査は受けさせたい。
たぶん、私ぐらいの子どもを持つおかあさんは、みんな同じ思いだと思う。
そうしたお母さんたちの声にもしっかり耳を傾けて、きめてほしい。
親の声をきちんと聴かずに、偉い人たちだけの中で、決めてほしくない。」

こうした声を、
どうすれば、検討委の先生や行政に届けられるのか・・・?
自分には、今はまだわかりませんが、まずは、
自分の身の回りにいる人と、
率直に話しあうことから始めるしかないのかなと感じています。

自分の身の回りに
小さな世論を作ることができなければ、
大きな世論も作れないと感じるからです。

今自分にできることを、
一歩一歩積み重ねてゆきたいと
思っています。

郡山市 池田雅之
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Author:福島バッジプロジェクト
福島から声を出さなければ、原発は止まらない・・声を出せるような環境創りをし、又、声を出さなくとも意思表示をしようという事で始めました。このブログを通じて、多くの方に活動をご理解いただき、福島と共に歩んで欲しいと思います。

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